氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
蛇身になり果てつ。「とうがん」さんです。

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蛇身になり果てつ。「とうがん」さんです。
讃岐の国に伝わるもので、法会の席にいるにもかかわらず
「狩り(殺生)に行きたいなぁ」と考えてたせいで、蛇身になってしまった狩人。
「狩り(殺生)に行きたいなぁ」と考えてたせいで、蛇身になってしまった狩人。
むかし、当願(とうがん)・暮当(ぼとう)という兄弟の狩人がおり、
当願は志度寺の建立供養に、暮当は山へ狩りに出かけました。
法会の最中にも当願は狩りのことばかり考えてたので、その邪念のせいで
体が蛇になってしまいます。
当願は志度寺の建立供養に、暮当は山へ狩りに出かけました。
法会の最中にも当願は狩りのことばかり考えてたので、その邪念のせいで
体が蛇になってしまいます。
暮当が帰らぬ当願を探しにゆくと、変わり果てて熱と異気に苦しむ兄をみつけたので、
運んで池に入れてやりました。当願は自分の左の目の玉をくりぬいて別れを告げると
水底へ入って行きました。
運んで池に入れてやりました。当願は自分の左の目の玉をくりぬいて別れを告げると
水底へ入って行きました。
その目の玉を甕(かめ)に入れておいたところ、
たいへん良い酒が出来るようになり、
またいつまでもそれは尽きることはなかったといいます。
たいへん良い酒が出来るようになり、
またいつまでもそれは尽きることはなかったといいます。
志度寺の「当願暮当之縁起」などでひろく知られてた縁起物語に出て来るもの。
暮当がお寺に行けなかったのは家族のたべものが無くなったせいだと語られてます。
暮当がお寺に行けなかったのは家族のたべものが無くなったせいだと語られてます。
縁起物語では、暮当の妻がこの目の玉(如意宝珠)のことを知って語ってしまい、
両眼をみかどへ献上せねばならなくなってしまいます。
宇佐八幡へと奉納される道中、竜神に奪われますが、
最後は無事に宇佐へと流れついたとされます。
両眼をみかどへ献上せねばならなくなってしまいます。
宇佐八幡へと奉納される道中、竜神に奪われますが、
最後は無事に宇佐へと流れついたとされます。
当願はその後、池から海へと住み家を移しており、
大槌小槌のあたりにいるとも語られてたようです。
大槌小槌のあたりにいるとも語られてたようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おいしい芳醇。「ごずてんのうさまのかめ」さんです。

おいしい芳醇。「ごずてんのうさまのかめ」さんです。
讃岐の国の山田郡の木太村に伝わるもの。
正暦元年(990)8月8日に村の海に浮槎(いかだ)が流れて来て、
そこにのってたというふしぎな甕(かめ)。
正暦元年(990)8月8日に村の海に浮槎(いかだ)が流れて来て、
そこにのってたというふしぎな甕(かめ)。
その夜、村のひとびとの夢にはつのを生やした「牛頭天王」が出て来て
「よく朕をまつれば衆病ことごとくのぞき、寿を得せしめん」とお告げしたので、
牛頭天王社としておまつりしたソウナ。
「よく朕をまつれば衆病ことごとくのぞき、寿を得せしめん」とお告げしたので、
牛頭天王社としておまつりしたソウナ。
また、この甕でお酒をつくったところ、とてもおいしいものが出来たそうですが、
ある年の大水で流されて詰田川に沈み、そこをむかしは
甕淵(かめぶち)と呼んでたといいます。
ある年の大水で流されて詰田川に沈み、そこをむかしは
甕淵(かめぶち)と呼んでたといいます。
牛頭天王は夢のなかで「尾張国海部郡から流れて来た」とも語っており、
尾張の国からやって来たと考えられてたようです。
尾張の国からやって来たと考えられてたようです。
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オプションわらし。「ひとりのおんなとふたりのわらし」さんです。

オプションわらし。「ひとりのおんなとふたりのわらし」さんです。
讃岐の国の豊田郡の池尻に伝わるもの。
むかし庄屋が丸亀へ行った帰り道に墓場で遭遇した、
あやしい髪を梳(と)いてる女と子供。
むかし庄屋が丸亀へ行った帰り道に墓場で遭遇した、
あやしい髪を梳(と)いてる女と子供。
二人いた童子は、通り過ぎた庄屋のほうに向かって来たので、
護身用の刀に手をかけようとしたところ
「こけここー」
と大きな鶏の声があたりに響いて、女も童子もすがたを消しました。
鳴き声でたすけてくれたのは、刀の目釘(めくぎ)のところについてた
「きんのとり」(金の鶏)の飾りだったといいます。
護身用の刀に手をかけようとしたところ
「こけここー」
と大きな鶏の声があたりに響いて、女も童子もすがたを消しました。
鳴き声でたすけてくれたのは、刀の目釘(めくぎ)のところについてた
「きんのとり」(金の鶏)の飾りだったといいます。
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■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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