めらめらフィールド。「じか」さんです。

昨日は「天から降ってくる」妖怪でしたので
今日は逆転連想攻撃で「地の中にあがってくる」ものからチョイスです。
漢字で書くと「地面」の「火」で、「地火」でございます。
各地で言い習わされてたもので、
そのとおりの地面の中に燃えて出て来るという火。です。
特定の日にはこれが起こるとされてて、
その日には作物の種をまくのをやめたりしました。
この日に種をまいた作物は
地面の中のこの地火の影響で不作になったり、不幸を呼んだりするとか、
麦や稲などの場合、それを使って葺いた屋根などは火事になるなどと言われてました。
肥前の国佐賀郡などでは、地火日につくりはじめた餅米は
葬式の餅になるといわれてました。
また、遠江の国などでは「地が焼けてる日」と考えられてて、
作物を植えてはいけないとしてたそうです。
もーちーあげーるー。「ほごつり」さんです。

昨日は桶でしたので、物のいれものという連想攻撃から
今日はものを入れて運ぶ「ほご」(畚・もっこ)な妖怪さんです。
伊予の国の北吉井村牛渕につたわるもの。
空から畚(ほご)が下りてきて
人間をつかまえ、吊り上げてしまうといいます。
「つるべおとし」などの仲間のようですが、
『重信のむかし話』に載せられてるはなしの中には、
宴席のごちそうをおみやげに持って帰ってきたひとが
これに吊り上げられて「うわーーーー!!」
ハッと気づくと草むらの中に倒れてて、ごちそうが全部なくなってた
というものもあるので、たぬきさんのしわざな香りもちょっと想像できます。
現在の平均気温ではセイゾンデキマセン。「ゆきんこ」さんです。

昨日の狸さんが「赤ちゃんの声」で化かしてくるかたでしたので
そこからの連想攻撃で、初登場時は「赤ちゃんだった」妖怪です。
陸奥の国の津軽につたわるもので、
「ゆきおなご」のこども。
ある雪の日、外から
赤ちゃんの泣き声がきこえてくるので、
戸をあけてみると
赤ちゃんを抱いた「ゆきおなご」がいたので、
おじいさんとおばあさんは家に入れてあげます。
「この子をだいてけへんか」と言ってきたので、
おじいさんが赤ちゃんをだっこしてあげると、
「ゆきおなご」は風に砕けてばらばらこなごなに。
その後、その赤ちゃんをおじいさんおばあさんは大事に育て、
うつくしい娘に育っていきましたが、どうもこの子はお湯に入るのが大嫌い。
「こんなに美しいのにもったいない、体を洗わないと汚い」
と考えたおじいさんおばあさんが無理にお湯をつかわせたところ、
溶けてあぶくになっちゃったソウナ。
「つらら」や「ゆき」が変化してお嫁にくるはなしのちょっと変化型。
だぬきこなき。「たくんとうげのたぬき」さんです。

昨日は「おびゃっこ」(お白狐)と「きつね」なお名前でしたので、
今日はそこんらの連想攻撃で「たぬき」さんをぽこぽことアップ。
伊予の国の喜多郡の「たくん峠」というとうげ道にいたというたぬきです。
夕暮れどきになると、あかちゃんがどこからか泣いてる声をさせてきて、
人間を化かしたりしたといいます。
酸素いっぱい出すぜ。「よつりん」さんです。

……「足をひく」(初哥)→「木をひく」(チャーギの精)→ と来ましたので
きょうの連想攻撃は「木」です。
ということで、この「よつりん」さんは、
三河の国の加茂郡につたわるもの。
1本の木の株の上から
色んな樹木が4本生えてる木をこう呼びます。
山のかみさまたちが歩いてる途中に
こういう木に座って休む、と言われてて、
伐ってはいけないと畏敬されてました。
1本の木が三叉になってる木とか、
1本の株の上から色んな樹木が3本、4本、5本生えてる木を、
伐ってはならぬ木として畏敬していたものは各地にあり、
この「よつりん」もその一ッ。
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
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