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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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さて10月の千穐楽は例年の「和漢百魅缶」で連続アップ興行。
ことしも世界篇でござい。
今回も、買ったり読んだり検索したりでいろいろと外地からの資料を吹き寄せて
そこからの新作カキカキ、改めてのカキカキふくめての総勢 23体をお送りいたします。

では、
とざいとーざーーーーーーーーーーーーーい。

和漢百魅缶・ハロウィン世界篇連続興行

妖界東西新聞でも、いつものごとく和漢百魅缶の日はこういう絵です)



スライドロックボルター(Slide rock bolter)
山の斜面が45度! みたいなフレーズが
参考にしたモンスター事典みたいな本に出て来てたりしました。
はやおり、はやのぼり、はやぐい。

トラウコ(Trauco)
持ってる石斧は「こんせいさま」な感じを示す小道具なんだそうです。

フィウラ(Fiura)
野女の強いやつ、という感じであります。
何か似たものがほかにもいて、そちらはまた対応対処が違う、みたいな感じでしたが
そこまでスペイン語はうまく脳裡で通解できぬのでありました。

クチビル(Cuchivilu)
名前の響きがズルイ。
くちびるー。

インブンチェ(Invunche)
交脛人たちとかよりも歩きづらそう。
南アメリカあたりの魔法つかいたちのいろんな魔改造みたいなものとか魔法の薬とかは
もうちょっとくわしく読んでみないとツメが甘めだったかも知れません。

コニエウマ(Conieuma)
花もの人。

リジブクラ
マーシャル群島あたりの伝説は、
人類・精霊・生物が明確じゃないあたりがイイですね。

どうでもいいですが、リジブクラって検索をしたら
もしかしてレジブクロ(レジ袋)ではありませんか みたいなのが出て来て
なんかイヤンでした。

ジョジョボ
おべんとうはきちんと準備して冒険には出ましょう。
地図をきちんとみるまではアイリンラプラプ環礁って
ほんとにあるのか少し疑ってました。ごめんなさいしましょう。

キンス(Kyns)
『ワルキューレの冒険』に出て来るトリガーっていう敵キャラを
ほんのりイメージしながら描きました。

コサダム(Khosadam)
女王さま的なシリーズにあたるおかたですね。
オスチャックには、この北のコサダムさんと正反対な南のトマム(Tomam)さんもいて
寒さとは真逆に暖かさと豊穣をつかさどってるといいます。

二極!


ジョメギ
朝鮮半島の昔話の中に出て来てたもの。
家のひとが留守のあいだにお母さんを殺しちゃうのは「かちかち山」みたいな展開で、
釜で煮殺されちゃうのは、山姥とかの昔話にあるやつと似てる展開のものでした。
近くにあれど、なかなか知らなかったネ。

タニファ(Taniwha)
ニュージーランドは、もう少しいろいろ出してみたかったな、と思ってますが
いかんせん、洋書をバラッとひらいてス~っと「あ、この神話のここの展開はこれね」と
すぐに進めるレベルにまだニュージーランドのマオリの神話の個人レベルが達してなかったので
神話関係の文が読み進めなかったのがザンネン。いずれは……!





(ことしの資料メモはいつもより機能的に進めたのでガサガサいっぱいは無い。
 3枚・と香盤メモだけ)


バランバラン(Balan-balan)
妖界東西新聞にはすでに2回くらいフィリピン回などに登場してて、
たしかスイカとかを食べたりしてた……、と思います。

ティクバラン(Tikbalang)
竹林のうまづら。

シヨコイ(Siyokoy)
ショコイ、と、シヨコイ、どっちで書こうか迷った結果のシヨコイ。
しょうばいはんじょでササモッテコイ。

バンウーンオッ(Bangungot)
心臓発作で夜中に眠ってるときに死んじゃう!――みたいな
外国の医学の文章を見てたら、こういった悪夢というか魘夢というか、
うなされることについての各国の表現とかがあったりして、そういうつながりで
このバーンちゃんが出て来たのでフィリピンがある程度、数あるから軍勢に加えましょう
ということで入りました。絵は少し動きのポーズをつけすぎちゃって、
基本の姿勢がどういうものなのか伝えづらくなってます。ひねりひねり。

