氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
本日のぽん「和漢百魅缶」のアップぽんぽんぽんは
沼川よりもぽんぽん深いところは海の底ぽん「おとなしのつづみ」さんです。

護良親王(もりながしんのう)の御愛器だったというふしぎな鼓で、
はってある革は、フツーのものではなくて、
海の奥底に泳いでいた竜の革をはってあるものだったトカ。
誰が打ってみても、音が鳴らなかったというシロモノで、
のちに、鼓の名手として名を知られた
松尾局(まつおのつぼね)が、この鼓を拝領しましたが、
はじめのうちはぜんぜん音が鳴らせず、
このままでは殿様から手打ちにされる!
という状況になってしまうのですが、
巨大な竜巻に飲まれて以後、これを打てるようになった、
というあたり、やっぱり竜の革のはってある鼓なのネ、とわかる
昔話でありますナ。
沼川よりもぽんぽん深いところは海の底ぽん「おとなしのつづみ」さんです。

護良親王(もりながしんのう)の御愛器だったというふしぎな鼓で、
はってある革は、フツーのものではなくて、
海の奥底に泳いでいた竜の革をはってあるものだったトカ。
誰が打ってみても、音が鳴らなかったというシロモノで、
のちに、鼓の名手として名を知られた
松尾局(まつおのつぼね)が、この鼓を拝領しましたが、
はじめのうちはぜんぜん音が鳴らせず、
このままでは殿様から手打ちにされる!
という状況になってしまうのですが、
巨大な竜巻に飲まれて以後、これを打てるようになった、
というあたり、やっぱり竜の革のはってある鼓なのネ、とわかる
昔話でありますナ。
本日の「和漢百魅缶」は、昨日の水から流れをついで、
おおきなカープ、「こやなぎぬまのおおごい」さんです。

陸中の国は御明神村、小柳沼にいたという巨大な鯉で、
この沼のぬし、だったというもの。
明治33年(1900)に、村の若い衆、2、3人が
相談しましょ、そうしましょ、ということで
この大鯉を捕獲してみよう!と沼の水を干しにかかったところ、
イッテンニワカニカキクモリ、
しのつく雨に、ごうごうの風、あたりは真っ暗、墨ながし、
ついに雨量は沼川の限界点を突破、
たちまち大洪水がまき起こって
若い衆の住んでる集落を押し流してしまったんだそうな。
110年前、という、意外と最近のむかしばなし。
おおきなカープ、「こやなぎぬまのおおごい」さんです。

陸中の国は御明神村、小柳沼にいたという巨大な鯉で、
この沼のぬし、だったというもの。
明治33年(1900)に、村の若い衆、2、3人が
相談しましょ、そうしましょ、ということで
この大鯉を捕獲してみよう!と沼の水を干しにかかったところ、
イッテンニワカニカキクモリ、
しのつく雨に、ごうごうの風、あたりは真っ暗、墨ながし、
ついに雨量は沼川の限界点を突破、
たちまち大洪水がまき起こって
若い衆の住んでる集落を押し流してしまったんだそうな。
110年前、という、意外と最近のむかしばなし。
黄色いおばけ「黄粉坊」と、
その色ちがいサンな妖怪についてのことを
ポッとページにつくっておきたくなったので、
作ってみました。
白い黄粉坊
考えてることが殖えたら、
またページを増やしてみたいと思います。
その色ちがいサンな妖怪についてのことを
ポッとページにつくっておきたくなったので、
作ってみました。
白い黄粉坊
考えてることが殖えたら、
またページを増やしてみたいと思います。
ゴボゴボガー。本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
「虎」じゃないほう、「すいこ」さんです。

「すいこ」という音声をきいたれば、
歴史家は、聖徳太子の時代が思い浮かべ、
本草家は、川の中にいる「水虎」を脳に描くのですが、
医方家は、こちら、「水蠱」をカルテに書きます。
水のなかの毒気を体に多く摂取すると
それが体の中で積聚して、(ポリープっぽくなること)これが発生し、
お腹をゴロゴロ言わせたり、水をやたらと飲みたくさせたり、
という症状が発生いたししたとか。
赤小豆[せきしょうとう]いこーる「あずき」がこれには効く
という薬方の説も伝えられていますが、
現代医学に照らすと、この水蠱は「人工透析ガ必要デス」な病症なので、
小豆だけではやや心細い感もあったりなかったり。
「虎」じゃないほう、「すいこ」さんです。

「すいこ」という音声をきいたれば、
歴史家は、聖徳太子の時代が思い浮かべ、
本草家は、川の中にいる「水虎」を脳に描くのですが、
医方家は、こちら、「水蠱」をカルテに書きます。
水のなかの毒気を体に多く摂取すると
それが体の中で積聚して、(ポリープっぽくなること)これが発生し、
お腹をゴロゴロ言わせたり、水をやたらと飲みたくさせたり、
という症状が発生いたししたとか。
赤小豆[せきしょうとう]いこーる「あずき」がこれには効く
という薬方の説も伝えられていますが、
現代医学に照らすと、この水蠱は「人工透析ガ必要デス」な病症なので、
小豆だけではやや心細い感もあったりなかったり。
どろどろどろどろしゅわー。「和漢百魅缶」に本日アップのお方は、
志士は命を捨ててもステキ。「ししき」さんです。

