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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
画像からのリデザインの新手。「ららいも」さんです。
 
ららいも 螺々芋

ひさびさに、新手のニューデザインからのアップです。
里芋のおばけの絵のうち、目がひとつしかついてない画像を
ビッグサイズにしてのしろものでござい。

いよいよ明日は通算3500体目ですぞ。ふわふわ。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おおきうござるそのおくち。「とます」さんです。
 
とます

播磨の国の佐用郡などにつたわるもの。
蔵のすみなどにいるという大きな口のおばけで、
言う事をきかない子供を食べに来るといいます。


「ももんがぁ」などのような、子供をおどかすための妖怪の仲間。


「とま」や「とます」という呼び名を
「いたち」や「てん」などの意味で使ってる土地もあるので、
そういう獣の名前からの転訛らしいのですが、
呼び名のくわしい由来は不明です。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
なむさん、紅が!(和藤内のフリで)「おしょうのち」さんです。
 
おしょうのち 和尚血

「和尚の血」さん、て言い振りはなんかヘンですね。
「さん」をつけるなら「和尚さんの血」になったりするんでしょうか。

ソレハサテオキ

陸前の国は黒川郡、宮床村山田につたわるもの。
むかし、長者との土地争いに負けてしまって
生き埋めにされてしまった和尚がいたそうで、
一日に一回、その和尚の血が草野川に流れて来ると言われてました。

そのため、この川の水をのむのはよくない、とされてたソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
にくじるジューシーですぜ。「にくげこちょう」さんです。
 
にくげこちょう 肉化蝴蝶

漢字でかくと「肉化蝴蝶」であります。
『旌異記』などに出て来るミョーな変化もの。

ぐつぐつ煮ていたお肉がいきなり何万ものちょうちょに変化して
鼎の中から飛び出してきたというもの。

お肉が変化したものなので、地面におちると血のような汁になったといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
本狸廿四孝。「みがわりだぬき」さんです。
 
みがわりだぬき 身替狸

伊予の国の温泉郡、重信の横河原にあった
二本松にすんでたたぬき。

むかし、病気の母親を看病してた清二郎(せいじろう)という息子がいて、
毎日このたぬきにあぶらあげをお供えするのも日課にしてました。

ある日、いきなり母親の病状がかわって死んでしまい、
清二郎はたいそう気を落としてしまいますが、
たぬきどんにあぶらあげは供えに行かねばと思い、
お供えに行ったところ、松の下でたぬきも死んでたので更にびっくり。

もっと悲しくなって家に帰ったのですが、
帰ってみると母親は元気に生きてたのでさらに増し増してびっくり。

たぬきが身がわりになって死んでたんだソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
くらがりおしっこ。「くそう」さんです。
 
くそう 瞿叟

漢字で書くと「瞿叟」(どちらの字にも「虫へん」がついた漢字が本当です)で
ひとに砂とかをかけて病気にさせる「短狐」などの仲間の異虫。

小さいむかでみたいな虫で、
ひとの影におしっこをかけて来たりします。

これをされるとそのひとの体には腫物や瘡などが出来てしまうといいます。
鶏腸草(けいちょうそう)などをつぶしたものをつけると良く効くトカ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
まめまめまめまめ。「うとうちゅう」さんです。
 
うとうちゅう 烏豆虫

漢字で書くと「烏豆虫」で、黒い豆みたいなかたちの虫。
これにむらがられて血を吸われちゃうのは
お殿様になれる兆しだともいわれてたようです。

がぷがぷ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
うっかりもの。「つばめうお」さんです。
 
つばめうお 玄鳥魚

つばめが渡りをするときに、
海の上で休むために小枝などをくわえていくのですが、
うっかり浮かばないものをくわえていってしまって休むことが出来ず、
海中に没してしまったつばめはだんだん魚に変じて
そのうち翼のあるとびうおに変化しちゃうのだと言われてたソウナ。


とびうおについての俗信のひとつ。
鳥と海の生き物が変化の関係にあるというのは、
古い時代からの想像のひとつ。


海の上で小枝とかを浮かべて休む、というのは雁に似た俗説もありマスネ。
天草のあたりに伝わってたそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
追尾しちゃえ。「あほうのひ」さんです。
 
あほうのひ あほうの火

讃岐の国につたわるもので、よる沖に出て漁をしてると
その船のうしろをくっついて飛んでくるという怪火。

海で死んだひとの亡霊がこれになるとも言われてました。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
へーびーたかみね。「くちなわのいしゃどん」です。
 
くちなわのいしゃどん 蛇の医者どん

肥後の国の河内村あたりにつたわるもの。
へびを殺して蛇捨て場に捨てるときは、
竹の棒に古いわらじなどといっしょにぶっ刺しておかないと、
これがやって来て、へびをよみがえらせちゃうといわれてました。

蛇捨て場は、河内川の河原などにあったそうです。


へびを殺したりしたときにわらじなどをつけて捨てて
よみがえらないようにする俗信はほかにも四国など各地にあったようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
とことこぺろ。「あぐとねぶり」さんです。
 
あぐとねぶり 踵舐り

陸中の国の九戸あたりにつたわるもの。
夜あるいてると後ろをついてきて、ひとのかかとをぺろっとなめたりするといいます。

二戸郡の「あぐとぼっぽり」のなかまデスナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おぺんぺんおぽんぽこ。「しゃみせんまつのたぬき」さんです。
 
しゃみせんまつのたぬき 三味線松の狸

土佐の国の三里村の仁井田にあった三味線松という松の木にすんでたたぬき。
三味線をひく女の姿に化けて近くをとおるひとを化かしたりしました。

「しゃみせんまつ」(三味線松)は木自身も音を鳴らす
と言われてて、ふしぎな松として知られてましたソウナ。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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