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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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あさ。冷蔵庫を開けましたらば、
炭酸水と、ちいちゃい紙パック入りのカルピスがありましたので、
トクトクトクトクと、これをコップの中でミックスさせて
カルピスソーダを作って飲んだのですが、幾分、希釈が足りなかったとみえて
泡の中に、なんだかモチャモチャした感じの物体が浮かんでました。

むむむ。
混合させるときの炭酸水落下スピードまで調節せねば
サラリンコと仕上げることが出来ぬとは、甘くみておったわ。

そういえば、今日、七月十六日は、
某所で〔雑俳の庵〕をおっぱじめた記念日でしたので
一番はじめのラウンドである〔夏の庵〕一周目で新・妖怪党員さん達が
詠み上げた雑俳をとり集めて、一冊、文字を組んで刷り本にしたりしました。

――と、事実をうまく構成すれば、以上のような結果となるのですが
実際のところは、昨日の深夜、ページづくりや文字組みのテンプレートのダミーとして
軽い気持ちで製作をしていて、日付変更線を越えた今日が
実は、そのスタートした日でした、

という単なる偶然も発生中な文月十六日の「和漢百魅缶」、アップのおばけさんは!
そでーそでーそでー、ひーくひーく、「そでもじき」さんです。

讃岐につたわる、袖などをひっぱって来たというおばけで、
たぬきが正体と言われていますが、「袖もぎ」とか「袖とり」と言われている
各地の道や峠にまつられている小さなかみさまとかに
近いものがモトモトにはあるんじゃないかな、という感じがしないでも無いお方です。

 
そでもじき 袖捩き

ノートパソコンが熱いです。じゅーわー。
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朝、洗面所に入るときに、ガチャっと足の小指を戸にストライクさせました。
――などという事件とは無関係ですが、家のゆかが砂ぼこりで
ジャリジャリザラザラ来るのが、すこし困りものでごぜぇます。

特に、この時期は家の中でくつ下はいてませんから、(暑いもン)
そうじ寸前の床の上を、トコトコ行ったり来たりしておりますと、
あまり時間をかけずに、足の指紋がクッキリ浮き出るくらいに黒っポクなっちゃいます。
こまめに、サッサカサっとおそうじせねばダメですな。強風日は。

ソウイエバ、そんな強風あふるる先夜に見た夢の中に、
なぜだか、見たおぼえも聴いたおぼえもない、
ヘンテコリンなデザインの店舗をした薬局が、出て来ました。

しかも、一旦起きたあとに見た明け方近くの夢にも出たので
都合、2回。

やたらと生薬とか根っことかをショーウィンドーにゴテゴテ飾ってたんですが
ビミョーなことに2回とも、廃業閉店してる状態で出て来たので
どんな店内なのかはうかがい知ることが出来ませんでした。

いったいなんだったんだろう。むむむむ。

――などと、夢診断にかけたら確実に妙な診断結果が出て来そうな夢で
スパッと目をさました文月十五日の「和漢百魅缶」にアップのおばけさんは!
オリジナルさんの中から、「ててらがい」さんです。

貝の上の部分が、パカッとひらくゴミバケツのフタみたいになっていて、
それが開くと、ぎょろっとした一ッ目のお顔が見える、という構造の無脊椎おばけさんです。
 
ててらがい 丁螺貝

パラパラっと、オリジナルおばけさんのデザイン帳をながめてみたら
意外と、貝をモチーフにしたオリジナルデザインさんが多かったので
さらに一体増やしてしまったのがコチラさんです(笑)
YOMIMANDARA梅雨空特別号広告

月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA
http://star.ap.teacup.com/yomimandara/

まいどおなじみな方も、そうでない方も、
妖怪がお好みの方も、あんまりそちらを見たこともない方も、
いずれもバッチリおこのみに叶います内容で
コツコツ営業中の文車堂版社から、

「月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA」しっとりシトシト梅雨空特別号
本日、公開のはこびとなりました。ご寸暇の折りなどにゼヒゼヒ御笑覧あーれー。


yomimandara20091cm.pngいつもながらの、オッパラピョーな
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つくるに際して、編集長から下されたお題が
「からかさお化け」サンでしたので、
全面的にカサまみれな人選ならぬ化け選デス。

 
 
どんどんと気温が増して参りまして、夏の容赦ない日差しに
クラッとしつつも、気持ちよさを感じている今日このごろでございます。
そういえば、以前すこし話題にあがったりさがったりしていた
シソの味したぺぷしこーらをまだ試しておりません。

期間限定でときどき顔をみせてくるこのテの飲料は、
たいてい飲み干しているのですが……。まだ売ってるんでしょかネ?

