氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
11月のお酉さまの日は、とりのいちにちなんで鳥しばりです。
一の酉の本日は、田からぱたぱた「こんこんどり」さんです。
11月のお酉さまの日は、とりのいちにちなんで鳥しばりです。
一の酉の本日は、田からぱたぱた「こんこんどり」さんです。
筑前の国の那珂郡などに伝わるもので、
6月15日の祇園さまの日は田んぼに入って仕事をしてはいけない
とされてて、入ると「こんこん鳥になる」と言われてました。
6月15日の祇園さまの日は田んぼに入って仕事をしてはいけない
とされてて、入ると「こんこん鳥になる」と言われてました。
祇園さまの日は「祇園ごもり」とも呼ばれてたようです。
具体的にはお祭りの日なので(お祭りを観に行くことにしてるので)
仕事をしてはいけないというのが核となってる内容ではあります。
具体的にはお祭りの日なので(お祭りを観に行くことにしてるので)
仕事をしてはいけないというのが核となってる内容ではあります。
昔話のなかには、祇園さまの日にたいへんな田植え仕事をおしつけられて
祭りを観に行けなかった女がおり、そのまま夜になっても田んぼから帰ってこないので、
屋敷のあるじが探させたところ、田んぼから1羽の大きな鳥が現われて去った
――というはなしが、こんこん鳥のはじまりとして語ってるはなしもあり、
この女の怨念が鳥になったとしてます。
祭りを観に行けなかった女がおり、そのまま夜になっても田んぼから帰ってこないので、
屋敷のあるじが探させたところ、田んぼから1羽の大きな鳥が現われて去った
――というはなしが、こんこん鳥のはじまりとして語ってるはなしもあり、
この女の怨念が鳥になったとしてます。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ばくちに勝つまじない。「とばくのしちほんぼとけ」さんです。
ばくちに勝つまじない。「とばくのしちほんぼとけ」さんです。
真夜中に誰にも知られずに墓場から
七本仏(しちほんぼとけ)をぶっこぬいて持って帰ると、
博奕(ばくち)に勝てるといったおまじない。
七本仏(しちほんぼとけ)をぶっこぬいて持って帰ると、
博奕(ばくち)に勝てるといったおまじない。
博奕についてのえんぎかつぎとして
若者や遊び人たちのあいだで語られてたもの。
陸中の国をはじめ各地にみられたようです。
若者や遊び人たちのあいだで語られてたもの。
陸中の国をはじめ各地にみられたようです。
「七本仏」は四十九日までの供養のために墓所にたてる卒塔婆(そとば)のこと。
組み合わさって1本になってるものや、7日ごとに1本ずつたてにゆくものもあります。
組み合わさって1本になってるものや、7日ごとに1本ずつたてにゆくものもあります。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ハロウィンですのでおなじみ世界篇アップ連続興行です。
今年もまた海外から12体、連続アップ致しましたので
こちらのひとくち解説とも共に、おたのしみくださいませ。
それでは、とざい、とーーーざいーーーーーーーーーーーーーーーーー。
■ ダン・ニ・ベグ(Dan ni begu)
まずはじめのアップは、スマトラのあたりに飛んで
毒きのこのことを示す「死霊のきのこ」「幽霊のきのこ」という意味合いのコチラから。
「ベグ」というのがバタックのひとびとのあいだでの死霊・幽霊をさすことばで、
人間を害する病気とか事故とかいうものはだいたい「ベグ」たちの起こすものだ
という認識があることから、からだによくない毒を持つきのこたちも
「ベグ」が関わってるものだという風に見られてたというコトですネ。
■ ラ・セグア(La Cegua)
つづいては、コスタリカから。唄声で魅了して来るタイプの妖怪。
正体が「馬」なんぢゃよという妖怪は、あちらのほうには割りかしいるみたいです。
ぜんらまるさんがおすすめしてるエリアス・セレドン『コスタリカ伝説集』に
収録されてる妖怪のひとつ――を描いてみた1枚です。
■ ミンゲヘ(Mingehe)
赤道ふきんをぐるりとまた飛んで廻って、おつぎはコンゴ。
ひとびとに幸(さち)をもたらす精霊さん的なもの。
「水」が重要な要素でもあるようで、『民族地理』下巻での解説をみてみると
川の中の鰐・魚たちとも関係が深いそうです。
■ カプティエル(Captiel)