「50000ヒット記念イラスト!『涵妖園遊歩之図』」でも
描いたりしてたこちらさん、やっとこさの百魅缶入りです。
こころざし半ばで、悪い大臣や兇漢にプチンと
意を果たすこと出来ず、狡い家老や悪人にポコンと
倒されてしまった志士の霊鬼をひとからげに称んだもの。
ほとんど怖いもの一辺倒でないのは大陸の霊鬼の常。
五月五日に食べる粽(ちまき)のはじまりのむかしばなしに出て来る
諫言受け入れられず入水した屈原(くつげん)の霊鬼も、
コレと言えばこれでがんす。
日本のお芝居などで言えば、
領主の悪政を上様に直訴して処刑された浅倉当吾(あさくらとうご…佐倉惣五郎)とか
藩に清廉な運営をもたらして暗殺された山辺清兵衛(やんべせいべえ…山家清兵衛)などの
ゆうれいがこれに当てはまる感じでがんす。
こちらはお芝居上、バリバリのおんりょー。
志士は命を捨ててもステキ。「ししき」さんです。

「50000ヒット記念イラスト!『涵妖園遊歩之図』」でも
描いたりしてたこちらさん、やっとこさの百魅缶入りです。
こころざし半ばで、悪い大臣や兇漢にプチンと
意を果たすこと出来ず、狡い家老や悪人にポコンと
倒されてしまった志士の霊鬼をひとからげに称んだもの。
ほとんど怖いもの一辺倒でないのは大陸の霊鬼の常。
五月五日に食べる粽(ちまき)のはじまりのむかしばなしに出て来る
諫言受け入れられず入水した屈原(くつげん)の霊鬼も、
コレと言えばこれでがんす。
日本のお芝居などで言えば、
領主の悪政を上様に直訴して処刑された浅倉当吾(あさくらとうご…佐倉惣五郎)とか
藩に清廉な運営をもたらして暗殺された山辺清兵衛(やんべせいべえ…山家清兵衛)などの
ゆうれいがこれに当てはまる感じでがんす。
こちらはお芝居上、バリバリのおんりょー。
はい、そろそろ梅雨ぐもりな季節です。「和漢百魅缶」本日のアップは、
昨日は星うらない、今日は夢うらない。「せいせいそう」さんです。

蜀の国の何祇(かぎ)というひとの夢に出て来た、
井戸の中からドゴォーン!と生えてきた、という桑の木。
みょうな夢だったもんで、これはなんなのだろうと思った何祇さん、
そこは昔の大陸。我が国の平安京のお公家どもがお手本にしたごとく、
すぐにコレナニ?ナンノキザシナノ?と、占いに着手です。
するとみちびきだされた占者からの答えは
「桑は井戸に生ずるものにあらず、汝の寿命を示しておるのじゃ」といったもの。
「桑」の字は、当時の字体だと「桒」なカタチで、
十かいて、十かいて、十かいて、十かいて、八の字、
何祇さんは48歳をもって卒しましたのだとやら。
ああ、なんという、知って損する夢しらせ。占いも知らぬが花が咲いてあり。
昨日は星うらない、今日は夢うらない。「せいせいそう」さんです。

蜀の国の何祇(かぎ)というひとの夢に出て来た、
井戸の中からドゴォーン!と生えてきた、という桑の木。
みょうな夢だったもんで、これはなんなのだろうと思った何祇さん、
そこは昔の大陸。我が国の平安京のお公家どもがお手本にしたごとく、
すぐにコレナニ?ナンノキザシナノ?と、占いに着手です。
するとみちびきだされた占者からの答えは
「桑は井戸に生ずるものにあらず、汝の寿命を示しておるのじゃ」といったもの。
「桑」の字は、当時の字体だと「桒」なカタチで、
十かいて、十かいて、十かいて、十かいて、八の字、
何祇さんは48歳をもって卒しましたのだとやら。
ああ、なんという、知って損する夢しらせ。占いも知らぬが花が咲いてあり。
本日の「和漢百魅缶」のアップは、6…7…数字続きで昨日まできましたが
そう簡単に10以後はつづきませんので、ネ、
昨日ぐるぐるぐるぐるまわった数値、7といえば
あの葛飾の田舎おやじも好んであがめていた妙見さんの7つ星、
ということで、お空の星に関係するものの中から
ひっぱりだして参りまして、「えいしゅ」さんです。
あー、ながったらしい前ふり。(呵)

「これがあるところ、大兵あり」という星占いがあるごとく、
真昼に雷のような轟音をたてて流れるながれぼしがあると、
大陸ではこれを兵乱の兆しとみておりましたとやら。
フツーに漢画風のお星様を描いても面白くないので、
星の軌道にピラピラでてる破線は漢画の風味をのこしつつ、
今日はちょっとバターな感じの筆致でぬりぬりかきかき。
そう簡単に10以後はつづきませんので、ネ、
昨日ぐるぐるぐるぐるまわった数値、7といえば
あの葛飾の田舎おやじも好んであがめていた妙見さんの7つ星、
ということで、お空の星に関係するものの中から
ひっぱりだして参りまして、「えいしゅ」さんです。
あー、ながったらしい前ふり。(呵)

「これがあるところ、大兵あり」という星占いがあるごとく、
真昼に雷のような轟音をたてて流れるながれぼしがあると、
大陸ではこれを兵乱の兆しとみておりましたとやら。
フツーに漢画風のお星様を描いても面白くないので、
星の軌道にピラピラでてる破線は漢画の風味をのこしつつ、
今日はちょっとバターな感じの筆致でぬりぬりかきかき。
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■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
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まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
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