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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充第三弾。「ゆうれいとっくり」さんです。

ゆうれいとっくり 幽霊徳利

肥前の国の藤津郡油津につたわるもの。
むかし姑から命じられたおつかいの帰りに
転んで油徳利を割ってしまい、
それを悔いて橋から身を投げてしまったお嫁さんの亡霊。

橋をとおりかかるひとに向かって
何かものを渡してこようといったそぶりで姿を見せて
恐ろしがられてました。

あるとき、大坪羽左衛門というひとがこれに出遭い、
渡そうとしてるものをおじずに受け取ったところ、
小さい徳利で、それ以後この幽霊は出なくなったソウナ。

この川はこのはなしから
「嫁川」という名がついたと言われてます。

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充第二弾。「つつみんぬし」さんです。

つつみんぬし 堤ん主

肥前の国の杵島郡につたわるもの。
むかし、ある村で年の瀬におもち搗きをしようとしたのですが、
その年は悪い風邪がはやっててほとんどの若者が動けず、
おもちの搗き手がいなくて大困り。しかし、
見知らぬ若者が現われてすべてのおもちをついてしまいました。

おもちを搗いたあと、その若者は「疲れた」と言って
近くのお堂で居眠りをしてたのですが、
村人たちがお礼をしようとそこをおとずれてみると、
大きな大蛇のうろこが1枚落ちてただけで、
あの若者はその村の近くの
川の堤(つつみ)にまつられてるぬしの大蛇だったのだと知れたソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充第一弾。「たこのむこどん」です。

たこのむこどん 蛸聟殿

肥前の国の杵島郡につたわるもの。

むかし、ある漁師の家のうつくしい娘のもとに
立派で魚採りのものすごく達者な若者がやってくるようになり、
その腕を見込んだ親爺が娘のむこ殿にしました。

しかし

他の漁師たちが海に出ないような大嵐の日でも
海に出て行く夫のことを心配した娘(おむこの嫁さま)が
こっそりあとについていってみたところ、
このむこ殿が大だこの姿になって海に入っていったのでびっくり。

正体が大だこであると知られたむこ殿はもう帰って来なかったそうです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは「いちのとり」の日なので
11月のいつもの企画、お酉さまの日の鳥しばり第一弾。
源頼朝のほうがスキなの?「きんいろのうぐいす」さんです。

きんいろのうぐいす 金色鴬

美作の国の久米郡の城の尾につたわるもので、
きんぴかにひかり輝いてたというふしぎなうぐいす。

源氏方に追われた平景清(たいらのかげきよ)が
城の尾に隠れ潜んでたとき、このうぐいすが現われて
「かげきよ、かげきよ」と鳴きわめいて
景清の隠れ場所を教えてしまったといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
どくさつみすい事件。「しんすけだに」さんです。

しんすけだに 新助谷

紀伊の国の西牟婁郡大塔村につたわるもの。
新助(しんすけ)という医者の亡霊がたたりをなすので、
新助谷の草をとってはいけないと言われてました。

むかし新助は村にやって来て、村の娘のひとりと仲良くなったのですが、
それをよく思わなかった村の若い男が毒をのませて殺そう計画。

しかし新助は毒に気づいて毒殺は未遂におわります。

新助は命の危険をさとって村から逃げ出したのですが、
この谷で熊手を頭にぶちこまれて殺されてしまったと言います。

さて、ハロウィンの世界篇も打ちおえましての11月の「和漢百魅缶」はじまりのアップは
世界から薩摩の国に舞い戻って、「ながもちいわ」さんです。

ながもちいわ 長持岩

薩摩の国の野間岳へ向かう途中の山道にあったというふしぎな岩。
ながもちのようなかたちをしていて、
かみさまが大事にしてる衣装が入れられてる岩だと考えられてました。

★★★


■ 世界のこの手のものには弊缶より数層倍も通じてらっしゃる
toroiaさま(『幻想動物の事典』の制作者さま)より、
ジウィーツァ(Dziwitza)は「Dźiwiza、ジヴィザ」でポーランドではなく実は上ソルブの妖怪、
ラログ(Rarog)は「Raróg、ラルク」でロシアではなく実はポーランドの妖怪、
――とのつぶやきを頂戴しました。解説を改稿いたしました。
世界篇では、いつも大向こうをたまわり、うれしい限りです。
(もっと欧語を磨きたいです…)


★★★



とざい、とーーーーーーざーーーーーーい、

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ここ何年か例年の恒例になっておりますハロウィン世界篇連続興行です。
今年もいろいろな国や民族から吹き寄せさせていただきましたが、
モンゴルや台湾、東南アジアなど、あまりお目にかからぬあたりも
ちょっと増強させるために、いくつか採取して参りました。
それでは、ご覧のほど。