アマランヒグ(Amalanhig)
逃げるときは、3Dスティックをぐりぐりして操作するごとく。

ジキゲシー(Dzikie gesi)
昔話じたいが、ドイツ語で「Die Wildgänse」と題されてたので、
「雁」をポーランド語に改めて見出しとしてみました。
「乙女」もくっつけて「Dzikie gęsi Dziewczynka」としてもみようかと考えましたが
つづりが横長になりすぎるから「雁」ちゃんだけにしましたダス。

ミーチーマニトゥ
極寒地獄おやぶん。

モロズアタ(Moroz ata)
霜の精についてのおそなえものあれこれは、神話学の松村武雄せんせいの本とかでは
のちのちのサンタクロースみたいなものの行事につながっていったヨ、
との展開が説かれてます。

キラークラウン(Killer Clown)
今年にはいって、うわさのあったかた。この日を待って、やっと描いたわけです。
やっと妖界東西新聞にも出れましたネ。

ガルラ(Galla)
シュメール神話の本は、きちんとしたものをおすすめされて読み途中ですが
こちらのガルラさんたちの登場するイナンナの冥界くだりあたりは
いちおう今朝、おさらいしてみたりもしました。

そこ、「いとんぼう」の茶色いの、とか言わないように。

ラ・ヴォアザン(La Voisin)
魔術ものというか魔女裁判ものというか、ヨーロッパのそういうものを組み込むと
ハロウィンぽさにみがきがかかるのではとの狂言方のご意見で
魔法の本などからいくつか候補をつのった結果のこちら様です。
フード女子な感じに仕上がったのは、むろん、意図してです。



では、無事にことしもこれにてハロウィンの世界篇も
つつがなく全員お出しできました。おたのしみいただけますれば幸甚であります。




とざい、とーーーーーざーーーーーーーーーいーーーーーー。











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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
うしおのひかること電光のごとし。「うしおびかり」さんです。

うしおびかり 潮電光

しおの流れのはげしいうずのまくような海に
よく起こることがあるというふしぎなもので、
潮が動きながら白くてまばゆい
電光のようなひかりを発するというもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
乗ってたはずなのに。「おきゃくがみえぬ」さんです。

おきゃくがみえぬ 不居客

人力車にお客さんを乗せて運んでたはずなのに、
ふと気づくと誰も乗ってなかったというもの。
明治前半ころからいくつも見られたようです。




明治11年ころ、阿州高崎村の車夫・山本元蔵は
お客をふたり乗せたのにいつの間にか誰もいなくなっており、
非常にびっくりして、それを機に車をひく稼業をやめた、
というはなしが『普通新聞』の記事(明治11年12月)にもあります。









「お客が見えぬ」を「不居客」としたのは
和漢百魅缶の漢語風味の癖(へき)。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
おうちのやねうらにすみつくゾ。「カミアシ」さんです。

カミアシ

アイヌにつたわるもので、魔物といった意味合い。



石狩のあたりでは、家をあたらしく建てたときには
中で囲炉裏に火をたいて屋根裏にけむりをたくさん入れ、
家に病気をもたらしたりするカミアシを
追い払ったりしたといいます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
烏賊事業主。「まつごろう」さんです。

まつごろう 松五郎

北海道函館の大森町につたわるもの、
明治35年ころに松五郎という男が
大きな借金をつくったまま病死してしまい、所有してた広いいかほし場を
債権者にとられてしまったのですが、
そのいかほし場には夜な夜な
泣き声のようなものがきこえるといううわさが出て、
それは松五郎のゆうれいなのでは、といわれたことがあったといいます。







