氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
アリエッティのうた、耳だけできいてるとよくわかんない。
などと、考えながら、本日の「和漢百魅缶」のアップは、
蝶よ花よと姿をかえる。「しょうやしゃ」さんです。
むかし、あるひとが文机の上をみてみると、
あから髪で、肌が藍墨な、衣をぐるっと巻いた、
仏さまの絵に出て来る、ちいさな夜叉みたいなのが
墨をまくらにいびきをコックラコンしていたので
「なんじゃこれ」とびっくり。
目をみはってみていると、居眠り先生も気配にきづいたのか
パチっとまぶたを開けて、人間のほうをギョロリ、
パッと蝶に姿を変えてどこぞへ飛んでいってしまいましたんだとやら。
ぷちサイズのなぞのものは、いつの世もあれど
これは消えっぷりが画趣ありてをかし。
などと、考えながら、本日の「和漢百魅缶」のアップは、
蝶よ花よと姿をかえる。「しょうやしゃ」さんです。

むかし、あるひとが文机の上をみてみると、
あから髪で、肌が藍墨な、衣をぐるっと巻いた、
仏さまの絵に出て来る、ちいさな夜叉みたいなのが
墨をまくらにいびきをコックラコンしていたので
「なんじゃこれ」とびっくり。
目をみはってみていると、居眠り先生も気配にきづいたのか
パチっとまぶたを開けて、人間のほうをギョロリ、
パッと蝶に姿を変えてどこぞへ飛んでいってしまいましたんだとやら。
ぷちサイズのなぞのものは、いつの世もあれど
これは消えっぷりが画趣ありてをかし。
八月の「和漢百魅缶」、12番手のアップっぷは、
汽船で食べるお弁当ではナイ。「きせんしょく」さんです。

「翦燭」(せんしょく)というのは、灯心を切って、灯火を消すこと。
まぁ、ようするに、大陸版の「ふっ消し婆」みたいなお方です。
「ふっ消し婆」は、単に明かりを吹き消すだけですが、
こちらの場合は、消されると家の財政まで消し切られちゃうのでご用心。
むかしの長者、邑宋氏のお屋敷で、夜、おなべどんに
「明かりを切っておくれ」と家のものが言ったところ、
いきなり布かぶったへんな女が出てきて、長いべろをだしながら
明かりを消し切っていったので、おばけが出た!!と屋敷は大騒ぎ。
邑宋氏が没落してしまったのは、それからしばらくしてだったソウナ。
汽船で食べるお弁当ではナイ。「きせんしょく」さんです。

「翦燭」(せんしょく)というのは、灯心を切って、灯火を消すこと。
まぁ、ようするに、大陸版の「ふっ消し婆」みたいなお方です。
「ふっ消し婆」は、単に明かりを吹き消すだけですが、
こちらの場合は、消されると家の財政まで消し切られちゃうのでご用心。
むかしの長者、邑宋氏のお屋敷で、夜、おなべどんに
「明かりを切っておくれ」と家のものが言ったところ、
いきなり布かぶったへんな女が出てきて、長いべろをだしながら
明かりを消し切っていったので、おばけが出た!!と屋敷は大騒ぎ。
邑宋氏が没落してしまったのは、それからしばらくしてだったソウナ。
今月の「和漢百魅缶」、九日目のアップは、
たべられません。「くうどくろ」さんです。

