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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぐるぐる強いゾ。「みかみやまのだいじゃ」さんです。

みかみやまのだいじゃ 三上山の大蛇

近江の国の三上山に出たというものすごく巨大な大蛇。
口から火炎を吹いたりしたともいいます。
人々を苦しめてましたが、
平川采女(ひらかわうねめ)というつよい武士によって
退治されましたソウナ。






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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
月夜に闇夜。「やまのかみのめかくし」さんです。

やまのかみのめかくし 山の神の目隠し

武蔵の国の秩父郡などにつたわるもので、
山道を歩いてるときに月夜のはずなのに
突然目の前が真っ暗になってしまって、進めているのか進めていないのかも
わからなくなって困ってしまうというもの。




山の神が目隠しをしてきてるといわれてて、
しばらくのあいだ立ち止まらざるを得なくなっちゃうソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
山を捨てたい作業。「あまんじゃく」さんです。

あまんじゃく 天邪鬼

因幡の国の八上郡などにつたわるもの。
むかし、弘法大師が兵円(ひょうえん)の山々をみて
「ここの山々谷々に1000の仏像を安置して霊場としよう」とこころみようとしてるのを見て、
じぶんの棲み家に仏像など持ってこられては邪魔だ、と
谷や山をぜんぶもちあげて篭(かご)につんで天秤棒でかついで
海に捨てちゃおうと画策。




しかし、途中ですべって転んでしまい、一気に落ちた山々谷々は
一個は雲山にもう一個は大路山になったんだソウナ。





巨人に近いほうの天邪鬼であるようです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ビッグ顔。「だいずじん」さんです。

だいずじん 大頭人

遠い島国に住んでるという、
あたまがものすごく大きいというふしぎなひとびと。



朝比奈の島巡りを描いた錦絵や絵本に登場することの見られるものですが、
大頭人たちの住んでるというあたりの情報は、『山海経』などでの対応は未詳。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ふきとばされちゃイケマセン。「やまがこみのたいぼく」さんです。


やまがみのたいぼく 山神の大木

山の中にある大きな大木などを、
山の神様をおまつりしてことわりをとったりすることも無く伐ろうとしたりすると、
おおかれすくなかればちを受けて、不意のけがをしたりするといわれてます。




そういうめにあったりすることを
摂津の国の宿久などでは「吹きとばされる」などと言ってたともいいます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
地獄から来て食べる。「じごくのかんにょ」さんです。

じごくのかんにょ 地獄の官女

地獄からやって来たという女の妖怪で、
官女のすがたであらわれたりしますが、
1丈あまりの大鬼女にすがたを変えて
耳までさけるほどの大きな口でひとを喰おうとしたりします。




『ばけもの絵巻』に記されているはなしに出て来るものですが、
地獄からやってくるという点は、なんとなく
佐藤有文解説などにある「おおかむろ」に似てる気がしないでもありませんが
中間につながりがあったりするのかしないのかはぜんぜんワカンナイ。











ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
比内のお城にあらわれた。「ねこまたおおほうし」さんです。

ねこまたおおほうし 猫又大法師

むかし、秋田季隆の息女である比内御前が湯殿にはいってると
たびたび出没したという妖怪。
そのたびごとに何だかわからない
あやしいものが現われたといいます。




このことを耳にした委隆が娘の着物をきて、変装して湯殿に行くと
口が裂けて眼のらんらんとひかる大法師が出て来たので、
眉間めがけてひと太刀。家来たちが明かりをもって来ると
既にすがたを消していましたが、血のあとをたどってゆくと、
深い洞窟の中に年を経たねこまた(猫又)がいましたソウナ。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
水を丘にのぼらせろ作戦。「りゅうじゃ」さんです。

りゅうじゃ 竜蛇

越中の国の別所にいた頼成長者という長者のむすめはとても美しかったが、
長者は「むすめのむこは知恵のとてもある者でなくてはいかん」と言って、
四方が山に囲まれた丘にある田に水をあげて満たした者を娘の婿とする、と宣言。




すると、誰もできなかったその事業に
ひとりの若者が挑んだところ、いつの間にか山に穴があいて水が引かれて、
もうじき田に水が届くというくらいにまで工事が進んでたので長者はびっくり。
これは人間ひとりのわざではない、竜蛇であろうということになって、
急いで大量の人足を集めて穴をこっそりと埋め、
工事を失敗させて娘をまもったソウナ。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
鉄分きらいです。「さけのしゅっけ」さんです。

さけのしゅっけ 鮭出家

むかし、川の近くにあった鋳物師の家に、
まったく見知らぬ出家僧がたずねてきて



「貴殿の家から出て来る鉄気(かなけ)のある水によって、
 わたしの子孫が死んでしまうので、なんとか別の土地にひきうつってはくれないか、
 もしそうしてくれたら、貴殿の子孫の繁栄を約束する」



と持ちかけて来たのですが、鋳物師は本当に見知らぬ人物だったので
狐や狸なのではないかといぶかしんで追い返してしまいます。




すると、その日を境に鋳物師のつくるものは全て失敗つづきで、
ついには商売がなりたたなくなり、家もつぶれてしまったソウナ。




陸中の国につたわるもので、『二郡見聞私記』には
稗貫郡の扇子堀という場所にまつわるはなしとして記されており、
そこの鮭(さけ)たちはあたまに扇子の模様があり、
失敗した鋳物の鍋や釜にはすべて
扇子のようなかたちの鋳間(いま)が出来て失敗してしまったということから、
出家の正体はそこの鮭であったのだろうと記しています。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
あたるかぜ。「やまのかみかぜ」さんです。

 やまのかみかぜ 山の神風

豊後の国などにつたわるもので、
山などを歩いてるときにいきなり風に吹かれたかと思うと、
体がしびれたり、変な気分になったり、
異状が起きたりするというもの。




同じことをさして「みさきかぜ」と呼んだりもしています。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
とびだす一片。「かい」さんです。

かい 火異

漢字で書くと「火異」で、
何もないところからいきなり火が飛んで来て、
林野や街衢を燃やしてしまったというもの。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
火炎放射マウンテン。「てっぽうのひ」さんです。

てっぽうのひ 鉄砲の火

山で猟師が命ごいをしてるような様子の狐(きつね)の親子
(あるいは猿(さる)の親子)を撃ち殺した数日後に、
普通に猟で鉄砲を撃っていたら突然その筒先から火が噴き出て、
山中が燃えるほどに広がった、というもの。





豊後の国の日田郡などにつたわる昔話にあるものです。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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