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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
森で消えるワザ。「きのねのぼうし」さんです。

きのねのぼうし 木の根の帽子

頭にすぽっとかぶると
木の根っこにしか見えなくなるというふしぎな帽子。

「おに」(鬼)たちの持っている宝物の一ッです。



蛇に嫁入りしなくてはいけなくなり、
その後、蛇を退治したものの、家には戻れず、
放浪して山姥などの家に行って「うばかわ」(姥皮)をもらう
という展開の昔話の別のバージョンなどに出て来る
鬼の家のおばあさんからもらう、たからもの。 

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
実際はむしろをくぐりません。「おにがのぞく」です。

おにがのぞく 鬼が覗く

因幡の国の八東郡などにつたわるもの。
むかしは、お正月は15日まで、
その年にあたらしく家で使う「わらむしろ」を
家の庭を囲むようにほして置いておくものだ
と言われてて、それをちゃんとして置かないと、

家を「おに」(鬼)がのぞくので、
よくない、と言われてました。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ふなだまさま大激怒。「じゅうろくにちのさかな」さんです。

じゅうろくにちのさかな 十六日魚

出雲の国などにつたわるもの。
お盆の16日に漁に出たりすると
やたらと魚が獲れるんだそうですが、

その大漁の魚は港に戻ると
すべてお盆のなすびなどが正体だったといいます。



お盆に漁にでてはいけない
という俗信に関連したもの。

対馬の「じゅうろくにちのいか」(十六日烏賊)は同じ趣向のもの。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
炭水化物だワン。「きゅうびく」さんです。

きゅうびく 九尾狗

広西省竜州郡などにつたわるもので、
おおむかし、狗(いぬ)には9本の尾のあったというもの。
漢字で書くと「九尾狗」

人々が天にしかないとされる穀物の種をとりに行かせるために、
これを天に送り込んだそうで、

そのとき天人の見張り番に
しっぽを次々と切られてしまい、
今は1本しかなくなってしまったというハナシ。



しっぽに穀物の種をくっつけて運んだので、穀物の穂というのは
狗の尾みたいなかたちに生えると語られてます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
うりこひめ、たべた。「あまのしゃぐ」さんです。

あまのしゃぐ 天邪鬼

羽後の国の仙北郡などに伝わるもの。
きもちのわるい蝶のさなぎのことをこう呼んでました。

おきくむし」などと同様に蝶の蛹を呼んだもの。
特に「あかたては」の蛹をさしてたそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
厨房おおさわがし。「しゅたいそ」さんです。

しゅたいそ 朱大鼠

漢字で書くと「朱大鼠」。

むかし、丹陽県の茅崇丘(ぼうすうきゅう)というひとの家にでたというもの。
夜中になるたびに厨房からひとの談笑する声がきこえたり、
ガチャガチャと料理の皿を動かす音や
酒をのんでさかもりをする音が聴こえてくるが、見てみても何も起こってない、
というふしぎがつづいたといいます。

あるとき、道士が茅の家の前で

「ここには妖気がある」

といって、符を渡して来たので、
茅崇丘が言われたとおりに厨房の竈の中に
それを釘で貼っておいたところ、
次の日、毛のない巨大な鼠が5、6匹、その近くで死んでたんだトカ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
でんきタイプによわい。「くまのみやのだいじゃ」さんです。

くまのみやのだいじゃ 熊野宮の大蛇

陸奥の国の目名に建ってる
熊野宮の近くに生えてた大木にすみついてたという大蛇。
村のひとたちを恐れさせていました。

ある年のドカーーーーンと大きな雷が落ちた次の日、
これが死んでるのが発見され、村のみんなは

「熊野さまが助けて下さった」

とうわさしたりしたソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
いしいし。「ハマガンイシ」さんです。

ハマガンイシ 浜蟹石

石垣島につたわるもの。
海の中にある石で、冬の寒さがきびしい年は、
浜にすんでるハマガン(浜蟹)たちが海にみんな入って
みんな石になっちゃったといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
だらりのふんどし。「てんじょうのおに」さんです。

てんじょうのおに 天井鬼

天井のうえからながくながく
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと
ふんどしを垂らしてくる「おに」。

「天からふんどしが」とか
「長崎からふんどしが」とか
ずっとずっとずっとずっと垂れてくるダケの
各地につたわる昔話に、出て来る鬼。
陸奥の津軽などに伝わるものに出て来ます。

本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
卵生じゃないほう。「ぬえ」さんです。

ぬえ

陸中の国九戸郡の梁ヶ沢あたりに、
むかし多くいたという、さるのようなもの。
きつねたちよりも賢かったらしいとも言われてます。


これが多く住んでたあたりには
「ぬえと舘」という地名があったといいます、
さるの先祖のようなもの、などとも言われてたようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ウエストおふとめ。「すがたにのうわばみ」さんです。

すがたにのうわばみ 菅谷の大蟒

加賀の国の菅谷にいた大きな大蛇。
胴まわりは8寸くらいあって、大きなつのも生えてたといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
キラキラからニョロ。「こがねやまのへび」さんです。

こがねやまのへび 黄金山の蛇

北海道石狩の黄金山につたわるもので、
この山にいる蛇の中には、むかし源義経が
この山で脱ぎ捨てていったという黄金のかぶとから
変化して生まれたという伝説があったそうです。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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