などといった事が、ちょっと数時間前から心がかりになってるのですが
この件は、まぁ、そのうちに。
なぜか夏場がちかづくと、このテのシロモノが増えだすので
まぁ楽しみではあるのですけど、だいぶ前に出たペプシブルーほどの
ビックリな飲料はそうは出てこないでしょうな。

あれほどに口の中が変色する飲み物は無かった。ヨ。たぶん。

まぁ、味ではグレさんと一緒に買った大陸の炭酸飲料が
ヘンテコのみものの王座にドドンと立ち控えておりますので(――評に曰く、「のむサロンパス」)
味で度肝を抜くってのは無理でしょうな、へっへっへ。
くちおしければかかってきやれ、

――などと、ドンドン暴走筆記がつづくここの欄ですが、
今月本日、文月十四日の「和漢百魅缶」にアップのおばけさんは、
白き照明、「ろうそくおばけ」さんです。

むかしむかしの照明器具が、ほとんどデンキに負けて絶滅している中、
お彼岸やお盆や台風の頃になると、脚光を浴びて売り場に出て来るのがロウソク。

(とは言っても実際の照明用には余り使われておりませんので、
 堂々と孤塁を守ってる、と強くは言えませんが。)

そんなロウソクさんも、ご他聞にもれず
手足やらなにやらが生えた、道具のおばけの一員に加盟してございます。

ろうそくおばけ 蝋燭お化け 

この「ろうそくおばけ」さんを眺めてて思ったんですけど、
……おばけは明かりに弱いってことをよく言いますが
自分自身が光っちゃう連中にはあんまり適用できない対処法な気もしますよネ。コレ。
どうなんでしょ。うーむ。
心地よい風がどこかしらからピンポイントして下さらないと
たいへんに寝苦しき気温の夜がつづいております昨今ですが、
そんな寝苦しさが手伝ってかどうなのか、今朝、フト見てみると、
右足のすねの下あたりが紅くポツポツとカサブタになってました。

虫にくわれた箇所を、睡眠下にカキカキしてしまった結果ですな。

まぁ、足ではなくて、お手々をつかうショウバイですから
たいして気にとどめるでもなく、発見後はそのまま忘却していたのですけれど
いましがた、――アラけがれ、清め流さんタチバナの――と
いざなぎのミコトのごとく、お湯につかるに及んで、
ピリピリっと、皮膚組織に刺戟を感じて参りました。

また、眠ってる最中にピリピリ源が増えないよう、
今夜は涼しい風の流入口と、その展開経路をじっくり目算の後ちに
横になろうと存じておりますが、窓を開ける前に、上げるものを上げとかねばいけません、
と、いうわけで、文月じゅうさん日の「和漢百魅缶」にアップのおばけさんは!
鐘がゴンとなーりゃさ、「かねのかい」さんです。

何日か前にアップした、「かわらのおつげ」さんにお近いもので、
廃寺になっちゃったか、賊におそわれたか何かの理由で
お寺の所有でなくなってしまった梵鐘が、

骨董趣味などで入手をしたニンゲンの家で、
何かしらの現象をまきおこし、自分の納まりたい位置=お寺の鐘楼に
納めてもらうように働きかけてくるというもの。
 
かねのかい 鐘の怪

お寺の鐘にまつわる昔話ってのは、かなり多いですよね。
木魚やらなんやらとかいった、他の仏具に較べると物凄く多い。

おなじく時を告げる道具には、トケイがありますけど
時代の蓄積が違うっていうのもありますけど、
ライバルとして比肩するほどの数はありませんなぁ。むむむ。
ここ最近は、オールデヂタルの色塗り作業もムニムニと増量傾向にありますが、
下がき、骨がき、がオールアナログ、エンピツなので、
ペーパーレス化はあまり過剰に進行していない我が机の上の大問題は
消しゴムのゴミの処理法なのです。
あんまりコギレイに処理されていません。(汗)
ここ数日は、窓辺の強風によって、ナンとなく、パラリっと散らかっております。

やっぱりゴミのあんまり出ない消しゴムをチョイスして来たほうが
うっかりゴミの上に紙が乗っかっちゃって、その上に描線がクロスしちゃって
デコ、ボコ、ガッタン、――てな脱線事故が皆無になるのでいいのかなナドと
ゴミの片付けに専心するという気持ちは微塵も感じさせぬ考案をいだきつつ
いつもどおり、炭素(笑)による下がきで描きました文月じゅうに日の「和漢百魅缶」は、
人間廃業後ナニにナる? 「すけくにのちょう」さんです。

死んだあとに、なにか別のものに生まれ変わるという展開は
仏法伝来と共に昔話にもかなり広まったようですが、

そんな転生しちゃうおはなしの一角にあるのが、自分の望んだ生まれ変わっちゃう話。
こちらの、スケクニさんこと大江佐国卿は、生前に花と蝶とを大変愛し、
ついには自身が、死後にチョウチョになった、というもの。
 
