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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
すこたこなまこさけすじこ。「すこたこ」さんです。

すこたこ すこ蛸

あたまのつるつる坊主な蛸(たこ)のこと。
「たこにゅうどう」(蛸入道)などの類。



肥後の国などで言われてた丸坊主なあたまを示す表現で、
「すこたこな和尚」などと僧侶を形容したりもします。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
デッドおに。「おんのしんだつ」さんです。

おんのしんだつ 鬼の死んだつ

「おに」(鬼)の死んだもの
――といった意味合いのことば。


肥後の国などで慣用句として用いられてたもので、
「あとの役に立たない」というときに使われてたソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
火止める多肉。「のびきゃし」さんです。

のびきゃし 野火消

家の梁(はり)あるいは戸口などに吊るしておくと
火難よけになるといわれてました。


岩躑躅(いわつつじ)仏甲草(ぶっこうそう)仙人絛(せんにんじょう)のこと。
和泉の国など各地で呼ばれてたようで、
「のびきゃし」という呼び方は「野火消し」から来てるようダ
という語源解説が『大和本草』などに見られます。


ちんかそう」(鎮火草)も同類のもの。


摂津の国では野鶏頭(のげいとう]狐火(きつねび)のような赤い花を
「のびきゃし」と呼んでもおり、こちらも火と関連があります。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
燃えない多肉。「ちんかそう」さんです。

ちんかそう 鎮火草

家のまわりに植えておくと落雷よけ、
家の囲炉裏の上の梁(はり)あるいは戸口などに吊るしておくと
火難よけになるといわれてました。



弁慶草(べんけいそう)・岩蓮華(いわれんげ)・仏甲草(ぶっこうそう)のこと。
火に焼けないとされる特徴に基づいて漢土からの知識として入ってきたようで、
近世のおまじないの伝書などにも記載されてました。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もじゃもじゃ海藻やぶ。「いなあらめ」さんです。

いなあらめ 棘荒布

海の底にいる竹やぶのように茂ってる
背の高い海藻たちのことで、
蜑女(あま)さんたちの命綱をしばしばぐるぐると絡めて
上にも下にも進めなくしてしまい、いのちを奪う危険なものと語られてました。



これらがいる場所は、
良い鮑(あわび)のいる地点としても言い伝えてたそうです。



志摩の国の海などで言われてたもの。
「いな」の語義は未詳。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
絵画やお芝居でおなじみのおかた。「えぐちのきみ」さんです。

えぐちのきみ 江口君


むかし、摂津の国の江口(えぐち)の地にいた遊女で、
その正体は普賢菩薩がこの世に
「生身」のすがたをあらわした存在だったといいます。



むかし、西行(さいぎょう)法師は江口の里で
雨宿りをしたいと頼み込んだ家に住んでた遊女が、
実は普賢菩薩であるということを知り、拝んだソウナ。



能の『江口』に出て来るもの。
「江口君」の霊が旅の僧侶の前に里の娘のすがたで現われて
西行法師との思い出を語ったり、舟に乗って川に現われたり、
普賢菩薩のすがたを見せたりするのが内容。



『江口』の設定は、別々に存在した
性空上人の「むろづみのきみ」(室積君)や「かんざきのちょうじゃ」(神崎の長者)のはなしと、
西行法師が雨宿りをしようとして江口の遊女と和歌のやりとりをしたはなしを融合して、
西行法師のはなしとして出来上がったもの。



『時雨西行』などもこの設定に基づいたもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
性空上人がさがしにいった、別の道中。「かんざきのちょうじゃ」さんです。

かんざきのちょうじゃ 神崎の長者

むかし、摂州の神崎(かんざき)の地にいた遊女で、
その正体は普賢菩薩がこの世に「生身」のすがたを
あらわした存在だったといいます。



性空(しょうくう)上人は、お告げによって
神崎の地に普賢菩薩の化身がいるということを知って、
彼女に会いに言ったソウナ。



『古事談』や『十訓抄』でのはなしに出て来る普賢菩薩の生身。
むろづみのきみ」(室積君――室の長者)や、
西行法師と「えぐちのきみ」(江口君)のはなしとは、内容が共通してるもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
性空上人がさがしてたほうのみほとけ。「むろづみのきみ」さんです。

むろづみのきみ 室積君

むかし、周防の国の室積(むろづみ)の地にいた遊女で、
その正体は普賢菩薩がこの世に「生身」のすがたを
あらわした存在だったといいます。



性空(しょうくう)上人は、お告げによって
室積の地に普賢菩薩の化身がいるということを知って、
彼女に会いに言ったソウナ。




西行法師と「えぐちのきみ」(江口君)のはなしとは、
内容が共通してるもの。『鹿苑院殿厳島詣記』のように、
「普賢菩薩」ではなく生身の「文殊菩薩」だとしてる例もあるようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
よい土地なので神明も会せり。「せいようちゅうせい」さんです。

せいようちゅうせい 清陽中正
漢字で書くと「清陽中正」で
土地の持ってる精気や霊力のちからが安定していると、
極端な気候や産物にかたよることもなく、
よい精霊たちもつどいやすい地だという考え方。



対となるのは「だくいんへんき」(濁陰偏気)。
基本は「せいきせいえい」(精気盛盈)と同じような考え方。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
産物華美だが鬼魅つどう。「だくいんへんき」さんです。

だくいんへんき 濁陰偏気

漢字で書くと「濁陰偏気」で
土地の持ってる精気や霊力のちからの均衡が
極端にかたよっており、生ずるものにもかたよりが出るという考え方。


かたよりがあるので特定の産物・生物に全く適さないかわりに、
適してる産物・生物については
ずばぬけてすぐれたものが存在するといいます。


ただし、このような地は極端であるがゆえに、
鬼神や鬼魅のあつまりつどいやすい地だともされます。



基本は「せいきせいえい」(精気盛盈)と同じような考え方。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
地域地域で気運は異なる。「せいきせいえい」さんです。

せいきせいえい 精気盛盈
漢字で書くと「精気盛盈」で
天地をおなじくしていても、
それぞれの土地によって精気や霊力は異なり、
発生する金石草木や生物の特性や強さは
異なって来るという考え方。



各地にそれぞれの違いがあるという点で、
きうんこんそく」(気運昏塞)は相反する考え。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
だんだん弱まる薄くなる。「きうんこんそく」さんです。

きうんこんそく 気運昏塞


漢字で書くと「気運昏塞」で
天地が出来上がってから年月が過ぎてゆけばゆくほど、
金石草木の気がうすくなって弱くなり、
生物たちも弱くなる結果として数が増えていってしまう、という考え方。



西川如見『水土解弁』の冒頭では、この考え方にもとづいた問いが出され、
それに「必ずしもそうとは言えない」と反駁するかたちで
はじめの内容が展開されてゆきます。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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