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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
毛の用心。「けむしのおおぼうず」さんです。

けむしのおおぼうず 毛虫の大坊主

京都につたわるもの。

御所でお風呂を焚いていた下女さんが
3、4寸くらいの大きな毛虫をみつけたので
何気なくポイと焚いてる火にくべて焼いてしまったところ、

たちどころに煙があがって
緋色の衣を来た大坊主が姿をあらわし、

そこら中の屋根をピョイピョイ飛び回ったと思うと、
その場所その場所で次々火の手があがって、
嘉永7年(1854)の大火になったんだソウナ。


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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
おおきいーよ。「おおよ」さんです。

おおよ 大魚

羽後の国の角館などにつたわるもの。

沼や湖などにすんでる魚のうちで
いちばん大きな大きな「ぬし」のような魚のこと。

これを捕ったり釣ったりしてしまうと、
それ以後いっさいその場所で魚がとれなくなったり、
とった人間によくないことがふりかかる

などと言われてました。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
刃物コワイコワイ。「おおばこ」さんです。

おおばこ

羽後の国の飛島の海に出るといわれてるもの。
船に近づいて来て柄杓(ひしゃく)を欲しがり、
船の中に水をくみこんで沈めてしまうといいます。


柄杓に穴をあけて防難するのは
ほかの船幽霊たちなどといっしょですが、

これを追い払うためには、ひもの先などに小刀を結び付けて、
それを船のうしろに結んで海の中に流すとよいといわれてたそうです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ、通算でいいますと3900体目のアップは、 
桜じゃないですよ。「サラクカムイ」さんです。

 サラクカムイ

アイヌにつたわるもので、
ひとを横死・変死させてしまうかみさま。

特に、水の中にひとを沈めて水死させてしまうといわれてます。


「ミンツチ」などとは同一のように考えられてもいるようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ、通算でいいますと3900体目のアップは、 
桜じゃないですよ。「サラクカムイ」さんです。

 サラクカムイ

アイヌにつたわるもので、
ひとを横死・変死させてしまうかみさま。

特に、水の中にひとを沈めて水死させてしまうといわれてます。


「ミンツチ」などとは同一のように考えられてもいるようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
呼び雷の材木。「かみなりのつめあと」さんです。

かみなりのつめあと 雷爪痕

常陸の国の久慈郡などにつたわるもの。

かみなりが落ちたときに爪あとをつけていった木を
材木にして家の柱を建てたりすると、
その家には雷が落ちてしまうと言われてました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぽんぽこぽん!!×75。「たんきつき」さんです。

たんきつき 狸憑き

備中の国の川上郡などにつたわる、
ひとのいえに憑くもの。

75匹のたんき(狸)が憑くといわれてて、
田んぼを手伝ってくれたり、富を運んできて
家を富ませたりするといわれてました。
ただし、どんどんと数が増えてしまうので、
困ってしまうというのは「くだぎつね」(管狐)や「おさき」などと同じ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
八右衛門さんヤッチャッタ。「むいかだ」さんです。

むいかだ 六日田

羽後の国の由利郡道川村につたわるもので
5月6日には田植えをしてはいけないといわれたもの。
むかし八右衛門というひとが
「そんなことなぞはどうでもよい」と
5月6日に田植えをおこなったところ、

たちまち大雨が降りだして、
八右衛門の家の田んぼのすべての苗だけが
流されてしまったんだトカ。

それ以後、八右衛門の家は没落してしまったソウナ。



そがどののたうえ」(蘇我殿の田植)とは同類のもの。


5月22日が例年は田んぼものだったのですが
今年はちょっと1日ずれて23日のきょうにアップです。
なお、いまのところこんな並び。


■「ちわがいけ」(千把ヶ池) 2010年5月22日up
■「じじいばばあいし」(爺婆石) 2011年5月22日up
■「よめがた」(嫁が田)2012年5月22日up
■「そがどののたうえ」(蘇我殿の田植) 2013年5月22日up





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
徹する視線。「むがん」さんです。

むがん 無眼

こちら「無眼」さんは、目の玉の無いすがたをしてるおばけ。
絵巻物にかたちだけが描かれてる画像妖怪で、
「なでざとう」(撫座頭)などの同体異名。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ぶくぶくぶっくん。「くしのたたり」さんです。

くしのたたり 櫛の祟

若狭の国の中名田などにつたわるもので、
池の中に櫛などを捨てたりすると、
そのひとの家がたたられると言われてました。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
瓦葺きがすきです。「おてらのおに」さんです。

おてらのおに 御寺の鬼

荒れ果てた古寺などにひそんでる「おに」で、
赤鬼や青鬼など。

のぞみの物がどんどん出て来る「打ち出の小槌」を持ってます。

久留米などにつたわる昔話に出て来るもの。
家を追い出された暴れんぼうな男の子がこれを退治して小槌をもってかえったあと、
その凄いちからを盗み見た隣の悪い婆さんが借りて真似して失敗するといったもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
どざー。「てんくずし」さんです。

てんくずし 天崩し

日向の国の矢岳などにつたわるもの。

雨の降ってる日などに山の中で
大木や土砂がざざーーーっと大きく崩れる音がしてくるというもの。

実際には倒れたり崩れたりはしていなく、
音だけが聞こえて来るもので、「てんぐ」(天狗)の起こしてるものだと言われてます。


プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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