氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは、ちょっと名前が
ながいおかたじゃ。「からたちやまのあおだいしょう」さんです。

下総の国の結城郡あたりにあるわらべうたに出て来るもので、
水屋のおかみさん(あるいは水汲みの娘)のイノチを取った、という
とってもサスペンスなおかた。
巨大ダとか、猛毒ノ持チ主ダとか、多頭デ飛行デ火ヲ吹クゼとか、
いったものはないのですが、歌の中で「命を取った」っという文句が
出て来るのでミョーにおっかない存在として子供衆には思われてたみたいデス。
ながいおかたじゃ。「からたちやまのあおだいしょう」さんです。

下総の国の結城郡あたりにあるわらべうたに出て来るもので、
水屋のおかみさん(あるいは水汲みの娘)のイノチを取った、という
とってもサスペンスなおかた。
巨大ダとか、猛毒ノ持チ主ダとか、多頭デ飛行デ火ヲ吹クゼとか、
いったものはないのですが、歌の中で「命を取った」っという文句が
出て来るのでミョーにおっかない存在として子供衆には思われてたみたいデス。
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じゃーっと参りましょう、本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
影が歩くはやっぱり不吉。「ほりのばけもの」さんです。

『諸国百物語』などにある話に出て来るもので、
森家(森蘭丸、とかの森さん)の屋敷の堀からときどき
稚児のかたちや、被衣をかぶった女のすがたをした
なんだかよくわかんない影みたいなものが出て来て、
夜の屋敷のなかをとぼとぼうろうろ歩いたりしていた、というもので
ふしぎなものだ、しょうたいふめいだ、と近習たちが話し合っていたら
それから時がたって一年後ぐらいに森の殿様が亡くなった、という話。
つまり、妙なものが屋敷に出るのは、不吉なきざし、
という大陸の昔話にある型にしたがった展開のおはなしで、
じっさい、この影みたいなものがなんだったのかが
ぜんぜんワケわからないのも、実に大味で大陸てき。
影が歩くはやっぱり不吉。「ほりのばけもの」さんです。

『諸国百物語』などにある話に出て来るもので、
森家(森蘭丸、とかの森さん)の屋敷の堀からときどき
稚児のかたちや、被衣をかぶった女のすがたをした
なんだかよくわかんない影みたいなものが出て来て、
夜の屋敷のなかをとぼとぼうろうろ歩いたりしていた、というもので
ふしぎなものだ、しょうたいふめいだ、と近習たちが話し合っていたら
それから時がたって一年後ぐらいに森の殿様が亡くなった、という話。
つまり、妙なものが屋敷に出るのは、不吉なきざし、
という大陸の昔話にある型にしたがった展開のおはなしで、
じっさい、この影みたいなものがなんだったのかが
ぜんぜんワケわからないのも、実に大味で大陸てき。
通算でいえば上昇な2345体目、本日の「和漢百魅缶」へのアップは
エネルギー源はアルコールでしょう、「かめのみや」さんです。

むかしむかし、伊達さまのご家中にいた熊谷というさむらいの屋敷に
空を飛んで来たミョーな甕(かめ)が不時着、安置。
これはいったいなんじゃろう……と神主さんに診てもらったところ、
「にゃむにゃむ、こりは神代のむかし、やまたのおろちを退治るとき
つかわれた酒をみたした甕のひとつである、ありがたきものじゃ」
と、いうご診察がくだったので、以後、熊谷家では
これを屋敷の神さまとしておまつりしておりましたトサ。
それから時は数十年、ある年のこと、
伊達のとのさまが、「これ、熊谷の家にあるという甕を一度みてみたい」と
仰せになったので、これをお城に持参しようとしたところ、
お城の門前でこの甕がとてつもなく重くなってしまって、
何十人の武士がウントコショとふんばっても動かせなくなり、
「これはさすがの御甕大明神じゃ」と、
伊達さまは城での観察をあきらめた、という昔話も残ってござる。
エネルギー源はアルコールでしょう、「かめのみや」さんです。

