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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
暉麗[きれい]なることうるわし。「じゃじょろう」さんです。



ほら穴などに住んでる毒蛇で、美女のすがたに化けて
ほら穴をきれいな御殿に変えたりして人間をひきこみ、
取り殺してしまったりするといいます。


『古今百物語』には近江の国にすんでた佐田源内という男が
これに魅入られて、その後、眠っているときに苦しみだして
白骨だけになってしまったというはなしが載ってます。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
乙女がかかるほう。「けっかい」さんです。



乙女の腹の中に生じるというふしぎなもので、
恋慕の念がつもりつもってかたまりのようなものとなり、
大きくふくれたりするたびごとに
身体を痛くしたり悪くしたりします。



お産のときにでてくるという怪獣の
けっかい」(血塊)とはまた少し別のもので、病状としての用語。

これの生じた乙女に夫をもたせてやったところ
快気したというはなしもあります。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
夜に声がきこえるえる。「もうじゃのなくこえ」さんです。



石見の国の浜田でいわれたことのあるというもの。
夜な夜なお堀からぶきみな声が響いて来ることがつづいたので
ひとびとは「亡者が泣いてる声だ」とうわさして怖がってたんだトカ。

お堀の中の泥亀(すっぽん)たちが夜中に鳴き声を出してたのが
その正体なんじゃないのかともはっきり考えられてたようです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
肥えるとニコニコ。「なまけがみ」さんです。



人間がなまけていればいるほど体が大きく、
でっぷり肥えることが出来るというかみさまで
怠けてる人間の家に住み着くのが好き。


みんなが働き者になると痩せっぴになっていって、
どんどん豆つぶのように小さくなってしまいます。



甲斐の国につたわる昔話のなかに出て来るもの。
「痩せっぴ」は「痩せっぽち」の意味。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
足がかゆいかゆいかゆい。「ぞうりとり」さんです。



信濃の国の伊那郡美和村の南郷にある沢の橋あたりに出たというもので、
歩いてると足が急にかゆくなって、ひょいと足をあげてみたりすると
そのすきにそのひとの草履(ぞうり)をとっていってしまうといわれてました。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ならんでライト。「ににんおおぼうず」さんです。



周防の国の岩国の錦見に出たというもの。


的場小路というところを歩いてた男の前に
提灯をともした大坊主があらわれたので、


「くせものめ」と


提灯を斬り落としたところ消えてしまったそうですが、
その後、男はしばらくのあいだ
言葉をしゃべることが出来なくなったといいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
お鍋のうらみ。「こなべくび」さんです。




くびから小鍋をさげて出て来たというゆうれい。


文化7年(1810)に、吉原の中万字屋に居た遊女が
死んだ後に化けてでたというもので、おかみさんにいじめられて、
身体の調子が悪くても休ませてもらうことも出来ず、
小鍋をつくって温まろうとしてたところを


「そんなもの食べて」と
柱にしばりつけられ、くびにその小鍋をさげられ、


ついに死んでしまったため、こんな姿で出たソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
佃承よりの不明物件。「あみどくろ」さんです。



舟のうえで海にあみを打って引きあげてみると、
10ちかくのどくろがごろごろごろごろ入って来るというもの。


おはなしとしてだけ存在してるようで、
詳しいことは不明です。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
夜ぴかぴか。「やゆうじょし」さんです。



漢字で書くと「夜遊女子」で、伏尸の精がこれになるとも。


ふわふわと飛ぶ明かりで、
青っぽい色のものが家に入って来たりするのは吉、
赤っぽい色のものが家に飛込んで来たりするのは凶、


それぞれのきざしだともいわれてました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ミネラル発生。「きんてつじしょう」さんです。



漢字で書くと「金鉄自生」で、みて、そのまま。
なにもないところからぽっこり
金や鉄などの鉱物が出て来るというふしぎなこと。


これが起こるのは
国に兵が起こるまえぶれだといわれてたといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
呉の国風、たにしの化け術。「でんらじょ」さんです。



漢字で書くと「田螺女」で『集異記』などに載ってる
大きな田螺(たにし)が化けたもの。


道に迷ったひとなどが家をみつけて
泊めてくださいと入ってくると親切に泊めてくれたりしますが、
起きてみると泥だらけな田んぼの中で、
食べさせてもらった夕食なども泥や草だったりしたといいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ひでりだニョロ。「せきびゃくだ」さんです。



漢字で書くと「赤白蛇」で、
あたまが赤くてからだが真っ白いというへび。
牛のような声を発したりします。


これが現われるのは
その地に大ひでりが起きるまえぶれだといわれてました。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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