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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
水を丘にのぼらせろ作戦。「りゅうじゃ」さんです。

りゅうじゃ 竜蛇

越中の国の別所にいた頼成長者という長者のむすめはとても美しかったが、
長者は「むすめのむこは知恵のとてもある者でなくてはいかん」と言って、
四方が山に囲まれた丘にある田に水をあげて満たした者を娘の婿とする、と宣言。




すると、誰もできなかったその事業に
ひとりの若者が挑んだところ、いつの間にか山に穴があいて水が引かれて、
もうじき田に水が届くというくらいにまで工事が進んでたので長者はびっくり。
これは人間ひとりのわざではない、竜蛇であろうということになって、
急いで大量の人足を集めて穴をこっそりと埋め、
工事を失敗させて娘をまもったソウナ。







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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
鉄分きらいです。「さけのしゅっけ」さんです。

さけのしゅっけ 鮭出家

むかし、川の近くにあった鋳物師の家に、
まったく見知らぬ出家僧がたずねてきて



「貴殿の家から出て来る鉄気(かなけ)のある水によって、
 わたしの子孫が死んでしまうので、なんとか別の土地にひきうつってはくれないか、
 もしそうしてくれたら、貴殿の子孫の繁栄を約束する」



と持ちかけて来たのですが、鋳物師は本当に見知らぬ人物だったので
狐や狸なのではないかといぶかしんで追い返してしまいます。




すると、その日を境に鋳物師のつくるものは全て失敗つづきで、
ついには商売がなりたたなくなり、家もつぶれてしまったソウナ。




陸中の国につたわるもので、『二郡見聞私記』には
稗貫郡の扇子堀という場所にまつわるはなしとして記されており、
そこの鮭(さけ)たちはあたまに扇子の模様があり、
失敗した鋳物の鍋や釜にはすべて
扇子のようなかたちの鋳間(いま)が出来て失敗してしまったということから、
出家の正体はそこの鮭であったのだろうと記しています。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
あたるかぜ。「やまのかみかぜ」さんです。

 やまのかみかぜ 山の神風

豊後の国などにつたわるもので、
山などを歩いてるときにいきなり風に吹かれたかと思うと、
体がしびれたり、変な気分になったり、
異状が起きたりするというもの。




同じことをさして「みさきかぜ」と呼んだりもしています。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
とびだす一片。「かい」さんです。

かい 火異

漢字で書くと「火異」で、
何もないところからいきなり火が飛んで来て、
林野や街衢を燃やしてしまったというもの。






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火炎放射マウンテン。「てっぽうのひ」さんです。

てっぽうのひ 鉄砲の火

山で猟師が命ごいをしてるような様子の狐(きつね)の親子
(あるいは猿(さる)の親子)を撃ち殺した数日後に、
普通に猟で鉄砲を撃っていたら突然その筒先から火が噴き出て、
山中が燃えるほどに広がった、というもの。





豊後の国の日田郡などにつたわる昔話にあるものです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ごはんのおはちを叩いちゃだめよ。「かいこぎつね」さんです。

かいこぎつね かいこ狐

美作の国の勝田郡などにつたわるもので、
ひとの家で飼われてたりすることがあるといい、
これが他の家に侵入することで
その家に病気が起きたりもするといいます。




ごはんのおはちを叩いたりすると、
これが寄ってくるから叩いたりしちゃいけない等という
俗信などもあります。





くだぎつね」(管狐)などの仲間。
姿は、鼬(いたち)に似ているが
尾はそれよりもとても太いなどと言います。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
この井戸はきたないかな、どうかな。「たんていこれら」さんです。

たんていこれら 探偵虎列剌

コレラ菌の活動部員で、全国各地の井戸のきれい・きたないを探偵調査して、
きたなくて住みやすい井戸はどこですなどとの報告を
コレラの仲間たちに持ってきます。


明治から大正ころのコレラ予防についての戯文などに出て来たりもするもの。




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天狗神を領す。「こがねのとび」さんです。

金色鳶 こがねのとび

山城の国の愛宕山にすんでいるというもので、
天狗や天狗神たちを支配してるといいます。



神武天皇をたすけたこがねのあやしきとび(金色霊鳶、金鵄)が
つとめをおえたあと、どこに住みたいかといわれ、
愛宕山がよいということを答えた結果、
愛宕山の天狗たちを領してるとされたソウナ。




『和漢三才図会』の「鳶」の項目に記されているものですが、
「小説付会」との注記があるように、きちんした縁起物語などのものではないようです。









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やわたしちごうのふしぎ。「やわたのたまご」さんです。

やわたのたまご 八幡の鶏卵

信濃の国の更級郡につたわるもので、
八幡さまの氏子であるという里のひとびとは
たまごを食べたりすると口が腫れ上がったり、
血をはげしく吐いたりするなどの罰があたった、と
いわれてたソウナ。




その里にはどこか別の地へ輸送中のたまごの荷物が通過するのもだめだ
とも言われてたそうで、さしかかって通過したとたんに、
たまごが破裂したり腐っちゃったりしたとも。






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穴ずまい。「むしくらやまのおに」さんです。

むしくらやまのおに 虫倉山の鬼

信濃の国水内郡にある虫倉山の洞穴に住んでる
といわれてるおに。洞穴の近くに行くと
あやしいことがあるとか怖いことがあるといわれてて、
山で仕事をするひとたちは近寄らなかったといいます。






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未来は蛇道ならん。「ゆびのじゃどう」さんです。

ゆびのじゃどう 指蛇道

人間を残酷にあつかったり、ひどい仕打ちをしたひとの指が
突然へびにかわってしまって、そのへび同士がお互いを
噛み殺し合ったりするという因果もの。





ものすごい痛みが走りつづけて、
ついに死んでしまうそうですが、死んだあとは畜生道に落ちて、
小蛇にされてしまうなどとも。



蛇として畜生道に落ちてしまうことを「蛇道」におちる
などと言われてたらしいですが、詳しくは判然としません。








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舟にのっちゃだめだめつつしめ。「さるたひこのつかい」さんです。

さるたひこのつかい 猿田彦の使い

むかし、奥州に品物を仕入れにいった男が、
舟にのろうとしたところ「舟にのることをつつしめ」と
声をかけて来る異形のものが出現。



日頃、男は猿田彦のかみを信心してたのですが、
その異形のものが「われは猿田彦の使いじゃ」とも発言したことが心に残って
舟に乗るのをその日やめたところ、夜には時化(しけ)が起こって
乗るはずだった舟は沈んでしまったと知れたんだソウナ。






関亭伝笑『怪談梅草紙』に書かれてるはなし。
乗るはずだった舟に乗れずに事故に遭うのを救われた、というおはなしは
とがきんこうじん」(渡河金甲神)などのようなかたちで大陸に古くからあるもので、
そういった説話の翻案ものであるとも見えます。










プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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