氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
討首不能属性解除。「ゆうのはり」さんです。

これを突いて用いると、いとも軽く斬ることが出来るんだソウナ。
討首不能属性解除。「ゆうのはり」さんです。
柚の針というのは、ゆずの木の枝にあるとげとげのこと。
どうしても斬ることが出来ないふしぎな首がある場合に、これを突いて用いると、いとも軽く斬ることが出来るんだソウナ。
丹波の国の有頭(宇津)に伝わるもので、
むかし討ち取られて送られて来た安倍貞任・宗任がこの地で処刑され、
からだをばらばらに斬り離すことになったとき、
どうしても貞任の首がびくともしなかったので占師にうらなわせてみたところ
「柚の針を用いればよい」ということになり、作業がすすめられたといいます。
むかし討ち取られて送られて来た安倍貞任・宗任がこの地で処刑され、
からだをばらばらに斬り離すことになったとき、
どうしても貞任の首がびくともしなかったので占師にうらなわせてみたところ
「柚の針を用いればよい」ということになり、作業がすすめられたといいます。
弓槻(ゆずき)の地名は、柚の針で貞任の遺骸を
突いた場所であることに由来してるといい、
その周辺には柚の木が実をつけることはないと語られてました。
突いた場所であることに由来してるといい、
その周辺には柚の木が実をつけることはないと語られてました。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
穴にぽいぽい。「そこね」さんです。

「そこなわれたもの」たちのことで、
いたんでしまった食品や、くだけやぶれた衣服や調度品、
あるいは心や身を闇(くら)めた存在たちをさしてます。
そこねけがれたものたちは、地に掘られた穴のなかに捨てられるものだとされ、
それが底根国(そこねのくに)汚穢国(わえのくに)である――と示されたりします。
よみの国などを示す「底根国」の「そこね」とは
こういう意味を持ってるとする俗解で、『惶根草』(巻6)には
「陰悪のそこねものを捨る処を底根の国と知るべし」と、たとえられてますが、
「底根」の意味を「損ねる」である、とあとづけ規定してる説なダケでもあります。
穴にぽいぽい。「そこね」さんです。
「そこなわれたもの」たちのことで、
いたんでしまった食品や、くだけやぶれた衣服や調度品、
あるいは心や身を闇(くら)めた存在たちをさしてます。
そこねけがれたものたちは、地に掘られた穴のなかに捨てられるものだとされ、
それが底根国(そこねのくに)汚穢国(わえのくに)である――と示されたりします。
よみの国などを示す「底根国」の「そこね」とは
こういう意味を持ってるとする俗解で、『惶根草』(巻6)には
「陰悪のそこねものを捨る処を底根の国と知るべし」と、たとえられてますが、
「底根」の意味を「損ねる」である、とあとづけ規定してる説なダケでもあります。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
つくもがみじゃないほう。「つくりじ」さんです。

つくもがみじゃないほう。「つくりじ」さんです。
「つくもがみ」(付喪神)のような、よくわからない妖怪たち。
『付喪神絵詞』の誤記として発生してしまった
『付裏師絵詞』という作品名(『美術手帖』1958年6月号)に見られるもの。
「喪」が「裏」、「神」が「師」と誤植されてしまい、
まったくの別物になってしまってますし、絵巻物自体も図版掲載がなく、
ただ眺めてると、なにものなのかがハッキリしてませんでした。
――魯魚の類なので当然「よみ」など存在しないわけですが、
「付喪」(つく/も)という2字1字の法則にしたがって「付裏」(つく/り)
「師」のほうは「かみ」が「がみ」と濁るように「じ」と濁らせて
「講師」(こうじ)や「読師」(どくじ)みたいな雰囲気にしてみました。
『付裏師絵詞』という作品名(『美術手帖』1958年6月号)に見られるもの。
「喪」が「裏」、「神」が「師」と誤植されてしまい、
まったくの別物になってしまってますし、絵巻物自体も図版掲載がなく、
ただ眺めてると、なにものなのかがハッキリしてませんでした。
――魯魚の類なので当然「よみ」など存在しないわけですが、
「付喪」(つく/も)という2字1字の法則にしたがって「付裏」(つく/り)
「師」のほうは「かみ」が「がみ」と濁るように「じ」と濁らせて
「講師」(こうじ)や「読師」(どくじ)みたいな雰囲気にしてみました。
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大蛇のお嫁さん。「おみつ」さんです。

