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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
からすとかささぎの出入りぢゃ。「うじゃくとう」さんです。

うじゃくとう 烏鵲闘

烏(からす)と鵲(かささぎ)が群れをなして合戦しはじめ、
互いにころしあうというもの。
君主が戦に関してよくないおこないをすると起こる怪異だと考えられてました。




『漢書』五行志に引かれてる『京房易伝』には
君主が独断で専征・劫殺を行なうと、これが起こると示されてます。




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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
天下爆熱怪異。「いくじょ」さんです。

いくじょ 奥舒

恒奥(こういく)の一ッで、漢字で書くと「奥舒」。
「恒奥」や「奥」は「燠」の字で書かれることもあります。「暑い」という意味です。



天下に異常な暑さがまきおこることで、
夏には爆熱気温でひとびとが次々とおだぶつして、
冬には木や草にそのまま花や実がつくほどのあたたかさに見舞われるといいます。


『漢書』五行志に引かれてる『京房易伝』の「恒奥」の箇所には、
悪事をおこなってる罪人を誅罰しないことを「舒」と謂うとあり、
そのときにこのようなこと(夏則殺人・冬則華実)が起こると示されてます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
異常な寒さがつづくねェ。「いかんぎゃくめい」さんです。

いかんぎゃくめい 異寒逆命

恒寒(こうかん)の一ッで、
天下に異常な寒さがまきおこること。


『漢書』五行志に引かれてる『京房易伝』の「恒寒」の箇所には、
徳のある者が不意に見舞われることを「逆命」と謂うとあり、
そのときに起こるのが「異寒」と示されてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
祝融除去えんのした。「やきだいだい」さんです。

やきだいだい 焼き橙

正月14日のどんど焼き・どんどん焼きで焚かれる火で
真っ黒になるまでよく焼いた橙(だいだい)を
ひとつ、家のえんのしたに入れておくと、
その年に火のわざわいを防ぐことが出来るといったもの。



駿河の国などで言われてたもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
まじないエッグ。「ひとくちうずら」さんです。

ひとくちうずら 一口鶉

きれいな模様の鶉(うずら)のたまごをひとつだけしっかりゆでて、
きれいに殻をむいてから、意中の相手の名前をたまごの表面に針を使って線で引いて、
まるごとひとくちに食べると、思いが通じるようになるヨ――といったもの。



昭和後期ごろ以後の少女向きのおまじないに見られるもの。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
にきびのきれいなおるおまじない。「にきびのとり」さんです。

にきびのとり 皰の鳥

顔に皰(にきび)が出来たときには、手を十分にきれいにしてから
「鳥」(とり)という字を指で書くようになぞっておくといい、
と言われてたりしたといいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もじゃもじゃおいも。「ぜんぶ」さんです。

ぜんぶ

節分のときには、「ぜんぶ」の皮を
目篭(めかご)などと共に飾ると魔除けになるとされてました。


遠江の国の豊田郡懐山村などに伝わるもの。


「ぜんぶ」は何首烏芋(かしゅういも)のことで、
毛のような根っこがもじゃもじゃ生えてるのが特徴。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おきつねけんこん。「けってぼん」さんです。

けってぼん

狐(きつね)たちのことを示すことばで、
若狭の国の大飯郡などで使われてたもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
たぬきさんたぬきさん。「こけ」さんです。

こけ

山の中に出て来る狸(たぬき)のことを示す山ことばで、
年を経た「ふるだぬき」のことを呼んでたものと考えられてます。



越中の国の新川郡などで使われてたもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ほとけさまの罰。「ほとけにくまれ」さんです。

ほとけにくまれ 仏憎まれ

冬に入っても夏毛のままの色で、
雪のなかにいるとすぐに目立って
敵や人間に襲われてしまうような兎(うさぎ)のこと。



美濃の国の徳山村などでいわれてたもの、
「ほとけさま」の言うことを聞かなかったりした兎が
このようになってしまうと考えられてたようです。




このような目立ってしまう状態の兎は、
いうことをきかなかったうさぎ」(言うことを聞かなかった兎)などのように
天や神仏の罰を受けた存在という理由づけが伝承として付属してる場合もあったりもします。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
お月様の罰。「いうことをきかなかったうさぎ」さんです。

いうことをきかなかったうさぎ 言うことを聞かなかった兎

冬に入っても夏毛のままの色で、
雪のなかにいるとすぐに目立って
敵や人間に襲われてしまうような兎(うさぎ)のこと。



加賀の国などでいわれてたもの。
兎たち全般が「月の落とし子」であるとも考えられてて、
「お月様」の言うことを聞かなかった兎が
このようになってしまうとされてたようです。



このような目立ってしまう状態の兎は、
天や神仏の罰を受けた存在という理由づけが
伝承として付属してる場合もあったりもします。



あかうさぎ」(赤兎)や「としよりうさぎ」(年寄兎)なども同様な特徴についてのもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
害獣ばらい。「うさぎのくちやき」さんです。

うさぎのくちやき 兎の口焼き

節分に、火を屋外で焚いて
豆・女の髪の毛・鰯(いわし)のあたま等をぼんぼん焼いて、くさい煙を出しながら
「うさぎのくちを焼け」とお願いすると、
畑や林を荒らす悪い兎(うさぎ)たちを封じることが出来るといわれてました。



伊予の国の周桑郡などでおこなわれてた、節分のおまじないで、
「いのししのくちやき」なども同様に行われます。


プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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