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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ちょうかはんか。「とうしかい」さんです。

とうしかい 骰子怪

漢字で書くと「骰子怪」で
「骰子」は「さいころ」で、「長行局」(すごろく)にはなくてはならないもの。

むかし、東都にあったある空き家に出たという妖怪で、
目が21個あってそのうちの4つがひかってるという姿で
ちょうぎょうしかい」(長行子怪)のあいだ走り回ったりして
家の中に入ってきたりしたといいます。

この家を借りた張秀才が、その正体とたしかめようと
家の中を探したところ、壁の中にあったぼろいふくろから
古い骰子を見つけ、これが正体であったと知ったそうです。

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
たくさんのおなじかお。「ちょうぎょうしかい」さんです。

ちょうぎょうしかい 長行子怪

漢字で書けば「長行子怪」です。
「長行子」は「長行局」(すごろく…昔の盤すごろくのほう)に使う「こま」で、
黒と黄それぞれ15個ずつあります。

むかし、東都にあったある空き家に出たという妖怪。

身の丈も顔かたちもほとんど同じな
15人の道士と15人の僧侶の姿
でぞろぞろと「さいしかい」と共に家の中に入ってきたりしたといいます。

この家を借りた張秀才が、
その正体とたしかめようと家の中を探したところ、
壁の中にあったぼろいふくろから古い長行子を見つけ、
これが正体であったと知ったそうです。


「とうしかい」はどんなものか、
多分想像がついちゃうかも知れませんが……
そちらはみょうにち。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
あたまあたまあたま。「じょろく」さんです。

じょろく 如鹿

漢字で書けば「如鹿」、しかみたいなやつデス。
晋のころ、東陽の西寺に出たというふしぎなもの。
鹿のあたまだけのようなものだったといいます。

頭があるのですが、別にどこかしらかに穴があって
そこから頭がのぞいてるというわけではなく、
頭がポンとあったらしいです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
お城には爬虫類がつきもの。「きかじょう」さんです。

きかじょう 亀化城

秦の恵王のとき、成都城を建てようとしたのですが、
何度も何度も城が崩壊して完成できず困り果ててたところ、
大きな大きなかめが揚子江から上がってきて、
城のなわばりの東南隅でバタッと死んでしまったんだトカ。

さっそくうらないをさせてみると

「その大きな大きなかめの上に土を盛れ」

と出たので、さっそくそのとおりにしてみると、
成都城はこんどは無事に完成したので、
この大きな大きなかめのおかげだとなり、
別名を「亀化城」と呼ぶようになったソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
はしれはしれ乙女。「しゅんめふじん」さんです。

しゅんめふじん 駿馬婦人

ものすごく脚力のある質のいい駿馬ですが、
実はもともと人間の女性だったというもの。

むかし、燕の国にいたある女性は馬を見るのがとても好きで、
ずっと毎日馬を眺めてたらいつの間にか自身も馬になってしまっていて、
完全に馬になってしまった、というはなしがあります。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
どのお味が好きでッか。「しみぼく」さんです。

しみぼく 四味木

漢字で書くと「四味木」で、
祁連山に生えてるというふしぎな木。

この木の実は、ふしぎな実で切るときにつかう刃の素材によって
さまざまに味がかわるといわれてました。

竹の刃で切れば甘く、
鉄の刃で切れば苦く、
木の刃で切ればすっぱく、
芦の刃で切れば辛く、

そのフレーバーは増したそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
みずをよくのむ。「しんぎゅう」さんです。

しんぎゅう 神牛

牧牛山にすんでるという神牛。
山のてっぺんに住んでて、山のふもとにある99個の泉の水を
のみにおりてくるといいます。

『水経』によると
この牛がいるので山の名前を牧牛山、
泉を神牛泉とよんでたそうですが、
かなり昔に泉は地殻変動か何かで無くなって、
川にかわってしまったらしいです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぐるぐるコイン。「かいふうかんせん」さんです。

かいふうかんせん 回風巻銭

漢字で書くと「回風巻銭」となりやす。

銅銭がぐるぐるつむじ風のようなものに
巻かれながら空を飛んでくというもで、
地面に空いた穴などにしゅるーっと入っていってしまうといいます。

ある男が、これを見て穴に手を入れてみたところ、
何枚かの銅銭が拾えたりしたソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
びょうきお知らせメーター。「かんじょう」さんです。

かんじょう 汗杖

漢字で書くと「汗杖」で
西の国でつかわれてたというふしぎな杖。

これの持ち主がからだに何か不調や疾病があったりすると
杖が汗をかいたりして知らせたりするといいます。
持ち主が亡くなると同時に折れてしまうとも。

むかし、東方朔がこれをもらって来て
皇帝に献上したりしたことがあったといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
焼肉だいすき!!「ようしせい」さんです。

ようしせい 楊枝精

漢字で書くと「楊枝精」で、楊柳(やなぎ)の木の枝が化けたもの。
巨大な手となって人間達のたべてるものを
「よこせ」とせびって来たりしたといいます。

本体とされる木を伐ってみると
どくどく血が出て来たりしたといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ビカビカバリバリ。「かみなりのすし」です。

かみなりのすし 雷の鮓

こちら、雷の鮓は、かみなりさま(雷神)を
おすしの具にしてしまったおすし。
普通ありえない存在の食品、として戯文などに登場します。
とてもおいしいそうですが、少し雲くさいそうです。



味などについては、『軽口御前男』にある
「雲くさいので困った」というジョークからの採用です。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
水のめない。「うしかいひばり」さんです。

うしかいひばり 牛飼い雲雀

美作の国の阿波村につたわるもので、
むかし、牛飼いが主人に「牛を水をやったか」と聴かれたとき、
あげてもないのに何度も「あげた」と答えてるうち
牛をひからび殺してしまい、
死後、その牛飼いが鳥になってしまったというもの。

水がのめなくて常に困ってて、木に止まってると
木の下に水がずうずうずうずう流れてるように見えるのですが、
地面におりた途端に水はまぼろしで消えてしまい、
いつもかなしんで鳴いてると言われてました。



「ざあざあどり」(ざあざあ鳥)などの仲間。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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