氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ご老中。「すいじゅう」さんです。
ご老中。「すいじゅう」さんです。
海の水のうえに住んでる妖怪で、
顔は美しいけれど、欲針(よくばり)という針が体に生えてて、
ものをとりあげたり壊したりして
ひとびとを困らせたりするとやら。
顔は美しいけれど、欲針(よくばり)という針が体に生えてて、
ものをとりあげたり壊したりして
ひとびとを困らせたりするとやら。
天保のころに描かれた戯文にみられるもので、
水野越前守忠邦を諷したもの。
水野忠邦さま妖怪のなかでは水獣がいちばんきゅあんであり、
田沼さまのまいないつぶれと双璧。
というわけで『妖界東西新聞』では何度もすでに登場中の
「まいないつぶれ」(賄賂つぶれ)さんとご双璧イラストも描きました。
安永ころの武鑑をみてみたら、お槍が萌黄でお槍なんですね、と知れるワケ。
――田沼意次の時代の賄賂社会の諷刺画だ等といわれたりしてる
「まいないつぶれ」の絵のツノの部分、なんなのかよくわかってなかったから
改めてみて田沼さまの家のお槍なのかしらネ、と眺めてみた結果まとめです。
水野越前守忠邦を諷したもの。
水野忠邦さま妖怪のなかでは水獣がいちばんきゅあんであり、
田沼さまのまいないつぶれと双璧。
というわけで『妖界東西新聞』では何度もすでに登場中の
「まいないつぶれ」(賄賂つぶれ)さんとご双璧イラストも描きました。
【よいこたちにもまわかりやすいかいせつ】
まいないつぶれさんは、戯文本体にさして対象を差し示すことばが無いのと
(「丸の内」くらい)殻のデザインがオハラハーなかたちであるのか、
田の字なのかという点で、田沼説と島津説があるのだよ。
ちょんまげあたまの先にあるツノの部分のヘンテコなかたちが何なのかはよくわかんないけど
(「丸の内」くらい)殻のデザインがオハラハーなかたちであるのか、
田の字なのかという点で、田沼説と島津説があるのだよ。
ちょんまげあたまの先にあるツノの部分のヘンテコなかたちが何なのかはよくわかんないけど
まいないぶれのツノのへんてこなかたちは
天明六年聞書の田沼さまを題材にしたおばけの絵の
ツノとハナと似てるのかな、って感じはあるの。
(同書の文には「鼻と角は萌黄色にして」って関連づけがある)
天明六年聞書の田沼さまを題材にしたおばけの絵の
ツノとハナと似てるのかな、って感じはあるの。
(同書の文には「鼻と角は萌黄色にして」って関連づけがある)
安永ころの武鑑をみてみたら、お槍が萌黄でお槍なんですね、と知れるワケ。
――田沼意次の時代の賄賂社会の諷刺画だ等といわれたりしてる
「まいないつぶれ」の絵のツノの部分、なんなのかよくわかってなかったから
改めてみて田沼さまの家のお槍なのかしらネ、と眺めてみた結果まとめです。
6月の「和漢百魅缶」千穐楽のアップは
三蔵法師をおたすけインセクト。「たまのはたおり」さんです。
むかし、三蔵法師がお経を求めて旅をしてる途中、
「玉の中のごちゃごちゃまがりくねった穴に糸をとおしてみよ、
出来たら天竺までたちどころに送ってやろう」と難題を出されたとき、
近くの枝の上から解決策を教えてくれた機織虫(はたおりむし)。
『神道集』の蟻通明神のはなしに出て来るもので、
三蔵にこの問題を出した美女の正体は秦奢大将(深沙大将)で、
このあと三蔵を天竺へつれていってくれます。
さて、6月の千穐楽ですので上半期のはらいどころ。
恒例の押戻しキャラクターも投入です。
えんやこらさ、えんらこらさ。
「たけだいときね」(竹蛇維常姉)です。
どしーん。どしん。
三蔵法師をおたすけインセクト。「たまのはたおり」さんです。
むかし、三蔵法師がお経を求めて旅をしてる途中、
「玉の中のごちゃごちゃまがりくねった穴に糸をとおしてみよ、
出来たら天竺までたちどころに送ってやろう」と難題を出されたとき、
近くの枝の上から解決策を教えてくれた機織虫(はたおりむし)。
「ぎようちゃくしこうぎょくこう」と鳴いており、
三蔵は「ぎ(蟻)よう(腰)ちゃく(着)し(糸)こう(向)ぎょく(玉)こう(孔)」と
意味をよみとって、蟻(あり)に糸をつけて玉をとおらせて糸をとおしたソウナ。
三蔵は「ぎ(蟻)よう(腰)ちゃく(着)し(糸)こう(向)ぎょく(玉)こう(孔)」と
意味をよみとって、蟻(あり)に糸をつけて玉をとおらせて糸をとおしたソウナ。
『神道集』の蟻通明神のはなしに出て来るもので、
三蔵にこの問題を出した美女の正体は秦奢大将(深沙大将)で、
このあと三蔵を天竺へつれていってくれます。
さて、6月の千穐楽ですので上半期のはらいどころ。
恒例の押戻しキャラクターも投入です。
えんやこらさ、えんらこらさ。
「たけだいときね」(竹蛇維常姉)です。
どしーん。どしん。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
もくぞうママ。「ていらんぼ」さんです。
もくぞうママ。「ていらんぼ」さんです。
むかし、丁蘭(ていらん)という若者が
幼いときに亡くした母のおもかげを木像にして家にまつってたというもの。
木像自体がいろいろと夢に出て来たりとふしぎなことがありました。
幼いときに亡くした母のおもかげを木像にして家にまつってたというもの。
木像自体がいろいろと夢に出て来たりとふしぎなことがありました。
丁蘭の妻が、あまりにも木像に対して敬虔な夫の態度に激怒して
夫の留守に木像の顔を燃やしたときは
それを知らずにいた丁蘭の夢の中に母の木像があらわれて
「なんじの妻、われの顔を焼く」と通報。
夫の留守に木像の顔を燃やしたときは
それを知らずにいた丁蘭の夢の中に母の木像があらわれて
「なんじの妻、われの顔を焼く」と通報。
丁蘭のとなりに住んでる男が斧を借りにきたとき、
丁蘭が木像に「貸し与えてもよいですか」とうかがうと
像がなんだか心地のよくない表情をしてたので貸すのをおことわり。
怒ったとなりの男が丁蘭の留守に斧で木像の片腕をぶったぎったところ
血がどくどく。丁蘭はとんでもなく怒って
となりの男の首をはねて母の墓前にそなえたトカ。
丁蘭が木像に「貸し与えてもよいですか」とうかがうと
像がなんだか心地のよくない表情をしてたので貸すのをおことわり。
怒ったとなりの男が丁蘭の留守に斧で木像の片腕をぶったぎったところ
血がどくどく。丁蘭はとんでもなく怒って
となりの男の首をはねて母の墓前にそなえたトカ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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