氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
一升めしのはじまり。「にへいざかのおに」さんです。
一升めしのはじまり。「にへいざかのおに」さんです。
武蔵の国の足立郡の赤井に伝わるもの。
むかし、二平坂という山に悪い鬼がいて、ひとびとに悪さをしてましたが、
すさのおのみことによって退治されたといいます。
むかし、二平坂という山に悪い鬼がいて、ひとびとに悪さをしてましたが、
すさのおのみことによって退治されたといいます。
赤井では、3月8日に「一升めし」という行事が行われてて、
そのはじまりの由来のうちのひとつとして
「鬼」を退治したあとに、お腹を空かせた勇者がごはんをいっぱい食べた
(それが3月8日の朝)ことに由来するというはなしが語られてます。
そのはじまりの由来のうちのひとつとして
「鬼」を退治したあとに、お腹を空かせた勇者がごはんをいっぱい食べた
(それが3月8日の朝)ことに由来するというはなしが語られてます。
鬼を退治したということが語られてる点から、
鬼を描いた絵に向かって弓を射るという儀式も行われてました。
鬼を描いた絵に向かって弓を射るという儀式も行われてました。
すさのおのみことの他にも、具体的には名前の語られない若者であったり、
相手は「悪い山賊」だったり、疫病が流行ったときに
みんなでたくさんのごはんを食べたのがはじまり、などとも語られてます。
相手は「悪い山賊」だったり、疫病が流行ったときに
みんなでたくさんのごはんを食べたのがはじまり、などとも語られてます。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
衆病悉除のおさけ。「びゃくちく」さんです。
衆病悉除のおさけ。「びゃくちく」さんです。
むかし、土佐の国の性公尼が毎月おじぞうさまの縁日に
濁酒(にごりざけ)をつくって村のひとたちにふるまってたのですが、
あるとき酒をつくってる桶(おけ)に「白畜」が声をあげながら突入。
みてみると白畜は中で溶けてしまって酒は毛だらけに。
濁酒(にごりざけ)をつくって村のひとたちにふるまってたのですが、
あるとき酒をつくってる桶(おけ)に「白畜」が声をあげながら突入。
みてみると白畜は中で溶けてしまって酒は毛だらけに。
「こんな畜汁になってしまっては、川に捨てるしかない」
と、性公尼が捨てようとしたところ、
たまたま阿波の国から来て泊まってた覚雲大徳が
「この白い毛は文字のようになってるぞ」と発見。
桶の水面に浮かんだ毛が「衆病悉除」という文字になってたので、
これを村のひとたちみんなに配ったところ、流行り病にかかってた人々も
みんな全快したんだソウナ。
と、性公尼が捨てようとしたところ、
たまたま阿波の国から来て泊まってた覚雲大徳が
「この白い毛は文字のようになってるぞ」と発見。
桶の水面に浮かんだ毛が「衆病悉除」という文字になってたので、
これを村のひとたちみんなに配ったところ、流行り病にかかってた人々も
みんな全快したんだソウナ。
土佐の国の幡多郡の太平寺の縁起物語に出て来るもの。
白畜は地蔵菩薩の化身だったのダと説かれてます。
白畜は地蔵菩薩の化身だったのダと説かれてます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
川にいるわいな。「わに」さんです。
川に棲んでるという鰐(わに)たち。
川からあがって来ておひるねをしてることもあるようです。
生ぐさい毒気を吹いて来たりもします。
大木だと思ってたら違ったという氷上村でのはなし。
このような展開は、大蛇にもよくあるものです。
川にいるわいな。「わに」さんです。
川に棲んでるという鰐(わに)たち。
川からあがって来ておひるねをしてることもあるようです。
生ぐさい毒気を吹いて来たりもします。
いい大木があるので坐って休んでたら、実はそれが大きい鰐で、
動き出したのでびっくりした――というはなしがあったりしたようです。
動き出したのでびっくりした――というはなしがあったりしたようです。
讃岐の国の三木郡に伝わるもの。
高岡村にある鰐河神社のかみさま(とよたまひめ)は、むかし
川を鰐にのって溯上して来たと語られており、
そのときの鰐たちがいるのだと考えられてたようです。
高岡村にある鰐河神社のかみさま(とよたまひめ)は、むかし
川を鰐にのって溯上して来たと語られており、
そのときの鰐たちがいるのだと考えられてたようです。
大木だと思ってたら違ったという氷上村でのはなし。
このような展開は、大蛇にもよくあるものです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
定雄デザイン。「ちくふじん」さんです。
顔がふたつある妖怪で、
片方は鹿(しか)片方は猿(さる)のような顔をしてます。
猿の方は島田髷のような髪を結って櫛を挿してます。
ちょうど去年発売させていただいた『列伝体 妖怪学前史』の
表紙などにメイン画像妖怪として描いた妖怪です。
特集ページ「列伝体 妖怪学前史の前史」でも描き下ろした、こま絵にも度々描きましたね。
詳細はこぐろうさんの『明治の讀賣新聞における「化物会」の活動について』も
読むと前後の連載なども詳しくよめるのでベストでございますよ。
定雄デザイン。「ちくふじん」さんです。
顔がふたつある妖怪で、
片方は鹿(しか)片方は猿(さる)のような顔をしてます。
猿の方は島田髷のような髪を結って櫛を挿してます。
英林斎定雄による絵にあったと考えられる画像妖怪。
読売新聞で「化物会」の連載があったころに掲載された摸写の図版しか確認できないため、
「畜婦人」という名称と絵すがた以外の詳細はよくわかりません。
読売新聞で「化物会」の連載があったころに掲載された摸写の図版しか確認できないため、
「畜婦人」という名称と絵すがた以外の詳細はよくわかりません。
ちょうど去年発売させていただいた『列伝体 妖怪学前史』の
表紙などにメイン画像妖怪として描いた妖怪です。
特集ページ「列伝体 妖怪学前史の前史」でも描き下ろした、こま絵にも度々描きましたね。
詳細はこぐろうさんの『明治の讀賣新聞における「化物会」の活動について』も
読むと前後の連載なども詳しくよめるのでベストでございますよ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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