氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山田野理夫100周年月間、その6。「ねこまた」さんです。
山田野理夫100周年月間、その6。「ねこまた」さんです。
むかし、富士山の女神「このはなさくやひめ」に仕えてたという猫(ねこ)。
あるとき女神様に対して不調法な振る舞いがあった廉(かど)で
富士山を追い出されて、黒部の山々に落ち延びて、山に棲みついたといいます。
あるとき女神様に対して不調法な振る舞いがあった廉(かど)で
富士山を追い出されて、黒部の山々に落ち延びて、山に棲みついたといいます。
富士山から追い出されて以後、悪さをするようになったそうで、
山からおりて来てはたびたび里を荒らしたソウナ。
山からおりて来てはたびたび里を荒らしたソウナ。
山田野理夫『アルプスの民話』などで書かれてる「猫又の話」に登場する猫で、
猫又山の名前の由来として描かれてます。
猫又山の名前の由来として描かれてます。
青木純二『山の伝説 日本アルプス篇』で展開された
「猫又山」の伝説をモトとしたはなしを典拠にしたものとみられますが、
古い老猫である点や大きさ・富士の巻狩で乱暴を働いたことが失態となったはなし
・その後の退治のはなしの部分が省かれてるなど、
伝承に由来したはなしを下敷きにしてるものの、いくぶん基本差異がみられます。
古い老猫である点や大きさ・富士の巻狩で乱暴を働いたことが失態となったはなし
・その後の退治のはなしの部分が省かれてるなど、
伝承に由来したはなしを下敷きにしてるものの、いくぶん基本差異がみられます。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、和漢百魅缶でも、
NORIO作品からの妖怪たちをまるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山田野理夫100周年月間、その5。「たきれい」さんです。
滝に宿ってる妖怪で、悪いこころの人間を清めて善人にしたり、
困ってる人間を手助けしたりもします。
山田野理夫100周年月間、その5。「たきれい」さんです。
滝に宿ってる妖怪で、悪いこころの人間を清めて善人にしたり、
困ってる人間を手助けしたりもします。
滝が凍ってしまうと眠りがさまたげられてしまうようで、
そういうときにはふぅーッと息を吐いて溶かしたりもします。
そういうときにはふぅーッと息を吐いて溶かしたりもします。
山田野理夫『おばけ文庫 たたみ たたき』に書かれてるはなしに出て来る妖怪。
鳥山石燕の「たきれいおう」(滝霊王)を素材につくられたもの。
熊野の正木平三郎が熊野山中で山賊に襲われたとき、
滝霊に助けてもらったとも描かれてます。
鳥山石燕の「たきれいおう」(滝霊王)を素材につくられたもの。
熊野の正木平三郎が熊野山中で山賊に襲われたとき、
滝霊に助けてもらったとも描かれてます。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、和漢百魅缶でも、
NORIO作品からの妖怪たちをまるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山田野理夫100周年月間、その4。「かたなふり」さんです。
山田野理夫100周年月間、その4。「かたなふり」さんです。
天から太刀をつぎつぎに降らせて来て、
任意の相手の首を落としてしまうという妖怪。
任意の相手の首を落としてしまうという妖怪。
敗けたあと、ちりぢりに落ちのびた
明智光秀(あけちみつひで)の家来たちのもとにあらわれたとされ、
この場合は本能寺で討たれた織田信長(おだのぶなが)たちの
うらみで発生したのだソウナ。
明智光秀(あけちみつひで)の家来たちのもとにあらわれたとされ、
この場合は本能寺で討たれた織田信長(おだのぶなが)たちの
うらみで発生したのだソウナ。
山田野理夫『おばけ文庫 べとべとさん』に書かれてるはなしに出て来る妖怪。
「かたなふり妖怪は京都地方にあらわれる」などと記載されてます。
「かたなふり妖怪は京都地方にあらわれる」などと記載されてます。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、和漢百魅缶でも、
NORIO作品からの妖怪たちをまるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山田野理夫100周年月間、その3。「かのけしん」さんです。
蚊(か)の化けたもので、人間の血をもとめるために
美しい女に化けて忍び寄って来たりします。
弱点は蚊やりのけむり。
山田野理夫100周年月間、その3。「かのけしん」さんです。
