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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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どどーんと本日の「和漢百魅缶」は、
弟麻呂、田村麻呂、綿麻呂とマロ三連続につづく
大和朝廷の征夷大将軍だったおかた、「ふじわらのただぶみ」さんです。
 
ふじわらのただぶみ 藤原忠文
藤原純友や平将門が大和朝廷に叛旗をひるがえしていた頃、
征夷大将軍として活躍していたひとなのですが、

平将門を鎮めにゆく勅命をたまわって進軍したものの、
相馬にたどり着く前に、俵藤太とかがこれを鎮圧。

そのため、都では「忠文は一矢も放っておらぬ」として
藤原大納言実頼などが恩賞の下賜ゼロを声高に主張。

これに怒りをおぼえた忠文は怒り心頭に発して、
(握った手の中でツメが肉に突き刺さりまくって血があふれる程に)
内界外界の悪神と邪慢我慢の魔王に誓って断食を行い七日目に死亡。
その霊鬼は洛中に疫病を巻き起こして、
おおくのひとびとを苦しめましたので、これを宇治にまつって、
その霊をなぐさめ申したのじゃ。


――と、いうのが、『前太平記』などにある
藤原忠文さまにつけられている昔話で、
講釈を通じて江戸時代にも錦絵などの題材になってるのですが、

忠文の歿年は947年、
将門の乱の鎮定は940年(純友の乱は941年)であって、
『前太平記』の、「講釈師見てきたようなウソを言い」の類のようです。


実際の、藤原忠文は文武忠義そなえた良将として知られていて、
征夷大将軍の任を受けるしらせが屋敷に来たとき、
食事中だった忠文は、ごはんを食べてた箸をおっぽりなげて、
あっと言う間に御所に参内した、という話が有名。
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ずわーん。通算2112、カガミみたいな数字並びの「和漢百魅缶」本日のアップは、
うらないにたよりすぎるのはヤメヨウ。「わりいし」さんです。
 
わりいし 破石

むかしむかし、称徳天皇(孝謙天皇が2回目の即位をした時の諡号)の頃。

西大寺の礎石につかうために
山から出してきた石をエンヤコラ引っぱって来たのですが、
この石、なんだかおかしい石で、
何千人ものチカラで引っぱっても、一日で動く距離は、

数歩程度。

ときどきヘンな音もたてたりするし、こいつぁーヘンな石だなぁ。と
みんなが思い出したので、大和朝廷は原因をうらなわせてみた。

出た結果は、「この石はあやしいものです」というもので、

さっそくこの石を、燃やして、お酒を流しかけて、(殺菌作業みたいだネ)
バラバラに打ち砕いて、そのあたりの道に打ち捨てさせました。

ところが、

ひと月すぎたあたりで、みかどの調子が悪くなる、
大和朝廷は、その病原体をさぐるためにうらないをさせますと、

出た結果は、「この前の石のたたりのせいでございます」というもの。

そこで、さっそく、路傍の石として野っぱらに転がっていた
この「わりいし」のかけらを叮嚀に集めて集めて、
お寺の敷地内にうつしたりしたんだトカ。


……んー。コマッタモンダナ。

さぁほい。本日の「和漢百魅缶」でござーる。
24時間以内にババーンと成育。「はちまんじんじゃのき」さんです。
 
はちまんじんじゃのき 八幡神社の樹

あっという間に巨木になって、
あっという間に枯れて無くなっちゃう「覇図」な樹の仲間で、

東京の小石川の富坂にあった八幡神社
(どの神社なのかはチト不明)の境内に
明治の頃のある日、突然、ボバーンと生えたと思ったら、
次の日には、根本からズボッと幹が折れて、
枯れ果てていたといいます。

よっぽど地べたの肥やしがヨカッタのかね?
いわしのこぼねと格闘しました。

さ、「和漢百魅缶」通算2110個目のアップは、
おねがい一升くださいなー。「さけかいみろく」さんです。
 
さけかいみろく 酒買弥勒

信濃国の明徳寺にある弥勒菩薩の像で、
むかし、小坊主に化けてはチョクチョク酒屋さんに行って
「おつかいで参りましたー」と言って、
一升ずつお酒を買っていったというもの。

いつまでも寺から酒代を持ってこないので、
酒屋さんが寺に行ってきいてみると、誰も酒など買ってない、の一点張り。

こいつは妙だ、と酒屋さんが思っていると、
また、いつもの小坊主が「一升たのまれました」ときたので、
「この野郎ッ」と荒縄でグルグル巻きにしちゃいました。

こいつを明日、寺につきだしてやる、と考えての次の朝、
コケコッコーとしばっておいた小坊主を見にいけば、
そこにはカゲもハゲも無し。

しかし、足跡が残っていたので、たどりたどれば、やっぱりそこは明徳寺。
和尚たちを起こして探させると、弥勒堂に足跡があったので、
戸をあけて入ってみると、菩薩さまの像が荒縄でしばられてたんだとさ。


さっと、ぱっと、どっと、本日の「和漢百魅缶」のアップは、
ソーラーパワーをあなどるな。「ちわがいけ」さんです。
 
ちわがいけ 千把ヶ池

「一日で千把の苗を田んぼに植えてあげるワ!」と言って挑戦し、
それを時間内で、しかも余裕をタップリもって、こなせたのに、
お日様に向かって「やーい、まだ沈んでなーい、ハッハハー」といった
大向こうをかけたのが原因で、バチがくだってポックリしんじまった、
かわいそうなおはなし。

話のノリとしては、

「鬼」とか「蛇」とか「あまのじゃく」が、
石段だとか、橋だとか、刀だとかを造ったりするけど、
最後にダメになっちゃって。ボカーン。といったものに
ちょっと近いものがある昔話でござんす。
本棚のせいりせいとんにいそがしい日々です。
分類がおおざっぱなので、今回はちゃんと分類をしつつ……やるつもり!