今年は魔術関係の本も眺める機会がいくつかあったので、
(ミノタウロさんのエロイムエッサイムのご本とかもありましたしネ)
ソロモンのアルマデル(Almadel)の法に出て来る面々の一部を描いてみました。
――ということで、まずはじめに描いたのが
カプチーノみたいな響きのお名前のカプティエルさん。
■ ゲドボナイ(Gedobonai)
アルマデルの法に出て来る面々は大きく分けると
第一~第四の「高き所」(Altitude)に分かれるのでそれぞれから
ひとりずつということで、第四……第三……と降順して行っております。
第三のなかでも、音の響きがおもしろいのでゲドボナイさん。
■ アルファリザ(Alphariza)
アルマデルの面々は、フレッド・ゲティングズ『悪魔の事典』では
バラバラに立項掲載されてたりするのですが、
第一~第四の「高き所」主体での解説が無かったりしますし、
グスタフ・デイヴドソン『天使辞典』の付録のまとめにあるものも
ほかのまとめとは名称やに揺れがあったり、意外と手ごろな翻訳書では
かゆいところにとどかない部分があったりするのが今回の準備では知れましたネ。
アルマデルの法については、詳しく比較などを書いておられるサイトのページが
ありますので(http://www.esotericarchives.com/solomon/almadel.htm)そちらにて
冠のお花の英文の確認などでは参照させていただきました。
■ ハロウィーン・ロブスター(Halloween Lobster)
画像検索をしてみると、こういう風にいろいろ出て来るみたいです。
白海鼠(しろなまこ)みたいに結構あみにひっかかるものなのかしらん。
■ ロシュ・ハ・サタン(Rosh ha Satan)
こちらはヘブライのほうに舞い込みまして、お星さま。
ギリシャ神話でえがかれるヨーロッパの天文だと、
メデューサの首がある星の箇所がこの星とおなじもの。
■ カウムプリ(Kaumpuri)
またアフリカ大陸に戻って来て、疫病のもとじめみたいな神様。
今年はアフリカのかたも、信仰分野などから2つ増やせました。
大陸の広さに対して、まだまだ把握出来てる範囲が乏しいので
来年も、もう少したくさん資料を増やしておきたい分野ではあります。
■ ボラキエル(Borachiel)
第一の「高き所」のアルマデルの面々のひとり。
先に出てるゲドボナイさんと同様、名前の響きがおもしろいから
――という、ごく軽い軽い動機で選抜してるのですが、
あとからちゃんと比較してみると
附註につづってあるように、むかしの古典に出て来る天使・堕天使に
見られる名前がちゃんと引かれてるみたいなので
ちょっと動機が恥ずかしい。ですね。
■ ティジー・ウィジー(Tizzie Whizie)
ボート屋のおやじさんによる、
かわいい羽根つきはりねずみさん。
何か月か前に、Twitterのタイムラインでボート屋の絵葉書の写真を
図版にしてるツイートで見かけて、「ことしの世界篇はコレかきたい!」
――と、12体のなかでは早々に出場が決まってた、ふしぎ生命体です。
■ ラス・アル・グル(Ras al Ghul)
ロシュ・ハ・サタンのアラビア版。
「グル」は「グール」とかと同じ雰囲気なんですかね。
ロシュ・ハ・サタンとは背景におなじ地紙の加工を使ってまして、
(ふるい仏画の、濃彩がぎとぎと剥落してる絵絹を加工調整したもの)
西土のありがたい香りをすこし加えてます。
以上12体、ちくらが沖からも鬼満国からも悪風魔風つつがなく
満尾させることが出来ましたので、なにより。
それぞれのページから、本解説やイラストなどおたのしみ下さいませ。
とざい、とーーーーーーーざーーーいーーーーーーーーーーーーーーーーー。
ハロウィンですのでおなじみ世界篇アップ連続興行です。
今年もまた海外から12体、連続アップ致しましたので
こちらのひとくち解説とも共に、おたのしみくださいませ。
それでは、とざい、とーーーざいーーーーーーーーーーーーーーーーー。
■ ダン・ニ・ベグ(Dan ni begu)
まずはじめのアップは、スマトラのあたりに飛んで
毒きのこのことを示す「死霊のきのこ」「幽霊のきのこ」という意味合いのコチラから。
「ベグ」というのがバタックのひとびとのあいだでの死霊・幽霊をさすことばで、
人間を害する病気とか事故とかいうものはだいたい「ベグ」たちの起こすものだ
という認識があることから、からだによくない毒を持つきのこたちも
「ベグ」が関わってるものだという風に見られてたというコトですネ。
