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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
和歌の古註のやっぱり不吉パワーのあるかた。「みずのいろ」さんです。

みずのいろ

和歌の古註にある五七五七七のうちの
「第五の句」の七音のことで「冬の句」や「信の歌」と称されます。



第五句は、北・黒・冬に属しており、
ここが他の句より強くなってしまうと不吉であるとされます。



『玉伝深秘巻』や『石見女式』にあるもの。
神は「月神」(月天子)仏は「ふくうじょうじゅにょらい」(不空成就如来)をまつるとよいとされます。



「みずのいろ」の呼称は同書の項目中にある歌
「山風は吹きこおりつつ飛鳥川みずのいろにぞ冬は見えける」から。




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通算7777、ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
和歌の古註の魔力のつよいおかた。「やまほととぎす」さんです。

やまほととぎす

和歌の古註にある五七五七七のうちの
「第二の句」の七音のことで「夏の句」や「礼の歌」と称されます。



第二句は、南・赤・夏に属しており、
他の句より強くなってしまうと作者に
怪喪(かいそう)やわざわいを呼んでしまい、よくないとされます。
そのため、ひとを呪詛する歌は第二句にたましいをこめてつくると
効果が高いとも説かれてました。



『玉伝深秘巻』や『石見女式』にあるもの。
神は「ひるこ」(蛭子)仏は「ほうしょうにょらい」(宝生如来)をまつるとよいとされます。





「やまほととぎす」の呼称は同書の項目中にある歌
「おしなべて夏の景色は知られけり山ほととぎすまだも来鳴かず」から。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おぐしによいもの。「たくあんのしっぽ」さんです。

たくあんのしっぽ 沢庵の尻尾

お漬物のたくあんはしっぽのほうの毛のはえた端っこを率先して食べると
長くて美しい髪の毛が生えると語られてたソウナ。


たくあんのしりげ」(沢庵の尻毛)などはまったく別個の内容のもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あまはぎばば」さんです。

あまはぎばば
冬の晩にやって来るとされてたおそろしい存在。
子供たちに対して大人たちが「あまはぎばばが来るゾ」と言ってたとといいます。



能登の国の羽咋郡などで言われてたもの。
藁(わら)を打つ槌(つち)をだいて早く眠れば来ないゾなどとも言われてたようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ギブミーオイル・たんぽぽ。「あぶらかいすかい」さんです。

あぶらかいすかい 油買酢買

たんぽぽの綿毛たちのことで、綿毛を吹きながら
「油買いに酢買いに」などと囃すのが、子供たちのあいだでおこなわれてました。


綿毛たちを買い物をする存在たちに見立てる囃しことばで
瀬戸内のほうなどで言われてたもの。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
たんぽぽあまい。「あめかいぼう」さんです。

あめかいぼう 飴買坊

たんぽぽの綿毛たちのことで、綿毛を吹きながら
「お坊お坊あめ買いに行け」などと囃すのが、
子供たちのあいだでおこなわれてました。



綿毛たちを買い物をする存在たちに見立てる囃しことばで、
信濃の国などで言われてたもの。
「あめ」は、「飴」と解説されてたりもしますが(『わらべ唄風土記』など)
「酢」を意図してる地方もあるのかも知れません。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
おかいものたんぽぽ、成年。「すかいさけかい」さんです。

すかいさけかい 酢買い酒買い

たんぽぽの綿毛たちのことで、綿毛を吹きながら
「酢買うて来い酒買うて来い」や「酢買って来い酒買って来い」などと囃すのが、
子供たちのあいだでおこなわれてました。





綿毛たちを買い物をする存在たちに見立てる囃しことばは各地で言われてたもの。
「雨が降ったら泊まって来い」などとつづけたりします。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
目的地あり・たんぽぽ。「あこうのしおかい」さんです。

あこうのしおかい 赤穂の塩買

たんぽぽの綿毛たちのことで、綿毛を吹きながら
「赤穂へ行って塩買うて来い」などと囃すのが、
子供たちのあいだでおこなわれてました。


綿毛たちを買い物をする存在たちに見立てる囃しことばで、
播磨の国などで言われてたもの。



みそかいしおかい」(味噌買塩買)や「さけかいぼう」(酒買坊)などは同様な例。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ゴールドになるもの。「がねのたましい」さんです。

がねのたましい 蟹の魂

肥後などでいわれてたもので、これ(がね=蟹、の魂)を地中に埋めておくと
金になると語られてたそうです。


実質は「かねだま」(金霊)のようなものと考えられますが、
詳しくはよくわかりません。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
だいこんさんのさき。「だいこんのしり」さんです。

だいこんのしり 大根の尻

大根のしり(さきっぽ)を率先して食べると出世する、と
俗に言われてたりしました。



大根のしり・しっぽは、歳末や正月に
「さいのかみ」「としがみ」などの供物の一ッになってたり、
節分のときに柊[ひいらぎ]などと共に飾ったりもしており、
年中行事のなかで使われてる部位でもありました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
とっくりさげてるたんぽぽ。「さけかいぼう」さんです。

さけかいぼう 酒買坊

たんぽぽのことで、対馬の国などでのもの。
綿毛を吹きながら「酒買って来い」などと囃すのが、
子供たちのあいだでおこなわれたことからの呼び名です。


綿毛たちを買い物をする存在たちに見立てる囃しことばは各地で言われてたもの。
みそかいしおかい」(味噌買塩買)などは同様な例。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
らららたんぽぽのわたげが。「みそかいしおかい」さんです。

みそかいしおかい 味噌買塩買

たんぽぽの綿毛たちのことで、綿毛を吹きながら
「味噌買うて来い塩買うて来い」や「塩買って来い味噌買って来い」などと囃すのが、
子供たちのあいだでおこなわれてました。


綿毛たちを買い物をする存在たちに見立てる囃しことばは各地で言われてたもの。
「川が出たら帰って来い」、「雨が降ったら堂に泊まれ」などとつづけたりします。


プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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