忍者ブログ
氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  
[291]  [292]  [293]  [294]  [295]  [296]  [297]  [298]  [299]  [300]  [301
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
むほんをたくめども。「てつのくも」さんです。



ひとびとを害しようとしていたという大きな蜘蛛(くも)。
『けいせい仏の原』(1703)という芝居のせりふの中に出て来るもので、
ほろぼされた西の宮の大臣という逆臣の魂がなったというものですが、
源頼光らに退治されたと語られてます。
(お芝居の中には出来ません)




PR
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
コンコンきつっねっちゃん。「かすごうじのおとひめ」さんです。




磐城の国の白川郡川上村にすんでたというきつね。


葉っぱの銭を出して車引きをだましたり、
人間を化かしてきたりしたといいます。



きっつぁんばやしの乙姫とも呼ばれてたそうです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
もくもくもんもん。「むかいのくも」さんです。



空の上にいる雲たちで、かみさまなどのいいつけで、
ひとやものを運んだりします。
式亭三馬『夢妄言書』では
知恵のふくろを雲の駕籠に乗せてはこぶ役として登場しています。

(雲駕籠は「くもすけのはじまりだ」などというくすぐりを入れてあります)


すがたかたちなどは「くものばけもの」などとも似ています。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
外道ちゃんそのに。「たごんげどう」さんです。



漢字で書くと「他言外道」で、外道(悪魔)のひとつ。
人間たちを害したりします。


先日の「きょごんげどう」で申し上げましたとおり、
富川房信『鬼女面福貴草』では
「きょごんげどう」と共に魔王の手先の魔民として登場します。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
外道ちゃんそのいち。「きょごんげどう」さんです。



漢字で書くと「虚言外道」で、外道(悪魔)のひとつ。
人間たちを害したりします。




富川房信『鬼女面福貴草』では
「たごんげどう」と共に魔王の手先の魔民として登場します。


……ということで明日はそちらさまをアップということですね。
(予告)




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
口笛ふいちゃいけないよ!のメンバー。「よるのみみず」さんです。



越後の国の長岡などにつたわるもので、
夜に口笛を吹いたりなんかすると蚯蚓(みみず)がやって来て
そのひとの口をなめに来るからやっちゃいけない、


といわれてたそうです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おなべさま。「おなべまつのへび」さんです。



近江の国蒲生郡の小田というところに生えてる
「お鍋松」と呼ばれる松の木に棲んでるという白いへび。



お鍋松は、織田信長の愛妾のひとりだったお鍋の方という女性の
屋敷跡があった場所に植えられた松の木だといわれており、


この蛇は信長の歿後に没落したお鍋の方の
妄念がなったものであるといわれてたソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぶたごやだいすき。「きんし」さんです。




漢字で書くと「欽師」で『宋高僧伝』などにのってる
隋にいたというなぞの僧侶。


豚(ぶた)のすがたに変じては
豚小屋のなかでごろごろ眠ったり遊んだりしてたといいます。



どこの出身なのかどこで修行をしたのかはわからなかったソウナ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ナチョラルな甘さ。「かんせん」さんです。

 

漢字で書くと「甘泉」で
飴(あめ)のようにあまくておいしい泉が
突然出現するというふしぎなこと。

『冊府元亀』には、天祐4年(907)に梁の軍庫のまえにあった井戸は、
突然に水質がこの甘泉に変貌してびっくりされたという記事がのこっています。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
たまごからパリン。「けいらんこう」さんです。



漢字で書くと「鶏卵猴」
弘治18年(1505)崇明県でにわとりの生んだたまごの中に
入ってたというふしぎな小さい猴(さる)。
『江南通志』などに記録のあるもので、
大きさは棗(なつめ)の実ぐらいだったといいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぬすみレタス。「とうせいさい」さんです。



漢字で書くと「偸生菜」
広東につたわるもので、こっそり他人の家の畑などから
生菜(せいさい)をぬすんで来て食べると、
かならず子宝に恵まれると考えられていたもの。


生菜は、萵苣(ちしゃ)のことで
「生」という言葉の連想から子宝と結びつけられた、といわれてます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ホワイトな海。「おばけじぞう」さんです。

おばけじぞう お化け地蔵

常陸の国の長戸村の半田にあるもので、
むかし、夜になってからこの近くをとおると
地蔵が化けてあたりを真っ白い海のように見せてしまっては、
ひとびとを困らせてました。


そこで地蔵の足の先を切りとっちゃったところ
動かなくなり、満願寺というお寺におさめられたといいます。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
妖界東西新聞

妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
妖怪マガジンYOMIMANDARA
月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA

文車堂版社妖改革宣言

新・妖怪党 部署一覧


 Logo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党




 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党

最新トラックバック
フリーエリア
© 2007-2024 Koorintei Hyousen

本ブログの内容、画像の無断転載、無断転用を禁じます。

忍者ブログ   [PR]