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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
温水なところにいたやつ。「どくぎょ」さんです。

どくぎょ 毒魚

伊豆の国の伊東の「浄の池」にいた魚のこと。
ほかの魚たちをかじって悪さをしてしまうことなどから、
「毒魚」などの呼び方が用いられてたといいます。



生物的には「おきふえだい」(沖笛鯛)のことで、
本来はあたたかい南の土地にしかいない魚です。
「浄の池」は温泉が流れ込んであたたかいため、
ふしぎと南洋の魚たちが生きてるふしぎな場所としてむかしは知られてました。




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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
たべなさいたべなさい。「たどんのおもち」さんです。

たどんのおもち 炭団のお餅

狐や狸たちをはじめとした
へんげ動物たちの使って来る化け術の一ッで、
炭団(たどん)をおいしそうな
お餅や牡丹餅にみせて人間に食べさせてしまうというもの。




食べられないものをおいしい食べ物に見せてくる化け術で、
まぐそがし」(馬糞菓子)などと同趣の例。
炭団は炭の細かいかけらや粉を麩糊(ふのり)などで球形にまるめたもの。
食べるともちろん口のまわりや歯はまっくろけ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ひとびとを害する。「どくぎょあくちょう」さんです。

どくぎょあくちょう 毒魚悪鳥

太古のむかしに能登の国の鹿島郡で
人間たちを襲って苦しめてたという、わるい魚や鳥たち。
「おおなむち」(大己貴)がその窮状を耳にして、退治してくれたといいます。



「所の口」という地名の由来のはなしに登場するもので、
これらを退治したあとの大己貴(大国主)に対して里のひとびとが
おいしい野老(ところ)をささげたので、それにちなんで
「ところのくち」という地名が出来たソウナ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
重い重いストーン。「だんじょういし」さんです。

だんじょういし 弾正石

常陸の国の那珂郡にあったという大きな石で、
内田弾正左衛門(うちだだんじょうざえもん)の霊が宿ってるとされてたふしぎな石。



むかしは、ちからくらべのために
これを持ち上げるひとがあったりしたそうです。
そのまま持ち上げようとすると非常に重たくてびくともしないのですが、
「弾正正念」と石に声をかけてあげると、
ふしぎと動かすことが出来たといいます。




内田弾正左衛門は天文年間ごろの武将。
部垂義元(へたれよしもと)に加勢して佐竹義篤(さたけよしあつ・義元の兄)と
たたかいましたが敗退し、大きな石の上で切腹したとされます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
地脈の衰微。「さんけつ」さんです。

さんけつ 産血

海南などに伝わるもので、
出産のときに出た産血(さんけつ)が地に入ると、その土地を保ってる
地脈の「りゅう」(竜)がそれに当たってしんでしまうと語られてました。



そのままにしてしまうと村そのものの運気が下がってしまうので、
お産があったときは、鎮竜(ちんりゅう)・鎮竜斎(ちんりゅうさい)という
おまつりをしたといいます。



鎮竜のときには、道士によって木でつくった竜、
土でつくった牛・馬・豚の像(泥牛・泥馬・泥猪)と共に
9つの鶏卵が地中に埋められて、しんでしまった竜をよみがえらせる
――などの儀式がおこなわれてたようです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
通過させよう。「きんせんがん」さんです。

きんせんがん 金銭眼

漢字で書くと「金銭眼」で
方孔(しかくいあな)のあいた銭のかたちのつくりもので、
神前や香壇などに設置されてて、そのあなに向かって
離れた位置から銭を投げてスポッと通りぬけることが出来ると
子宝にさずかるという願掛けに用いられてます。




寺廟の縁日(廟会)のときにはこれが設けられて、
おおくの善男善女が銅銭を投げる光景が
むかしは漢土には多かったそうです。



お産に際して産婦さんに対して銅銭を贈ったりする風習などもあり、
あなのあいた銭は出産についての俗信と
からんでくることが多々あったようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
したべの使負ひてとほらせ。「したべのつかい」さんです。

したべのつかい 黄泉の使い

したべ(よみの国)からやって来ると考えられてた使いの者、
番人・役人のような存在。



『万葉集』の歌にみられることばで
「之多敝乃使」と発音のみで記載されてます。
「したべ」(下辺)であろうという点から、
「黄泉」の使いであると解釈されて来ました。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
熱いのはダメ。「にわのかみ」さんです。

にわのかみ 庭の神

庭や土間に熱湯をあついままそのままうち捨てたりするのはいけない
と言われてて、それをすると庭の神が火傷をして怒ると考えられてました。
但馬の国などで言われてたもの。
荒神さまや土公神さまなどのものと近い考え方です。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
温泉の精霊。「さかさら」さんです。

さかさら 沙訶沙羅

漢字で書くと「沙訶沙羅」で温泉に宿ってる精霊。
温泉のちからで世のひとびとをすくうために動いてるといいます。


伊豆の走湯山の縁起物語『走湯山縁起』などに出て来る存在。
縁起の本文には「温泉の梵語か」という割註があり、
そのように想定されてた設定のようです。




いっぽうで「沙訶沙羅」というのは
千手観音の梵名の一部から採られた語かと見られます。
(走湯権現も本地が千手観音だとされてます)





デザインは、2021年の11月に描いてた
温泉と狸キャラをくみあわせて描いてた組物
「温泉たぬきボーイ」で使ってた紋などともかけあわせてつくってみました。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
11月のお酉さまの日は、とりのいちにちなんで鳥しばりです。
一の酉の本日は、田からぱたぱた「こんこんどり」さんです。

こんこんどり こんこん鳥

筑前の国の那珂郡などに伝わるもので、
6月15日の祇園さまの日は田んぼに入って仕事をしてはいけない
とされてて、入ると「こんこん鳥になる」と言われてました。




祇園さまの日は「祇園ごもり」とも呼ばれてたようです。
具体的にはお祭りの日なので(お祭りを観に行くことにしてるので)
仕事をしてはいけないというのが核となってる内容ではあります。




昔話のなかには、祇園さまの日にたいへんな田植え仕事をおしつけられて
祭りを観に行けなかった女がおり、そのまま夜になっても田んぼから帰ってこないので、
屋敷のあるじが探させたところ、田んぼから1羽の大きな鳥が現われて去った
――というはなしが、こんこん鳥のはじまりとして語ってるはなしもあり、
この女の怨念が鳥になったとしてます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
聖職者が前世。「ころものくじら」さんです。

ころものくじら 衣の鯨

鯨(くじら)たちには、僧侶のうまれかわりのものがおり、
皮のしたにもう1枚うすい皮が「ころも」のように入ってるのが
そのしるしなのだと語られたりしてました。



この皮を「ころも」だと呼ぶことは、
肥前の国の小川島などにみられたといいます。
鯨によって富を授かった者はいずれ衰退してしまう運命にあるのは、
鯨たちの前世が僧侶なことによるのだと語られます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おそなえものは「まるいもの」さんです。

まるいもの 丸い物

お彼岸にほとけさま(ごせんぞさま)に対して捧げる
お供え物について言い伝えられてたもの。
信濃の国の諏訪での「仏様へは丸い物を上げるものだ」――などをはじめ、
各地で言われてたようです。



このような説明を特に伴わない場合でも、
団子やお餅などの「まるいもの」が
神仏へのお供え物に用いられることは実際に多く存在して来ています。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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