ジウィーツァ(Dziwitza)
メッサージ・ド・モール(Messager de mort)
アトルクロッペ(Attorcroppe)
アポフィス(Apophis)
ヒブラ・バシ(Hibla bashi)
ベイコック(Baykok)
ゴリィゴグ(Golligog)
クエトロナムン(Quetronamun)
トゥハン・カルダン(Tuhan kardan)
リキマスジョーイ
(Taw)
カルンバイ(Karunbai)
ヂャルマウス(Dzalmaus)
テメン(Temen)
ラログ(Rarog)
ドゥンスル・マファ
トゥンガク
ロビソン(Lobison)
ムヒツ
バタルンバイン
バグアブー(Bug a boo)
スチームチキン(Steam chiken)

 

今年は、この元祖カートゥーン『Punch』に載ってた「スチームチキン」を
描きたくて! 描きたくて! うずうず! という欲求から
世界篇を頑張ってみた次第でございます。(平伏)

また、来年までの一年間、いろいろと民族誌などを通じて
世界のかたがたも見つけたいと存じまする。


とざい、トーーーーーざーーーーーーーーーーーーい。



★★★


……今回の世界篇のおもな参考資料
◆『Cap and Bell  Punch's chronicle of English history in the making,1841-1861』
◆台湾総督府『高砂族調査書』5
◆土方久功『覆刻 サテワヌ島民話』
◆ポターニン(東亜研究所・訳)『西北蒙古志 民俗慣習篇』
◆チャレ(片岡樹・訳)『ラフ族の昔話 -ビルマ山地少数民族の神話・伝説- 』
◆A・チャダーエヴァ(斎藤君子・訳)『シベリア民俗玩具の謎』
◆Roland Werner『Mah-meri art and culture』 
◆植田祐次『フランス幻想民話集』
◆アンナ・フランクリン『図説妖精百科事典』
……ほか、割とふつーな世界ものの概説書、外人のインターネットの記事翻訳など。


★★★


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ライスケーキどさどさ。「たぬきのもち」さんです。

たぬきのもち 狸の餅

紀伊の国の大塔村などにつたわるもので、
たぬきたちが使ってくる化け術。

いきなりどこからともなく
お餅をたくさん投げてくるというもの。

これはいいものが降って来た、と家に持って帰ると、
いつの間にかかげもかたちも無くなってたといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ふわふわ。「たなかやしきのひとだま」さんです。

たなかやしきのひとだま 田中屋敷の人魂

薩摩の国の日置郡大里につたわるもので、
ひとつになったりみっつになったりしてふわふわ飛んだという青い怪火。

むかし田中長者と呼ばれる大きな屋敷があったのですが、
火事でまるやけになってしまい、そのときに亡くなった長者の子と、
それを悲しんで死んだ長者夫婦が
火になって飛び回ってるのだと言われてたそうです。



遠江には 「たなかのひのたま」(田中の火の玉)というのがありますが
なんだか呼び名が紛らわしいだけで、関係はゼロです。

 

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぞろぞろ。「さんじゅうろくどうじ」さんです。

さんじゅうろくどうじ 三十六童子

羽後の国の保呂羽山につたわるもの。
お神楽のときに飾られる紙の幡に
その姿(1枚の中に36個並んだ同じ形の人間みたいな姿)が
切り抜かれたりします。

お神楽のあと、「かつらおとこ」(桂男)の幡といっしょに、
この幡はおまもりのようなありがたいものとして、
お祭りの縁故者の誰かがもらったそうです。
和漢百魅缶」というのも通算3660のアップですが、ほんじつは、
 ムーンかマウンテンか。「かつらおとこ」さんです。

かつらおとこ 桂男

桂男とかくと、和歌とかでも、月の桂男といって
月にまつわるものとして伝わってるものがありますが、

こちらは、ソレトハ別デ(?)

羽後の国の保呂羽山につたわるもの。
お神楽のときに飾られる紙の幡に
その姿(着物と袴をつけたおおきな人間みたいな姿)が切り抜かれたりします。


「山男」という呼び名で呼ばれることもあるそうで、
(本田安次「保呂羽山の霜月神楽」(『旅と伝説』11巻6号)に「桂男(山男トモ)」とあります)
お月さまの「かつらおとこ」とどういう関係があるのかは少し不明瞭。


お神楽のあと、この幡はおまもりのようなありがたいものとして、
お祭りの縁故者の誰かがもらったそうです。



きょうの「和漢百魅缶」へのアップは
かねもちだ。「ほたるのおやじ」さんです。

ほたるのおやじ 蛍親爺

蛍(ほたる)のおとっつぁん。
わらべうたの中などに出て来るもので、お金持ち。

蛍を呼ぶときのわらべうたなどに出てきます。


ふぉー、えぐざんぷる。
イン、岩代の国、安積郡。

「ほーほー蛍こい あっちの水は苦いぞ
 こっちの水は甘いぞ ほーほー蛍こい
 蛍のおやじはかねもちで 夜は提灯さかのぼり
 昼間草葉のつゆ吸いに ほーほー蛍こい」
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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