氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ロングヘアーーーーーーーーーーーー。「みょうじょうがたきのやまんば」さんです。
越後の国の小滝村につたわるもの。
村の近くの山にすんでたというやまんばで、
ときどき高い滝壷の上から髪をくしけずってたりしたといいます。
髪の毛はとても長くて、
滝の下の川にまで届くほどだったソウナ。
ロングヘアーーーーーーーーーーーー。「みょうじょうがたきのやまんば」さんです。
越後の国の小滝村につたわるもの。
村の近くの山にすんでたというやまんばで、
ときどき高い滝壷の上から髪をくしけずってたりしたといいます。
髪の毛はとても長くて、
滝の下の川にまで届くほどだったソウナ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
一本橋、ストゥーパ。「じごくざわのたかそとば」さんです。
一本橋、ストゥーパ。「じごくざわのたかそとば」さんです。
尾張の国の鳴海につたわるもの。
むかし、藤原元命(ふじわらのもとなが)が女のもとに通う途中
鳴海山にあった地獄沢という川にさしかかったとき
「足がぬれると冷たいので何か渡すものはないか」
と辺りをきょろきょろ。近くに地蔵を彫りつけてある高卒塔婆があったので
それをひっこ抜かせて川に架け渡して上を踏み歩いて行ってしまいます。
むかし、藤原元命(ふじわらのもとなが)が女のもとに通う途中
鳴海山にあった地獄沢という川にさしかかったとき
「足がぬれると冷たいので何か渡すものはないか」
と辺りをきょろきょろ。近くに地蔵を彫りつけてある高卒塔婆があったので
それをひっこ抜かせて川に架け渡して上を踏み歩いて行ってしまいます。
その罪によって元命とその従者は、
やって来た獄卒によって地獄に送られてしまったのですが、
地蔵のたすけによって一度は甦生。
しかし、元命はその後も悪業を改めることはなく
最期はあわれなものだったソウナ。
やって来た獄卒によって地獄に送られてしまったのですが、
地蔵のたすけによって一度は甦生。
しかし、元命はその後も悪業を改めることはなく
最期はあわれなものだったソウナ。
やって来た獄卒は大きな青鬼だったそうで、
甦生した従者のほうは、地蔵をまつった「青鬼山地蔵寺」という寺を
建てたといいます。
甦生した従者のほうは、地蔵をまつった「青鬼山地蔵寺」という寺を
建てたといいます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
正しい警報吠え。「くだん」さんです。
正しい警報吠え。「くだん」さんです。
上野の国の山田郡などにつたわるもの。
むかし、日本に麦が存在しなかったとき、
足に麦を隠して唐土から持ち帰ろうとしたひとがあったのですが、
「こいつは麦どろぼうだ」
と吠えかかったのが「くだん」という名のこの犬。
むかし、日本に麦が存在しなかったとき、
足に麦を隠して唐土から持ち帰ろうとしたひとがあったのですが、
「こいつは麦どろぼうだ」
と吠えかかったのが「くだん」という名のこの犬。
この「くだん」は斬り殺されて(あるいは撲り殺されて)しまうのですが、
あとで麦を隠し取られたことが知れ
「くだんは本当のことを言ってたのだ」
ということになり、そのことから書類に本当のことであるというしるしとして
「よってくだんのごとし」という言葉がつけられるようになったのだソウナ。
あとで麦を隠し取られたことが知れ
「くだんは本当のことを言ってたのだ」
ということになり、そのことから書類に本当のことであるというしるしとして
「よってくだんのごとし」という言葉がつけられるようになったのだソウナ。
牛のかたちの「くだん」(件)と同様な
「仍て件の如し」の語源になったというおはなしですが、
前半は弘法大師などが穀物を日本へ伝えるおはなしにつながっています。
「仍て件の如し」の語源になったというおはなしですが、
前半は弘法大師などが穀物を日本へ伝えるおはなしにつながっています。
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くだのはじまり。「ゆうじょのくだぎつね」さんです。
遅れて江戸から甲州にやって来た遊女のほうが、男の屋敷を訪ねてみると
くだのはじまり。「ゆうじょのくだぎつね」さんです。
甲斐の国の武川につたわってるというもの。
むかしこの土地の大きな屋敷の息子が家を飛び出して江戸へゆき、
放埓な暮らしをした末に、吉原の遊女と一緒になろうと誓って
ひとあし先に国へと帰って来たものの、家のものからは全て反対されてしまいます。
むかしこの土地の大きな屋敷の息子が家を飛び出して江戸へゆき、
放埓な暮らしをした末に、吉原の遊女と一緒になろうと誓って
ひとあし先に国へと帰って来たものの、家のものからは全て反対されてしまいます。
遅れて江戸から甲州にやって来た遊女のほうが、男の屋敷を訪ねてみると
「息子は国に帰る道中で病を得て死んでしまった、それがやつの墓だ」と、
真新しい墓を見せられる始末。
遊女が途方に暮れて川辺でかなしんでると、
村人のひとりが本当の事情を語ってやります。
真新しい墓を見せられる始末。
遊女が途方に暮れて川辺でかなしんでると、
村人のひとりが本当の事情を語ってやります。
それを知った遊女は近くに生えてた芦(あし)をこまかく折って
いくつもの管(くだ)にしてその村人に向かって
「これをあのひとの屋敷に投げ込んでください、頼みます」
と言い、そのままその場を去って、後に釜無川に身をドブン。
いくつもの管(くだ)にしてその村人に向かって
「これをあのひとの屋敷に投げ込んでください、頼みます」
と言い、そのままその場を去って、後に釜無川に身をドブン。
遊女の頼みどおりに、男の屋敷の中に投げ込まれた芦の管は
しばらくしてきつねに変じたそうで、一年もたたぬうちに屋敷には事件が続発して
まるごとつぶれて無くなり、男も重い病にかかって死んでしまったソウナ。
しばらくしてきつねに変じたそうで、一年もたたぬうちに屋敷には事件が続発して
まるごとつぶれて無くなり、男も重い病にかかって死んでしまったソウナ。
きょうの「和漢百魅缶」へのアップは
ダンサーごろにゃお。「おとらどん」です。
すると、足が楽になったのでおとらどんたちは
「人間どもが大事にしてるから旨いものだろうと思ってうばって来たが、
まるで旨くなかったこれをやろう」と小判をお礼にくれたトサ。
ダンサーごろにゃお。「おとらどん」です。
羽前国の置賜郡につたわるもの。
少し図体の大きな虎猫(とらねこ)で夜中にいろんなねこ仲間たちといっしょに
無住のお寺の本堂にあつまっては踊って遊んでました。
少し図体の大きな虎猫(とらねこ)で夜中にいろんなねこ仲間たちといっしょに
無住のお寺の本堂にあつまっては踊って遊んでました。
家を追い出されたあるおっとり者な男が
このねこたちの踊り場にしてるお堂をたまたま寝場所にえらんで出くわしてしまったとき、
おとらどんが片足を引きずって踊ってたので、
「ねこにはまたたびが良い、またたびの皮をつけたらいい」
と男が教えてやると、早速おとらどんは実践。
このねこたちの踊り場にしてるお堂をたまたま寝場所にえらんで出くわしてしまったとき、
おとらどんが片足を引きずって踊ってたので、
「ねこにはまたたびが良い、またたびの皮をつけたらいい」
と男が教えてやると、早速おとらどんは実践。
すると、足が楽になったのでおとらどんたちは
「人間どもが大事にしてるから旨いものだろうと思ってうばって来たが、
まるで旨くなかったこれをやろう」と小判をお礼にくれたトサ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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