氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
みがわりボス。「のかみがわのおおごい」さんです。
みがわりボス。「のかみがわのおおごい」さんです。
紀伊の国の野上川にいたという大きな鯉(こい)で、
山崎にある淵に棲み、川のさかなたちのぬしのような存在だったもの。
山崎にある淵に棲み、川のさかなたちのぬしのような存在だったもの。
むかし、殿様が野上川で大規模な漁を計画しておでかけしたところ、
白い着物をきた見知らぬじじいが出没して、
「どうか小さい魚たちは捕らないで下され」と懇願。
翌日の漁ではさっぱり魚は捕れませんでしたが、
一匹だけとんでもない大きさの鯉が捕れ、それをさばいてみたところ、
白い着物の見知らぬじじいに茶菓子として出した麦団子が
なかから出て来たソウナ。
白い着物をきた見知らぬじじいが出没して、
「どうか小さい魚たちは捕らないで下され」と懇願。
翌日の漁ではさっぱり魚は捕れませんでしたが、
一匹だけとんでもない大きさの鯉が捕れ、それをさばいてみたところ、
白い着物の見知らぬじじいに茶菓子として出した麦団子が
なかから出て来たソウナ。
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仏像バトル。「にらみあいぼとけ」さんです。
仏像バトル。「にらみあいぼとけ」さんです。
もともと安置されてた仏像の横に、
ほかのところから持ってきた仏像を飾ったら、
夜中の内に仏像同士がいざこざを起こして、
片方の仏像が朝かならず
落っこちてたり転がされてたりしてたというふしぎなもの。
別々の場所におまつりしたら解決するなどするソウナ。
ほかのところから持ってきた仏像を飾ったら、
夜中の内に仏像同士がいざこざを起こして、
片方の仏像が朝かならず
落っこちてたり転がされてたりしてたというふしぎなもの。
別々の場所におまつりしたら解決するなどするソウナ。
信濃の国の小谷村につたわる仏像のはなしでは、
むかし廃寺になったお寺の仏像がかわいそうだというので
お寺に持ってきて安置したところ、
その寺にもともといた仏像が毎夜これを蹴り落としてたので、
別にお堂を建てて別々に安置すると
仏様がにらみあうことは無くなったといいます。
むかし廃寺になったお寺の仏像がかわいそうだというので
お寺に持ってきて安置したところ、
その寺にもともといた仏像が毎夜これを蹴り落としてたので、
別にお堂を建てて別々に安置すると
仏様がにらみあうことは無くなったといいます。
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中身は、なんじゃらこ? 「かわのうり」さんです。
川の上流からながれてくるというふしぎな瓜(うり)で、
よいひとがこれをひろって
押し入れなどにとっておいたところ
中からは小判などのたからものが、
それを真似してやはり川に流れてきたこの瓜を
同じように押し入れにいれておいた人があったところ、
蛇やら蜘蛛やらおそろしいものが
どやどやと出て来てしまったソウナ。
中身は、なんじゃらこ? 「かわのうり」さんです。
川の上流からながれてくるというふしぎな瓜(うり)で、
よいひとがこれをひろって
押し入れなどにとっておいたところ
中からは小判などのたからものが、
それを真似してやはり川に流れてきたこの瓜を
同じように押し入れにいれておいた人があったところ、
蛇やら蜘蛛やらおそろしいものが
どやどやと出て来てしまったソウナ。
瓜子姫や桃太郎の昔話と導入部がおなじかんじですが、
おはなしの中心は腰折れ雀などのような
実から宝物つぎに害虫が出て来るというかたちのもの。
押し入れのほかに箪笥や長持など保管しておく場所はいろいろありますが、
これはいずれも桃太郎や瓜子姫にもある展開部分。
おはなしの中心は腰折れ雀などのような
実から宝物つぎに害虫が出て来るというかたちのもの。
押し入れのほかに箪笥や長持など保管しておく場所はいろいろありますが、
これはいずれも桃太郎や瓜子姫にもある展開部分。
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血屋敷でしょう。「おたけ」さんです。
血屋敷でしょう。「おたけ」さんです。
備後の国の尾道につたわるもの。
むかし、観勇という長者の家につとめてた
お竹という召使いが、身に覚えのない罪をかぶせられて
食べ物も与えられずになぶり殺しにされてしまい、
観勇を含んだ父・息子の代にわたって
たたりを与えつづけたといいます。
むかし、観勇という長者の家につとめてた
お竹という召使いが、身に覚えのない罪をかぶせられて
食べ物も与えられずになぶり殺しにされてしまい、
観勇を含んだ父・息子の代にわたって
たたりを与えつづけたといいます。
観勇とその父は病気になって死に、
その息子の小左衛門は、柱からも壁からも床からも座敷からも
すべて屋敷が血だらけになるという現象におそわれて
(小左衛門以外には血は一滴もみえない)、
しまいには自分の着物や布団も血まみれだと見えるようになり、
衰弱して死んでしまったソウナ。
その息子の小左衛門は、柱からも壁からも床からも座敷からも
すべて屋敷が血だらけになるという現象におそわれて
(小左衛門以外には血は一滴もみえない)、
しまいには自分の着物や布団も血まみれだと見えるようになり、
衰弱して死んでしまったソウナ。
よく知られてる「播州皿屋敷」のお菊のおはなしというのは、
この観勇長者のお竹のことをもとにした作り話だ、といったことも
土地のひとは言ってたそうです。
この観勇長者のお竹のことをもとにした作り話だ、といったことも
土地のひとは言ってたそうです。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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