すけくにのちょう 佐国蝶 

なかなか風流なるお話なのですが、大江佐国が
羽化する以前の状態(イモムシ、ケムシ)を好んでいたかどうかは不明です。(笑)
今週は、宵っぱりな日々が続いていてやや夜の民に変貌しつつあります
でも今年は例年に比べて我が家の周囲100メーターの蚊発生量は少ないようなので
夜突如のバトルエンカウントは、ほとんど発生しておりません。

――蚊はいないんだけどサ、リンリンリンリンリンリンとかジジジジジジジジヂヂ…って
明け方、小鳥さんがさえずりだすまで無料大数サイクルで鳴き続けてる小虫どもは大量です。
などといったどうしよーもねぇ報告まじりにお届けします文月じゅういち日の「和漢百魅缶」は
香川のかわうそ、「かぼそ」さんです。

「蚊」の話題をふったから、というわけではありませんが
「か」ではじまるお方です(笑)

「かわうそ」ってのがなまって「かぼそ」(カァボソって発音のほうが近い?)と
なっているわけですが、狸さん、狐さん、同様に、というよりもそれ以上に
かわうそさんは姿を消してしまいまして……、

かぼそ

明治から平成にかけての文明進行によって、普通のおばけさんたち以前に
日本のお化けの担い手だった動物が、かなり暮らしから遠ざかっている感が強いです。
ホント。
さあ、この紙の束、もう残り少ないから新しいほうも出しておこう、と
新しい束を持って画机に着席、必要寸法に「ペリリリリ…」と裁断して
並べてみたら、まえの束といまの束の紙(おんなじ紙種)の色が歴然と
純白VSクリームで、いさぎよかったです、

などとつまらない漂白剤蒸発談義もとびだす文月とおかの「和漢百魅缶」は
石に根があらぁ、「しょうじゅせき」さんです。

筑水(ちくすい)という川の水底にあったというふしぎな石で、
なんでも竹の根っこみたいなのが底についてたんだそうな。
 
しょうじゅせき 承受石

岩石をポップ過ぎるカラーリングにしたせい、では無いでしょうが、
なんとなくメトロイド臭がするのは、ホンのワズカのキノセイです。
0003│北条相模守時宗と陳興道王国峻│
│Houzyo sagaminokami Tokimune & Chin no Koudouo Kokusyun│
│black and color ink on paper│2009│

北条相模守時宗と陳興道王国峻
除湿をかけるか、かけないか、の見極めどころが面倒な天気はメンドクサイですな、
74%か、むむむむ、と湿度計つきの時計をにらみつつな、文月ここのかの「和漢百魅缶」は!
ゴマスレホイホイ、「あまごまだんご」さんです。

今月初めてのドット絵でのアップでござる。すりすりすりすりすり。
 
あまごまだんご 甘胡麻団伍 あまごまだんご 甘胡麻団伍あまごまだんご 甘胡麻団伍あまごまだんご 甘胡麻団伍あまごまだんご 甘胡麻団伍

明治のころ、広石嵐月の書いた「団結の流行」という戯文(明治15年)などにも使われている
おべっかづかいの「ごますり連中」を、「胡麻団子」と呼ぶ比喩表現を、
ふしぎ生物に仕立てている、ことばデザインものです。
強風+雨チラチラで「あーー、これじゃ窓が豹ガラ確定じゃわいな」といった
風景のさなかに置かれております「和漢百魅缶」文月ようかのアップは
ぐうぞうすうはい。「あくぞう」さんです。

おいしい食べ物があれば、まじゅい食べ物があるごとく、
あらたかなる像もあれば、あやかしげなる像もある、といった例でございます。

日本でも、狸や天狗やイノシシが仏様に化けて
うそっこなお告げをかましたりする昔話がありますが
こういったものはどこのお国でもありますようで。
 
あくぞう 悪像 

ひさしぶりに、いろえんぴつでゴリゴリ塗っております。
もう少しブ厚い用紙にやればよかったです。裏からみると塗ったところが膨らんで
地理の授業に出て来る立体地図みたいに丘陵地帯になっておりました。(笑)
笹の葉さらさらな本日ですので、星にちなみのある方を出しましょう
という段取りの「和漢百魅缶」文月なのかのアップさんは、
名前だけ、みると築地のようざんす。「ぎょ」さんです。

大陸の星を使ったうらないに出て来る星サマで、
ちょうど天の川のあたりに浮かんでおります。

官職(執法、尚書、羽林軍)とか器物(杵、斛、斧鉞)とか動物(魚、狗、鼈)とか、
大陸の星のお名前は意外と、何モ足サヌ、なシンプル形式。
 
ぎょ 魚

ああ夜天空のきらびやかや。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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