むかしむかし、伊達さまのご家中にいた熊谷というさむらいの屋敷に
空を飛んで来たミョーな甕(かめ)が不時着、安置。
これはいったいなんじゃろう……と神主さんに診てもらったところ、
「にゃむにゃむ、こりは神代のむかし、やまたのおろちを退治るとき
つかわれた酒をみたした甕のひとつである、ありがたきものじゃ」
と、いうご診察がくだったので、以後、熊谷家では
これを屋敷の神さまとしておまつりしておりましたトサ。
それから時は数十年、ある年のこと、
伊達のとのさまが、「これ、熊谷の家にあるという甕を一度みてみたい」と
仰せになったので、これをお城に持参しようとしたところ、
お城の門前でこの甕がとてつもなく重くなってしまって、
何十人の武士がウントコショとふんばっても動かせなくなり、
「これはさすがの御甕大明神じゃ」と、
伊達さまは城での観察をあきらめた、という昔話も残ってござる。
本日の「和漢百魅缶」へのアップぼやぼやりんは、
植物のようで植物でなし。「ばけやなぎ」さんです。

夜、川ばたなどに生えているやなぎの木の近くを通ると、
いきなり、柳の枝から青白くて怪しい光がぼわーっと出て来て
ひとをびっくり仰天させるといったもので、
青鷺(あおさぎ)などがこれを起こしている、と考えられていました。
川っぺりで人間を化かしていた生物たちというのは
かわうそ、と、さぎ、が代表選手だったのですが、
かわうそ達が現実ですっかり滅んでしまったこんにち、
まだフワフワと川で見ることも出来る、さぎ達ですが
すっかり全国各地で人々の身近な生物、という席をしめては無く、
なんだかノンキに化け術どころではない、という様子ですナ。
植物のようで植物でなし。「ばけやなぎ」さんです。

夜、川ばたなどに生えているやなぎの木の近くを通ると、
いきなり、柳の枝から青白くて怪しい光がぼわーっと出て来て
ひとをびっくり仰天させるといったもので、
青鷺(あおさぎ)などがこれを起こしている、と考えられていました。
川っぺりで人間を化かしていた生物たちというのは
かわうそ、と、さぎ、が代表選手だったのですが、
かわうそ達が現実ですっかり滅んでしまったこんにち、
まだフワフワと川で見ることも出来る、さぎ達ですが
すっかり全国各地で人々の身近な生物、という席をしめては無く、
なんだかノンキに化け術どころではない、という様子ですナ。
本日の「和漢百魅缶」へのアップ、まず1枚目はこちら、ドーン。
なまあしゴックン。「じゃのあし」さんです。

へびのあし、といえば、「誰がはじめに蛇が描けるか勝負しよーぜ」で
おなじみの「蛇足」という故事がありますが、
こちらは、そんなあるはずのない蛇の足を、
見れたりしたら、幸運の前触れでございますのよ、という言い伝え。
蛇のぬけがらをおさいふに入れて置くとイイ、とか
家の敷地から蛇がするする逃げ出していくのは衰運のきざし、とか
へびさんは、財政関係に縁深い俗信がミョーに多すぎて面白いですナ。
さて、本日は急遽のさしこみで、もう1枚、Yさまのおすすめによって、
本日できたてほかほかの新ものをば、「えーぺっくめ」さんです。
なにがモトになってるのかは、最近の世界情勢ニュースとかを読めば
おわかりのことと存じますが、それがどう炭酸水に関係あるのかと問われたら
例のおえらいさんがたの御来駕にあわせて警戒を強めたら
自動販売機まで戒厳しちゃって、ノドがかわいた、とまで言及するのみのみ。(呵)
なまあしゴックン。「じゃのあし」さんです。

へびのあし、といえば、「誰がはじめに蛇が描けるか勝負しよーぜ」で
おなじみの「蛇足」という故事がありますが、
こちらは、そんなあるはずのない蛇の足を、
見れたりしたら、幸運の前触れでございますのよ、という言い伝え。
蛇のぬけがらをおさいふに入れて置くとイイ、とか
家の敷地から蛇がするする逃げ出していくのは衰運のきざし、とか
へびさんは、財政関係に縁深い俗信がミョーに多すぎて面白いですナ。
さて、本日は急遽のさしこみで、もう1枚、Yさまのおすすめによって、
本日できたてほかほかの新ものをば、「えーぺっくめ」さんです。

なにがモトになってるのかは、最近の世界情勢ニュースとかを読めば
おわかりのことと存じますが、それがどう炭酸水に関係あるのかと問われたら
例のおえらいさんがたの御来駕にあわせて警戒を強めたら
自動販売機まで戒厳しちゃって、ノドがかわいた、とまで言及するのみのみ。(呵)
本日の「和漢百魅缶」へのアップじゃんじゃらじゃんは、
昨日が南なら今日は北、「こまつのひめ」さんです。

