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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
熟成しすぎ松ヤニ。「もくいき」さんです。



漢字で書くと「木威喜」
松脂(まつやに)が一万一千年たつと変ずるという仙薬の一ッ。

蓮華のような形をしてて、ぬるぬるしてるといいます。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
からだ損壊。「じゃませい」さんです。

じゃませい

人間のからだの中に宿ったりして、
体に不調や損壊をまねいたりするというもの。

「三尸」とかも、広くは
こんな風に呼んだりもしたみたいです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
雨の日に持ってなかったの。「さんろうば」さんです。


さんろうば 傘老婆

雨のすごく降ってる山道で
「傘(かさ)を貸して下さい」と頼んできたという
なぞの老婆。

かわいそうだと思ったひとが傘をかしてあげてしばらくいっしよに歩いてると、
道の脇にあいてる穴の前で突然その老婆が「ここまで結構です、ありがとうございました」
と言って、いつの間にかいなくなってしまってしまいます。

数日後、そのひとがその山道の近くの廟にある婆像をたまたま見てみると
老婆に貸した傘があり、その後は福にめぐまれたといいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
あたまなし。「むとうふじん」さんです。

むとうふじん 無頭婦人


漢字で書くと「無頭婦人」
頭がくびの上に乗ってないすがたの妖怪。
首を手に持っていたりするそうです。
古い誰も住んでない「凶宅」と呼ばれてた家に、
「なにも変なものなんかはでるわけなかろう」と言って
酒をたずさえて確認しにいったひと(永さんというひと)がこれに遭遇しておどろき、
数日間おそろしさで寝込んでしまったりしたソウナ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
きらっきらっ11月の異花。「ずいしょうげ」さんです。

ずいしょうげ 瑞聖花

漢字で書くと「瑞聖花」
天聖6年(1028)11月に四川の益州で咲いたという
ふしぎな桃のような異花。


天下泰平のきざしであると目されたようです。



天聖6年は他にも嘉禾、瑞木、嘉瓜などが生じたそうで、
すごい瑞兆年だったようです。


12月のはじめの「和漢百魅缶」へのアップは 
大陸のガーガー。「びゃくがき」さんです。

びゃくがき 白鵝鬼

漢字で書くと「白鵝鬼」で、「鵝鬼」あるいは「鵞鬼」とも書くようです。

うらない者などが使ったりもしたという霊鬼で、
鵝(がちょう)を殺してそれを地中に埋め、
そのうえに女の履(くつ)や服をかぶせておくと、これになったといいます。


使役をして、病魔の原因をさぐらせたりもしたようです。


11月の「和漢百魅缶」千穐楽のアップは! 
のびてもじゃーーーー。「けむくじゃらのて」さんです。

けむくじゃらのて 毛むくじゃらの手

昨日も手でしたが、昨日のは壁や窓から出てしゃべってくるダケのほう、
今日のは、「ほおなで」(頬撫)とか「かおなで」(顔撫)とかの系統。

阿波の国の石井村などにつたわるもの。
川のほとりなどをあるいてると
長い毛むくじゃらの手が草むらなどの中から延びて近づいて来て、
ひとの頭や体をなでて来たりしたトカ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
家に入って来る 腕 のひとつ。「これみこれみ」さんです。


これみこれみ これ見これ見

讃岐の国の真野につたわるもので、
夜なべをしているといつの間にか窓から大きな大きな片腕が入って来て
「これ見これ見」と声をかけてひとをおどろかせたというもの。


きもが座ったある女が「これ見これ見」といってるこの腕を刀で斬ったところ、
ぱっと消えてなくなってしまい、
もう二度とあらわれることは無かったといいます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
お城のたたり。「ひづめのあし」さんです。

ひづめのあし 蹄の足

越中の国の新川郡宮崎につたわるもの。

むかし小塚権太夫のまもる宮崎城を上杉勢が攻めたとき、
なかなかこれが落ちないので何とか策が無いものか、と捜した結果、

あるひとりの老婆から

「宮崎のお城でつかう水の出るところは馬のわらぐつを入れれば停まる」

ということを入手。



上杉勢はそれを実行して城は落ちたのですが、
情報をもらしたその老婆の家の者はそのばちがあたって、
馬のひづめのようなものが足に生えてしまったソウナ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
どすこい、どすこい。「マジムンヌテイソー」さんです。

マジムンヌテイソー マジムンヌ大将

沖縄につたわるもの。マジムンたちのおやぶんで、
シマ(相撲)をマジムンたちみんなにとらせてそれを眺めるのが好き。
楽しませてくれた人間には、福をさずけてくれたりもします。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
しゃべるよしゃべるよ。「はざしのくじら」さんです。

はざしのくじら 羽指鯨

土佐の国の三津浦につたわるもの。

むかし、くじらとりのときに尾びれに跳ね飛ばされて
ひとりの羽指(はざし)が死んだあとしばらくして、
その羽指とそっくりなしゃべり声を発するあやしい鯨が
海から浮かび出ることがあったりした、というもの。



羽指は、くじらとりのときに活躍する役割のひとつで、
弱らせた鯨の上にのって陸にまで曳いてゆく綱などを結わえつけたりする役のこと。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ごくごく飲みやせい。「かくしいど」さんです。


かくしいど 隠井戸

武蔵の国の多摩郡真光寺村につたわるもの。

むかし、あるひとが真光寺平を歩いてたとき
「のどがかわいたな」と水が無いか探してると、
たまたま井戸のようなものがあって、
水をのむことが出来てうれしかった、というもの。


水の上には、魚のもようの彫ってある金色のお椀も浮いてて
飲むのに具合がよかった、というのですが、
その後だれがそのあたりを探してもそんな井戸のようなものは無かったし、
見つけることは出来なかったといいます。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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