きょうの「和漢百魅缶」へのアップは 
むくむく。「むぐりむぐりしたもん」さんです。

むぐりむぐりしたもん

むくむくと毛むくじゃらな姿をした妖怪。




豊後の国の海部郡などにつたわる昔話では、
空き寺にすみついて人間を食べてた妖怪に、こういう表現がつかわれてます。
それだと退治したあとの正体は、皿や鍋だったといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
うまゲート。「さかさじぞう」さんです。

さかさじぞう 逆地蔵

普通の地蔵の石像なのですが、
前を馬などがとおりすぎようとすると
必ず目がくらんで動けなくなったり、倒れたりして、
そこをとおりすぎることが出来なくなる
というもの。




地蔵をさかさまに立て直すと、
そういうことをしなくなるとされてます。




讃岐の国の鵜足郡岡田村では、これがあったので
村の和尚さんに相談したところ「さかさじぞうであろうから、きちんとさかさに立てねば」
ということで処置をしたら、やはり馬がとまることはなくなったソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
酒でした。甕でした。「きくしゅうさい」さんです。

きくしゅうさい 麹秀才

唐のころ、葉法善(ようほうぜん)という道術家の家に
たくさんのお客が来てたときに、
その中にまじって現われたというふしぎなひと。




法善が名前を問うてみると「麹秀才です」と言ったので、
何かに気が付きこれを刀で撃ってみると、ひとつの酒甕(さかがめ)に変じ、
いくらくんでもおいしいお酒を出してくれたソウナ。





かめおさ」(甌長・瓶長)への影響関係とかがあるはなしなのかどうかは特に不明。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
海底大型2種。「おおえぐわっちょ」さんです。

おおえぐわっちょ 大荷魚

肥後の国の天草郡につたわるもので、
「えぐわっちょ」は「えい」や「あかえい」のこと。



大えぐわっちょは、漁をもたらしてくれる竜宮さまを
お乗せする魚であると言われており、
「えぐわっちょ」は普段とったり食べたりしないといいます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
化粧水につづく名高いお水シリーズ「よもさくがわ」さんです。

よもさくがわ 与茂作川

肥前の国の口之津にある泉から流れる小川で、
ここの水をくんで絵をかくと、とてもうまくかける
とも言われたりしてました。



絵の名手であった山田与茂作(やまだよもさく……山田右衛門作)が住んでた土地の
近くに流れてたことから言い伝えられてたもの。
天草の乱のときに天草四郎たちの軍勢がかかげた天使の絵の旗は、
与茂作が描いたものとして言い伝えられてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
どうしてこうなるうしーーー。「まねうしむら」さんです。

まねうしむら 真似牛村

旅の途中の僧侶に宿を貸してあげて、親切に暮らさせてあげたところ、
その僧侶がときどき牛に変身して
田畑の仕事の手伝いをもりもりしてくれ、
とても助かったという「牛飼村」のはなしを耳にした別の村のどんよくな男が
真似をしようと考えてたところ、
旅の僧侶がきたので庵(いおり)も建ててやり、「牛になってくれ」とずけずけ頼みます。




すると、その男自身があくる日に
人の頭で牛の体という変な姿になってしまいます。
困り果てていたところ、旅の僧侶が拝んでくれ、
なんとかモトの姿に戻れたといいます。



そういうことがあったことから、
近所の村からは「真似牛村」と呼ばれるようになったよ、というおはなし。



きのうの「うしかいむら」(牛飼村)のつづきのおはなしでありました。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ありがたいうしー。「うしかいむら」さんです。

うしかいむら 牛飼村

旅の途中の僧侶に宿を貸してあげて、親切に暮らさせてあげたところ、
その僧侶がときどき牛に変身して
田畑の仕事の手伝いをもりもりしてくれ、とても助かったというもの。




そういうことがあったことから、
近所の村からは「牛飼村」と呼ばれるようになったよ、というおはなし。



はなしのつづきとして「まねうしむら」(真似牛村)が存在します。
つづきは、またごみょうにち。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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