荘子が楚にでかけたとき、野っぱらに落っこちてた頭骨で、
荘子は、これを馬につかっていた鞭でべちべちしながら
「そなたももとは生ある身、(べち) それがかくも成り果てしや、(べちべち)
罪あってか、または国滅びてか、(べち) それとも自ら絶ちたるか、(べち)
はたまた、(べちべち) 寿命がつきての身か」
と、尋問。それだけでは終わらず、これをひきよせて、
あたまの下にどくろをまくらに敷いて、グーーーーーー。と就寝。
すると、その夢のなかに髑髏が出て来て、
(ここらへんの展開、ジャポンの能とおなじ進み方ネ)
「やぁやぁ、口さがない人かな、そなたの問いは生者の視点すぎる、
われわれにはそんなものはござらん、ござらん」
と、反駁答弁。
死んだら、もう人間じゃない。王もなければ、属もない。
人間の世界でどんなふうに死んだとかいった事は、向こうに行ったら
キッパリどうでもよいことじゃ。――と語って来たので、
荘子は、ヘーェーソンナモンナノカと思いながらも、
「では、司命に願って、おまえを生者のときそのままの
モトの人間に甦生させることが出来るといったらどうじゃ」
と、尋ねたら、「ヤダー」と言ったんだトナ。
日本では野っぱらに転がってるという点では同趣向の
「がしゃどくろ」ってのがおりますが、
荘子の時代に骸骨がこうしゃべってるのを考えると、
なんとなく、へんな気分ネ。
たべられません。「くうどくろ」さんです。

荘子が楚にでかけたとき、野っぱらに落っこちてた頭骨で、
荘子は、これを馬につかっていた鞭でべちべちしながら
「そなたももとは生ある身、(べち) それがかくも成り果てしや、(べちべち)
罪あってか、または国滅びてか、(べち) それとも自ら絶ちたるか、(べち)
はたまた、(べちべち) 寿命がつきての身か」
と、尋問。それだけでは終わらず、これをひきよせて、
あたまの下にどくろをまくらに敷いて、グーーーーーー。と就寝。
すると、その夢のなかに髑髏が出て来て、
(ここらへんの展開、ジャポンの能とおなじ進み方ネ)
「やぁやぁ、口さがない人かな、そなたの問いは生者の視点すぎる、
われわれにはそんなものはござらん、ござらん」
と、反駁答弁。
死んだら、もう人間じゃない。王もなければ、属もない。
人間の世界でどんなふうに死んだとかいった事は、向こうに行ったら
キッパリどうでもよいことじゃ。――と語って来たので、
荘子は、ヘーェーソンナモンナノカと思いながらも、
「では、司命に願って、おまえを生者のときそのままの
モトの人間に甦生させることが出来るといったらどうじゃ」
と、尋ねたら、「ヤダー」と言ったんだトナ。
日本では野っぱらに転がってるという点では同趣向の
「がしゃどくろ」ってのがおりますが、
荘子の時代に骸骨がこうしゃべってるのを考えると、
なんとなく、へんな気分ネ。
末広がりのおめでたきダブルナンバー八月八日の「和漢百魅缶」のアップは、
特に八とは関係ない。「にんめんゆうぜい」さんです。

「ゆうぜい」と言っても、切手の料金でも議員の行列でもなくて、
「疣贅」は「いぼ」のこと。
いぼがなんかムズがゆいなぁー、と思っていると
ムニュっと皮膚が軽くむけて、なかになんだか人の顔貌みたいなのが
みえるといったもので、
むかし、胡秀才ってひとが指にミニマムないぼが生えて来たので
お灸でやきつぶそうとしてると、
「今日は暦だと神様が指に来る日だからやめときナ」と
言われたので、その日に対処をしないで放って置いたら
七日目にムニュっと皮が一枚はがれて、
そのなかに人の顔みたいなのが生えてるのが見えたソウナ。
特に八とは関係ない。「にんめんゆうぜい」さんです。

「ゆうぜい」と言っても、切手の料金でも議員の行列でもなくて、
「疣贅」は「いぼ」のこと。
いぼがなんかムズがゆいなぁー、と思っていると
ムニュっと皮膚が軽くむけて、なかになんだか人の顔貌みたいなのが
みえるといったもので、
むかし、胡秀才ってひとが指にミニマムないぼが生えて来たので
お灸でやきつぶそうとしてると、
「今日は暦だと神様が指に来る日だからやめときナ」と
言われたので、その日に対処をしないで放って置いたら
七日目にムニュっと皮が一枚はがれて、
そのなかに人の顔みたいなのが生えてるのが見えたソウナ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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