■ ラ・セグア(La Cegua)
つづいては、コスタリカから。唄声で魅了して来るタイプの妖怪。
正体が「馬」なんぢゃよという妖怪は、あちらのほうには割りかしいるみたいです。
ぜんらまるさんがおすすめしてるエリアス・セレドン『コスタリカ伝説集』に
収録されてる妖怪のひとつ――を描いてみた1枚です。
■ ミンゲヘ(Mingehe)
赤道ふきんをぐるりとまた飛んで廻って、おつぎはコンゴ。
ひとびとに幸(さち)をもたらす精霊さん的なもの。
「水」が重要な要素でもあるようで、『民族地理』下巻での解説をみてみると
川の中の鰐・魚たちとも関係が深いそうです。
■ カプティエル(Captiel)
今年は魔術関係の本も眺める機会がいくつかあったので、
(ミノタウロさんのエロイムエッサイムのご本とかもありましたしネ)
ソロモンのアルマデル(Almadel)の法に出て来る面々の一部を描いてみました。
――ということで、まずはじめに描いたのが
カプチーノみたいな響きのお名前のカプティエルさん。
■ ゲドボナイ(Gedobonai)
アルマデルの法に出て来る面々は大きく分けると
第一~第四の「高き所」(Altitude)に分かれるのでそれぞれから
ひとりずつということで、第四……第三……と降順して行っております。
第三のなかでも、音の響きがおもしろいのでゲドボナイさん。
■ アルファリザ(Alphariza)
アルマデルの面々は、フレッド・ゲティングズ『悪魔の事典』では
バラバラに立項掲載されてたりするのですが、
第一~第四の「高き所」主体での解説が無かったりしますし、
グスタフ・デイヴドソン『天使辞典』の付録のまとめにあるものも
ほかのまとめとは名称やに揺れがあったり、意外と手ごろな翻訳書では
かゆいところにとどかない部分があったりするのが今回の準備では知れましたネ。
アルマデルの法については、詳しく比較などを書いておられるサイトのページが
ありますので(http://www.esotericarchives.com/solomon/almadel.htm)そちらにて
冠のお花の英文の確認などでは参照させていただきました。
■ ハロウィーン・ロブスター(Halloween Lobster)
画像検索をしてみると、こういう風にいろいろ出て来るみたいです。
白海鼠(しろなまこ)みたいに結構あみにひっかかるものなのかしらん。
■ ロシュ・ハ・サタン(Rosh ha Satan)
こちらはヘブライのほうに舞い込みまして、お星さま。
ギリシャ神話でえがかれるヨーロッパの天文だと、
メデューサの首がある星の箇所がこの星とおなじもの。
■ カウムプリ(Kaumpuri)
またアフリカ大陸に戻って来て、疫病のもとじめみたいな神様。
今年はアフリカのかたも、信仰分野などから2つ増やせました。
大陸の広さに対して、まだまだ把握出来てる範囲が乏しいので
来年も、もう少したくさん資料を増やしておきたい分野ではあります。
■ ボラキエル(Borachiel)
第一の「高き所」のアルマデルの面々のひとり。
先に出てるゲドボナイさんと同様、名前の響きがおもしろいから
――という、ごく軽い軽い動機で選抜してるのですが、
あとからちゃんと比較してみると
附註につづってあるように、むかしの古典に出て来る天使・堕天使に
見られる名前がちゃんと引かれてるみたいなので
ちょっと動機が恥ずかしい。ですね。
■ ティジー・ウィジー(Tizzie Whizie)
ボート屋のおやじさんによる、
かわいい羽根つきはりねずみさん。
何か月か前に、Twitterのタイムラインでボート屋の絵葉書の写真を
図版にしてるツイートで見かけて、「ことしの世界篇はコレかきたい!」
――と、12体のなかでは早々に出場が決まってた、ふしぎ生命体です。
■ ラス・アル・グル(Ras al Ghul)
ロシュ・ハ・サタンのアラビア版。
「グル」は「グール」とかと同じ雰囲気なんですかね。
ロシュ・ハ・サタンとは背景におなじ地紙の加工を使ってまして、
(ふるい仏画の、濃彩がぎとぎと剥落してる絵絹を加工調整したもの)
西土のありがたい香りをすこし加えてます。
以上12体、ちくらが沖からも鬼満国からも悪風魔風つつがなく
満尾させることが出来ましたので、なにより。
それぞれのページから、本解説やイラストなどおたのしみ下さいませ。
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