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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぴこぴこ、わしらの家だ、出て行け出て行け、「びゃくそかい」さんです。

びゃくそかい 白鼠怪

『稽神録』などに見えるはなし、で、大陸にはちょこちょこと多く伝わってる
家に住みついて怪事を起こしたりする鼠(ねずみ)のおばけのひとつ。

むかし、蘇長史(そちょうし)というひとが引っ越して来た家は、
やたらと怪しいことが起こる凶宅でした。

しかし「そんなものはどうでもかまわん」と胆ふとく生活してたら、
夜に30人くらいの小さい道士がどかどかとやって来て

「この家から出てゆけ、さもなくばわざわいがふりかかるぞ」

と言って来たので、

「うるさいっ!」と叩き出したところ、
道士たちは逃げ去って竹やぶに消えてしまいました。


次の日、竹やぶを掘ってみると
白鼠が30匹くらい出て来たのでそれを退治したところ、
家に怪しいことは起こらなくなったんだソウナ。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぶらんぶらん。「おおきなあし」さんです。

おおきなあし 大きな足

天草の御領というところに出たもので、
大きな松の木などから、ぶらんと大きな人間の足がぶら下がってきて、
ひとをびっくりさせるというもの。


これにびっくりして逃げ出したあと、
たまたま出遭ったひとにこの話をしたら「こういう足でしたか」
と、そのひとの足が大きくなって、
ぶらさがって来た足と同じようなものになっておどかす、
といった、「のっぺらぼう」みたいな脅かし方に似たはなしも残ってます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ひらひらほねほね。「ダンガサマジムン」さんです。

ダンガサマジムン

沖縄につたわるおばけで、ダンガサ(こうもりがさ)みたいなかたちに化けて
ひとの前に飛び出てきたりしたと言います。

あくまでもその形の道具に化けてるのであって、
傘自体が化けてるものではないみたいです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ウィルスにきをつけましょうハックショイ。「だんぼかぜ」さんです。

だんぼかぜ だんぼ風

文政3年(1820)ころに江戸で流行したはやり風邪で、
「おそめかぜ」などの仲間です。

その頃「だんぼさんだんぼさん皆また買うだべな」という文句の俗曲が
流行っていた事から「だんぼ」という呼び名がつけられたようです。



以前アップしている「おせわかぜ」とおなじく
当時の流行りの俗曲が呼び名由来になってます。
(もともとは行商の飴屋さんがうたってた歌です。)

「だんぼ」というのは「旦那方」という意味の「旦方」であるとか言われてますが、
はっきりしていません。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
隠れ笠をば横ちょにかぶり。「かくれかさのきんまる」さんです。

かくれかさのきんまる 隠笠の金丸

播磨の国の姫路にいる「おさかべきつね」の配下にあたる
「四天王 と ひとり武者」に名前を連ねてる狐のひとり。

この「四天王 と ひとり武者」は、井原西鶴の『西鶴諸国はなし』に
その名前が出て来ていて、その構成狐員のご芳名はイカノゴトシ。

・二階堂の煤助
・鳥居越の中三郎
・隠笠の金丸
・鶏喰の闇太郎
・野嵐の鼻長

こういったあだ名つきの呼び名の形式は、
絵巻物の『大石兵六物語』に出て来る狐たちにもあるもので、
この四天王の名前のつけかたから影響を受けてたりする

かもしれません。




(四天王 と ひとり武者 という風になってるのは大江山に鬼退治に出掛けた
源頼光の配下の武士たちの構成【渡辺・卜部・碓井・坂田+平井】を
そのまま採ってるからです。)

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
のどの対決・問答シリーズのひとつ。「うんぽんぽん」さんです。

うんぽんぽん

壱岐の国に出たというふしぎな声。
むかし安兵衛というじいさまが夜道を歩いていると

「安兵衛じいはうんぽんぽん」

という声でどこからとも知らず呼ばれたので、

「そういうもんは、うんぽんぽん、うんぽこすんぽこすこぽんぽん」

とえんえん言い返すと、次の日の朝、
たぬきが倒れて死んでたんだトカ。



「うんぽん」というのは「おばかさん」といった意味。
すててぎてぎよ」や「ちんちろり」や「ほっくり」などの仲間です。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おおざかのなみだ。「なきぼうず」さんです。

なきぼうず 泣坊主

大阪の天満七ふしぎに数え上げられている不思議のひとつで、
川崎に出たというおばけ。
名前はわかってますが、具体的にどんなもんだったか
(どんなおどかしっぷりを誇ってたのか、どんな因果話があったのか)
は、わかりんせん。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おなかすかせないであげて。「あまざけのぼうこん」さんです。

あまざけのぼうこん 甘酒の亡魂

大飢饉で村中のひとが亡くなってしまった
信濃の国の甘酒村の人たちのぼうこん。

むかし、甘酒村の跡地の近くにかやの実を採りに行ったひとがあったところ、
「採らないで行ってくれ」と言いながら後ろをついて来たと言います。



田畑に関係ないので「畑怨霊」な話ではありませんが、
たべものに関する幽霊の話としては似た立ち位置にあるようなおはなしです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ヒョイとなげつけ。「イシナギマジムン」さんです。

イシナギマジムン

沖縄につたわるおばけです。
夜道を歩いてると、ひとに向かって石ころを投げつけてくるといいます。

肥後の「しばがき」や、北九州あたりの海辺をちゅうしんに伝わってる
石をなげて来たり、石を水に落とすおとをさせたりする妖怪の一群と
関係は、ばっちりありそうな妖怪でありますです。

 

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ほんとはいないかみさま、「つとめがつらいのしょうでん」さんです。

つとめがつらいのしょうでん 勤がつらいの聖天

高輪山庚申堂(たかなわさんこうしんどう)にまつられているヘンな聖天さまで、
苦界づとめがつらくなっちゃうご冷験があります。

「高輪山庚申堂」は、『色街三十三詣』に出て来る一社で、架空の寺社。
「つらいの聖天」は「平井の聖天」(江戸の聖天宮のひとつ)の地口になってます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
お姫とわたしは深い仲。「のぞりこのぬし」さんです。

のぞりこのぬし 野反湖の主

上野国と越後の国のくにざかいあたりにある
野反湖(のぞりこ)にすみついてたぬしで、大きなへび。

湖の近くにお花見にやって来たお姫様の近くに小さなへびの姿になって現われ、
お姫様はお酒をちょこっとあげるとぺろぺろなめるのを楽しんで遊んでましたが、

後日、

へびが美しい若衆に化けて城にやって来て
「姫とさかずきをかわした」と言い張って大騒動。

花見のときのへびだとわかり、殿様は城のまわりに
刀や針をたくさん立て並べてこれを殺し防ぎましたが、
お城はその後に起こった洪水で滅びてしまったといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ブルーブルーブルー。「あおいおんな」さんです。

あおいおんな 青い女

顔がぜんぶ真っ青だというおばけで、
眠ってる人の上にのっかって来ます。

念仏とかを唱えるとパッと消えるとも言われてます。



昨日アップした「花女」みたいに、山田野理夫せんせいの本とかに
出て来るはなしですが、こっちは具体的な伝承地とか地名が無かったので
ドコのものかは知れません。

どっちかというと、こんなのに遭った!みた!って経験の話なので
近代~現代の妖怪ものデスネ。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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