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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ゴールドゥエン。「きんのだいこく」さんです。

きんのだいこく 金の大黒

狐などの化け種目の一ッで、金づくりの大黒天の像。
換金目的のためにこれに変化して、
おかねをかねもちから巻き上げたりします。



きんのちゃがまのようなもの。
羽後の国の秋田郡の昔話では買われたあとに金持ちが
「こんなに貴重なものはしっかりとした箱にいれて盗まれないようにしよう」と
鍵つきの箱に入れてしまい、化けた狐が死んじゃったりもします。








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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ヒバチもえろよおししのヒバチ。「ひばちじし」さんです。

ひばちじし 火鉢獅

狩野宴信の絵巻など、いいくつか描かれてる画像妖怪デザインで、
獅噛火鉢(しかみひばち)の化けたもの。
脚の部分になってる獅子(しし)たちが動き出して
脚を炭火であぶったりしたりします。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
じゃーん。「ていちゅうこうかい」さんです。

ていちゅうこうかい 庭中光怪

漢字で書くと「庭中光怪」
宋の音律官だった田琮(でんそう)の家の庭に発生したというもので、
ふしぎな怪光が日々出没したのでそのあたりをあやしんで掘ってみたところ、
古い鐸(たく)や玉管(ぎょくかん)など楽器が出て来たというもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
宮音減音量。「しょうおんのしょう」さんです。

しょうおんのしょう 商音笙

商(しょう)の音がやたらと大きくなって、
宮(きゅう)の音がぜんぜん出なくなってしまったというもの。




むかし豊原竜秋(とよはらのたつあき)の笙(しょう)がこれになってしまったので
どういうことなのだろうと考えたところ、宮音は君主、商音は臣下にあたる、
これは乱の起こる兆しなのではといわれたといいます。




豊原竜秋は鎌倉~南北朝のころの笙の名手。
この兆しというのは南北朝の争いを予見してたのだとされます。












ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
えんやらえー。「たぬきのきやり」さんです。

たぬきのきやり 狸の木遣唄

土佐の国などにつたわるもの。
森のほうなどから人間がうたってるのと似たような
木遣(きやり)の唄声がきこえてくるというもの。
狸が人間の真似をして音を発してるのだなどといわれます。




似たものには「きつねのうたごえ」(狐の唄声)などいろいろあります。
ことわざとしても「声ばかりで実をともなわない」といった意味合いで
「たぬきのきやり」ということばが使われてもいたようです。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
でっかーい。もぐもぐ。「おおおこぜ」さんです。


おおおこぜ 大虎魚

むかし、松前でみられたという
ものすごくおおきなおこぜで、
鹿をまるのみしたけれど中で鹿があばれたのか、
つので貫き刺されて死んでる状態で見つかったことがあったといいます。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぷわー。「てつびんのふた」さんです。

てつびんのふた 鉄瓶蓋

鉄瓶(てつびん)のふたが跳ねあがってとんだり、
天井に向かってふわーっと吸い付くように浮かんでったりするもので、
ばけもの屋敷みたいになった家や、狐狸のいたずらなどで
家の中で発生すると俗にいわれてたもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
容量調節の術。「てんがいわのてんぐ」さんです。

てんがいわのてんぐ 天が岩の天狗

飛騨の国の益田郡の奥田洞の山の上にある
「天が岩」という岩にすんでるという「てんぐ」(天狗)。




お酒がものすごく好きで、
里におりてきて小さいぼろきれで出来た頭陀袋の中に
「入るだけ酒を売ってくれ」とやって来て、
袋の見た目の大きさからは考えられない大量のお酒を
持ち帰ったりもしたといいます。










ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
天下よろしき。「せきしゅせいい」さんです。

せきしゅせいい 赤首青衣

漢字で書くと「赤首青衣」
空にみえたりするというふしぎなもやもやで、
赤いあたまで青い衣をきてるひとみたいなかたちが
大きく見えるというもの。



これが見えるのは天下泰平のしるしだといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ととさんこいしや「ちんちろりん」さんです。

ちんちろりん

筑前の国の福岡などにつたわる昔話にあるもので、
継母によって殺されて埋められてしまった子供たち二人のがいこつが、
旅から帰って来た父親に唄ってそのことを知らせたというもの。




唄の文句は「ととさん恋しやちんちろりん、ままかかさんに殺されて
かねの羽子板もういらぬ、ととさん恋しやちんちろりん」といったようなもの。




「かねの羽子板」の部分は、それぞれの話で父親にたのんだおみやげの品の
名前が入れられて語られており、ほかには「かねの弓矢」とか「京の雪駄」など
いろいろあるようですが、ちんちろりんは大体ちんちろりん。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
うーうー……。「うう」さんです。

うう

伊豆の国の土肥の船原峠につたわるもので、
「うう、うう」という人のうめき声みたいなのが聴こえて来て、
魚を運搬してるひとなどをびっくりさせたり怖がらせたりした。



この音をたててるのは狐で、
いたずらをしてるのだろうと言われてたそうです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
鷹神です。「たいみんまま」さんです。

たいみんまま 代民媽々

漢字で書くと「代民媽々」
満族につたわるもので、鷹(たか)のあたまをしている
女のすがたをしたかみさま。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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