大蛇のお嫁さん。「おみつ」さんです。
越中の国の新川郡に伝わる「あいもとのだいじゃ」(愛本の大蛇)のもとへ
お嫁に行ったとされる娘。
お嫁に行ったとされる娘。
大蛇がお光の一家がやってた茶店に美しい武士に化けてやって来て、
立派な孝行娘であるお光をお嫁さんに欲しいと言って連れ帰った、などと語られます。
立派な孝行娘であるお光をお嫁さんに欲しいと言って連れ帰った、などと語られます。
出産のために実家の茶店に帰って来たお光は、
「決して部屋をのぞかないでください」と告げてお産をはじめましたが、
あまりに物音がしないのを不安に思った母親がしないのを不安に思った母親が
戸をあけてのぞいてしまいました。
「決して部屋をのぞかないでください」と告げてお産をはじめましたが、
あまりに物音がしないのを不安に思った母親がしないのを不安に思った母親が
戸をあけてのぞいてしまいました。
お光は大きな蛇体になって小蛇を生んでおり、
別れを告げて淵へと立ち去ったソウナ。
別れを告げて淵へと立ち去ったソウナ。
蛇のところからお光がおみやげとして持って来た粽(ちまき)は、
決して腐敗することのない、長持ちのするふしぎな粽で、
母親にそのつくりかたを教え、それが茶店に伝えられて来たと語られてます。
決して腐敗することのない、長持ちのするふしぎな粽で、
母親にそのつくりかたを教え、それが茶店に伝えられて来たと語られてます。
大筋や粽のくだりは共通してるのですが、語られる場合によって、
こまかい人物設定や内容が変わってたりします。
こまかい人物設定や内容が変わってたりします。
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ちまきメーカー。「あいもとのだいじゃ」さんです。

娘は7匹の小蛇を生んでおり、
別れを告げて淵へと立ち去ったソウナ。
ちまきメーカー。「あいもとのだいじゃ」さんです。
越中の国の新川郡愛本の淵にいた大蛇。
むかし淵のほとりにあった茶店に美しい武士に化けてやって来て、
そこの娘をお嫁さんに欲しいと言って連れ帰ったとされます。
むかし淵のほとりにあった茶店に美しい武士に化けてやって来て、
そこの娘をお嫁さんに欲しいと言って連れ帰ったとされます。
翌年、娘は身重になったので、粽(ちまき)をおみやげに持参して
実家に帰って来ました。「決して部屋をのぞかないでください」と
娘は告げてお産をはじめましたが、あまりに物音がしないのを不安に思った母親が
戸をあけてのぞいてしまいました。
実家に帰って来ました。「決して部屋をのぞかないでください」と
娘は告げてお産をはじめましたが、あまりに物音がしないのを不安に思った母親が
戸をあけてのぞいてしまいました。
娘は7匹の小蛇を生んでおり、
別れを告げて淵へと立ち去ったソウナ。
蛇のところから娘が持って来た粽は、
決して腐敗することのない、長持ちのするふしぎな粽で、
娘は大蛇の淵へと去る前に母親にそのつくりかたを教え、
それが茶店に伝えられて来たと語られてます。
決して腐敗することのない、長持ちのするふしぎな粽で、
娘は大蛇の淵へと去る前に母親にそのつくりかたを教え、
それが茶店に伝えられて来たと語られてます。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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