陸中の国は厳美渓にある小松の滝に伝わっているもので、
むかし厳美から都へ黄金を売りにいって財をつくっていた
大隅長者というリッチなあきんどに惚れた都の乙女の怨霊。
大隅長者の嫁になりたい、と思って奥州へ。
大隅長者は小松の姫を避け避け逃げ逃げ。
屋敷から出て来ない長者にアッピールするために
小松の姫は屋敷の近くの神社に鈴を大量にぶら下げて
じゃんじゃかじゃらじゃらじぇらじぇら、と大音響。
けれど長者がウンともスンともギャーとも言わないので
厳美渓の滝つぼに飛び込んで、怨霊になり、長者にたたりを為したんだトサ。
道成寺の浄瑠璃で名の知れた「清姫」さんは
紀伊の国の中だけの話ですが、こちらの「小松の姫」さんは、
まず陸奥まで追っかけていってるんですから、なんともパワフルパワフル。
昨日が南なら今日は北、「こまつのひめ」さんです。

陸中の国は厳美渓にある小松の滝に伝わっているもので、
むかし厳美から都へ黄金を売りにいって財をつくっていた
大隅長者というリッチなあきんどに惚れた都の乙女の怨霊。
大隅長者の嫁になりたい、と思って奥州へ。
大隅長者は小松の姫を避け避け逃げ逃げ。
屋敷から出て来ない長者にアッピールするために
小松の姫は屋敷の近くの神社に鈴を大量にぶら下げて
じゃんじゃかじゃらじゃらじぇらじぇら、と大音響。
けれど長者がウンともスンともギャーとも言わないので
厳美渓の滝つぼに飛び込んで、怨霊になり、長者にたたりを為したんだトサ。
道成寺の浄瑠璃で名の知れた「清姫」さんは
紀伊の国の中だけの話ですが、こちらの「小松の姫」さんは、
まず陸奥まで追っかけていってるんですから、なんともパワフルパワフル。
本日の「和漢百魅缶」へのあっぷドーーンは、
二文ぶんください。「アミユーリー」さんです。

「晩くにすみません、あめを売ってください」という
戸を叩く声にビクビクコワゴワしなければならない
飴屋さん泣かせな昔話、「子育て幽霊」の仲間のひとつで、
沖縄の三重橋につたわるもの。
亡くなった女性が、お墓のなかで赤ちゃんを産み落としていて、
その子に飴をなめさせてあげるために幽霊になって出て来る所は
本州とか九州とかに伝わるものとおなじですが、
飴を買うときにつかうおかねが、埋葬されたときに入れられてた
紙銭を、狸と狐の葉っぱ応用みたいに、ホンモノに変えて持って来ていたというのが
この昔話の大きな重要句で、
これを受けて、死んだひとを供養してあげるときは
向こうに行っても不自由がないように紙銭をいっぱい燃やしてあげよう、という
ならわしのモトになったのです、というのが
こちらの昔話の教訓となっておりやす。
紙銭(しせん)は、紙に直接金額をかいたりした私製貨幣で、
大陸から伝わってきた供養のときに使うもの。
これを燃やすと、あの世にいるひとに燃やした分の紙銭の金額だけ
ジャカスカ振り込まれるという夢の様な資本主義経済で成り立っています。
二文ぶんください。「アミユーリー」さんです。

「晩くにすみません、あめを売ってください」という
戸を叩く声にビクビクコワゴワしなければならない
飴屋さん泣かせな昔話、「子育て幽霊」の仲間のひとつで、
沖縄の三重橋につたわるもの。
亡くなった女性が、お墓のなかで赤ちゃんを産み落としていて、
その子に飴をなめさせてあげるために幽霊になって出て来る所は
本州とか九州とかに伝わるものとおなじですが、
飴を買うときにつかうおかねが、埋葬されたときに入れられてた
紙銭を、狸と狐の葉っぱ応用みたいに、ホンモノに変えて持って来ていたというのが
この昔話の大きな重要句で、
これを受けて、死んだひとを供養してあげるときは
向こうに行っても不自由がないように紙銭をいっぱい燃やしてあげよう、という
ならわしのモトになったのです、というのが
こちらの昔話の教訓となっておりやす。
紙銭(しせん)は、紙に直接金額をかいたりした私製貨幣で、
大陸から伝わってきた供養のときに使うもの。
これを燃やすと、あの世にいるひとに燃やした分の紙銭の金額だけ
ジャカスカ振り込まれるという夢の様な資本主義経済で成り立っています。
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氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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