と、そんなさなかにアップする「和漢百魅缶」は
化けましておめでとう。「ばけしろへび」さんです。
 
ばけしろへび 化白蛇

気仙沼に伝わる昔話にあるもので、
母ひとり娘ひとりのふたり暮らしの家がありまして、
その家に、ある日からキレイな若者が通ってくる、娘とイイ仲になる、
しかし、どこの誰かがわからない、

そんなとき、母親が考えたのは
糸をつけた針を若者のキモノにくっつけといて、
糸をつたって家をつきとめちゃおう、という尾行方法。

さっそくやってみたところ、たどりついたはナゾのアナ。
中には白蛇がいたのでした。

――と、いう神代の頃からある型の昔話のおひとつデす。
じゃんじゃがじょわーん。本日の「和漢百魅缶」のアップは、
時期はずれですが、「いこ」さんです。
 
いこ 葦姑

上元の日、1月15日に一年の運勢をうらなうために
おまつりされるという女神さまのひとり。

やっぱり同じ日、
1月15日におこなわれる「紫姑(しこ)」をおまつりして
いろんな事の、吉ナノカ凶ナノカをおたずねしちまう、
「紫姑卜」(しこぼく)と、おなじよーなものなのだそうな。

なーむー。
さ、さ、さっさささー。本日の「和漢百魅缶」は
歓楽国にあるというピカピカな菜っぱ、「たのしいかな」さんです。
 
たのしいかな たのしいか菜 

これ、曲亭馬琴の『夢想兵衛蝴蝶物語』などに出て来るもので、

もとの絵は、束で描かれてましたが、
あんまりギラギラビラビラした画面もなんだから、てことで、
束の中から一本だけ、ひきぬいて、画面をこしらえました。

いわく「十人が十人きらひといふものないやさいなり」
みんなが好きな野菜でござんす。へっへっへ。とのこと。


この、「タノシイカナ」という名前のおしりにくっついてる「カナ」は

五右衛門が山門のうえで言う「絶景かな絶景かな」とか
四季の詠とかの文句にある「年ものどけき光かな」とか

に出て来る「カナ」で、疑問文ではありません。


なんですか、この国語の授業みたいな解説は。
おーーーい、つまんないゾーーー。
本日の「和漢百魅缶」は、うしうしうし
水の主としてつたわっている牛さんのひとつ、「うしぶちのきんうし」さんです。
 
うしぶちのきんうし 牛淵の金牛 

「うし」が、沼や淵などの「ぬし」と言われている地域は
いくつかあって、こちらさんは、そんな地域のひとつ、
甲斐の国は、身延のほうにある、
古谷城(こやしろ)という土地に伝わっているものです。


古谷城って、はじめはお城なのかと思ってたヨ、もー。
さ、「和漢百魅缶」の本日のアップはーーーーーーーーーーーー。
ねこ(娼妓)きつね(芸妓)たぬき(幇間)しか(噺家)たい(兵隊)などと並ぶ
諷刺なポンチ絵の定番登場ばけ動物、「ねんてき」さんです。
 
ねんてき 鯰公

黒い貝がキライっていうのは「黒貝」=「こくかい」=「国会」がイヤ
ということで、ああ、いまもむかしも官員官僚さんの、おなかをいためるアレルゲン。
さ、つづきましての「和漢百魅缶」は
お芝居などではあんま殺しで有名な
東海道は宇津の谷峠に出たという「うつのやのおに」さんです。
 
うつのやのおに 宇津の谷の鬼

ここの茶店の名物で、むかしの旅人が大体買っていった
「十団子」というお団子が出来るようになったモトにもなってる
と、いうハナシがくっついてる鬼で、

むかし、ここの山にあったお寺の小僧さんが、
ひとの肉の味をおぼえてしまい、ついにその身を鬼に堕として、
道を往来するひとを襲って食べていたというもの。



「茨木童子」は、むかし床屋につとめていて、
ひげそりのときにうっかり切ってしまったお客の血をなめて、
ひとの味を知ってしまった、というひとくだりがありますが、

こちらの小僧さんは、和尚さんのキズの手当てをしてるときに
膿と血を吸い捨てていたのが、ひとの味を知りそめし、はじめ、だったとか。
さ、本日の「和漢百魅缶」にアップしましたのは
歌うたうグループとひらがな一字違いなもの。「ふうきどう」さんです。
 
ふうきどう 風鬼洞

ひとが入っていくと、これをアルソックかなんかで感知するのか、
ものすごい風が吹き出てきて、行く手をさえぎる、という
大陸は貴州にあるというへんな穴。

昨日の百魅缶で、さんざん山ぁ描いたので、今日は
和田誠センセイみたいな色で、あっさり。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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