忍者ブログ
氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  
[251]  [252]  [253]  [254]  [255]  [256]  [257]  [258]  [259]  [260]  [261
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
完全せきゅりてぃ。「かなくずれのこがね」さんです。

かなくずれのこがね 金崩の黄金

金峰山にあるという金崩(かなくずれ)と呼ばれる場所に
ごろごろ転がってる金のかたまりで、
無造作に落ちてますが、ひろって帰ったりしようとすると、
必ず、雨が降り、地が揺れ、かみなり雲が出て来て、
雷を落とされるといわれてたそうです。




むかしむかし、ある箔打(はくうち)の男が、それと知らずに
ひとかたまりを拾って持って帰ったところ、ふしぎと落雷にみまわれなかったので、
これさいわいと、それを金箔に加工。



お寺に売り込もうとしたら、金箔いちまいいちまいに、なぜか
「金御嶽」という文字がびっしり表面に浮き出てて、
「これはなんだ!」ということになり
箔打は逮捕されてしまったソウナ。







『宇治拾遺物語』にあるおはなし。「金御嶽」というのは金峰山のこと。






PR
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ガードすす。「こうじんのやっこ」さんです。

こうじんのやっこ 荒神奴

夕方くらくなってから以後の時間帯に外出をしたりするときは、
顔とかにちょこっとかまどの煤(すす)をつけていくとよい
といわれてるもので、つけてると荒神の「やっこ」が
そのひとのまわりにお供のようについてきてくれて、
魔物とかから守ってくれるのだといいます。



伊予の国の越智郡などでいわれてるもの。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
にょきにょき。「おおたけのこ」さんです。

おおたけのこ 大筍

ものすごく大きな図体のたけのこが竹林に
どすんと生えて来たりするというもの。




富貴になる兆しであるとか、
よくないことの起こる前触れだとか、
そのときどきで
いろいろ言われる感じのようです。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
銭かえしてもらわないうちは去らんゾ。「えちぜんのじろさく」さんです。

えちぜんのじろさく 越前の次郎作

むかし、若狭に住んでる男に金銭を貸したまま、
それを返済してもらうのを忘れたまま死んでしまった
という男の霊で、若狭の国の男が旅に出て歩いてる先に、
炎につつまれ黒けぶりをもうもう立ててる真っ黒いものの姿であらわれて、
払ってくれるまで、つきまとって出たりしたといいます。


『善悪報ばなし』に載っている話で、
次郎作が貸したのは銭で100文。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
むしろがいちまい、むしろがにまい……。「くまいむしろ」さんです。

くまいむしろ 九枚莚

磐城の国の亘理につたわるもので、
むしろの枚数を数える
ものがなしい泣き声がしてくるというもの。



むかし、ある武家のお嫁さんが、
むしろを並べて敷いて搗麦(つきむぎ)をほしておけ、と
姑(しゅうとめ)に命じられたのですが、
いじわるな姑がこっそりとそのうちの一枚を隠してしまい、
そのことで責められ身を投げて死んでしまったことから
これが出るのだ、といわれてたソウナ。




お菊さんなどが10枚の皿を9枚まで数えるのと
構造は似ているものです。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
おほほほほ。「おとご」さんです。

おとご 乙御

魔物や神仏などの周りにつきしたがったりしてる
従僕のようなこまっかい存在。
「おとごぜ」とも。
乙護法の呼び方がそのまま転化したものであろうと折口信夫などは考察してます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
小町の美貌。「けわいみず」さんです。

けわいみず 化粧水

むかしむかし、小野小町(おののこまち)が顔を洗ったり
化粧のみずがかみにしてその美しさを保った湧水とされるもの。
ですが、嫁入り行列はその近くを通ってはいけない
と言われてたともいいます。



小町のような美しさになれると信じて
その水を求めて来る欲心などがたまってるからダ、とか、
水に沈んだものがあるからダ、などと言われるそうですが、
理由づけはまちまちのようです。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ふんどしパワー。「かみなりいし」さんです。

かみなりいし 雷石

大和の国の高市郡小槻にあるもので、
むかし天からかみなりが落下してきて、石にそのあとが残ってるというもの。


このとき落ちて来たかみなりは、石のかげに隠れてたのですが、
すぐ近くにまつられてる大日様によって発見されて、
ふんどしを没収されてしまいます。
「ふんどしがなくては困る…」と、大日様に相談したところ、
「この地にもう落ちないとするなら、ふんどしは返してやろう」と言われ、
もうその付近には落雷をさせぬことを契約して
天に戻してもらったソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
畑を化けて荒らす熊です。「かんのんのくま」さんです。

かんのんのくま 観音熊

土佐の国の香美郡などにつたわる昔話に出て来るもので、
観音のつかいであるという熊。
むかし、店にかけていた自作の和歌の巧さから
若殿さまに嫁に欲しいと言われた茶店の娘があったのですが、
継母が自分の娘を嫁にしたいと考え、殺してくるように父に迫ります。
娘を森で殺すのにふんぎりがつかない父親は
「若殿さまに茶をさしだしたこの腕がいけないのだ」
と、娘の腕を斬って去ってしまいます。



その腕をなめて治してつなげてくれたのが、
この熊で、離れた土地の畑に娘を案内して、
そこの畑の番人の仕事をみつけてくれます。



その後、熊が近在の村々の畑を荒らすおそろしい妖怪に化けてあばれ、
それを退治におもむいた若殿さまを娘のいる畑におびきよせて
娘を発見させ、ふたりをふたたび出逢わせてくれましたソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
柚材はダメよん。「ゆずれんぎ」さんです。

ゆずれんぎ 柚擂木

柚(ゆず)の木ですりこぎを造ってはいけない、といわれてるもの。
造ってしまったりすると化けるといわれてました。
紀伊の国などにつたわる俗信にあるもの。
ほかの地域では椿(つばき)に同様のことが言われたりもします。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
さけさけさけさけさけさけ。「つぼみばな」さんです。

つぼみばな 莟花

つぼみ状のふしぎな花で、おさけの徳利のようなかたちをしてたりしてますが、
毎日毎日えんえんつぼみのままです。



「きょうもさけさけ明日もさけ」という文句があとにつづく
洒落ことばを下敷きに出来ているもので、民謡の文句や戯文などに出て来るもの。
「道中くもすけつぼみの花よ今日もさけさけ明日もさけ」などがあります。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
うしろからすたすたぺたぺた。「きつねのあとつき」さんです。

きつねのあとつき 狐後付

陸奥の国の東津軽郡などにつたわるもの。
夜道を歩いてると後ろから誰かのついて歩いて来る音が聴こえてくるけれど、
振り返っても足音はなく、誰もいないといったもの。




きつねがこれをやってるとも言われてて、
もしもこれに遭ったら、袖(そで)ごしに脇の下からのぞきこむように
うしろを振り返って見ると、
これをやって化かそうとしてるきつねの姿が見える、
などともいわれてたそうです。







プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
妖界東西新聞

妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
妖怪マガジンYOMIMANDARA
月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA

文車堂版社妖改革宣言

新・妖怪党 部署一覧


 Logo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党




 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党

最新トラックバック
フリーエリア
© 2007-2024 Koorintei Hyousen

本ブログの内容、画像の無断転載、無断転用を禁じます。

忍者ブログ   [PR]