蚊(か)の化けたもので、人間の血をもとめるために
美しい女に化けて忍び寄って来たりします。
弱点は蚊やりのけむり。
蚊なので、夏になるとあらわれて、
季節が秋に入ると「国許にかえります」といって
土地からすがたを消したりします。
季節が秋に入ると「国許にかえります」といって
土地からすがたを消したりします。
鈴木富三郎(すずきとみさぶろう)という美男のもとへ
蚊の化身が通って血を吸ってたのを知った近くの寺の僧侶が
「あの女は蚊の化身じゃ、このままでは血の池地獄に引き込まれてしまうぞ」と助言。
富三郎は蚊やりを焚いて手を切り、女房を迎えて身を固めましたが、
ほんのすこしの蚊帳(かや)のほつれから忍び込んだ蚊に血を吸われて女房は死亡。
その後、富三郎は出家したソウナ。
蚊の化身が通って血を吸ってたのを知った近くの寺の僧侶が
「あの女は蚊の化身じゃ、このままでは血の池地獄に引き込まれてしまうぞ」と助言。
富三郎は蚊やりを焚いて手を切り、女房を迎えて身を固めましたが、
ほんのすこしの蚊帳(かや)のほつれから忍び込んだ蚊に血を吸われて女房は死亡。
その後、富三郎は出家したソウナ。
山田野理夫の「血の池」(『日本妖怪集』第2集)に登場するもの。
このはなしは昭和19年(1944)に購入してた『仙台双紙』という写本にあるものだ
という設定で書かれてます。文末には、このはなしの様子を描いた絵巻物を
仙台にやって来た旅絵師が描いてるとも描写されてます。
このはなしは昭和19年(1944)に購入してた『仙台双紙』という写本にあるものだ
という設定で書かれてます。文末には、このはなしの様子を描いた絵巻物を
仙台にやって来た旅絵師が描いてるとも描写されてます。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、和漢百魅缶でも、
NORIO作品からの妖怪たちをまるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
山田野理夫100周年月間、その2。「いなりあたり」さんです。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、和漢百魅缶でも、
NORIO作品からの妖怪たちをまるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
山田野理夫100周年月間、その2。「いなりあたり」さんです。
お稲荷さんが道の真ん中を通ってるときがあって、
それにぶちあたってしまったひとは、何もいないのに倒れ込んで
骨折したり寝込んじゃったりするソウナ。
それにぶちあたってしまったひとは、何もいないのに倒れ込んで
骨折したり寝込んじゃったりするソウナ。
山田野理夫が書いてるもので、『おばけ文庫 べとべとさん』に登場しており、
全国各地に出ると描写されてたりもします。
全国各地に出ると描写されてたりもします。
いなりあたりに遭ったというはなしを当人がすると、
「しゃべるな、しゃべるな」とあたまのなかに声が響いて
頭痛がするとも描写されてます。
「しゃべるな、しゃべるな」とあたまのなかに声が響いて
頭痛がするとも描写されてます。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、和漢百魅缶でも、
NORIO作品からの妖怪たちをまるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ものすごくいっぱい。「はちおくものようかい」さんです。
「月宮殿」では、「下界の人では生きていられない」とか、
「はちおくのましょう」、「ひゃくまんのましょう」がいるなどと語られており、
それを改編したもの。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、
「山田の歴史を語る会」の式水下流さんと共にいろいろ押し上げて参ります
ということで和漢百魅缶でも、7月はNORIO作品からの妖怪たちを
まるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
ものすごくいっぱい。「はちおくものようかい」さんです。
ものすごい数の妖怪たちで、天の三十三天を
上へ上へとのぼってゆく途中に存在しており、
いちばんうえの「大宇宙天」に到達するまでには、
八億もの妖怪がいるので生身の人間ではいのちが足りない、と
雷様たちが語ったりします。
上へ上へとのぼってゆく途中に存在しており、
いちばんうえの「大宇宙天」に到達するまでには、
八億もの妖怪がいるので生身の人間ではいのちが足りない、と
雷様たちが語ったりします。
山田野理夫の「あわて徳兵衛さん」(雷神や月宮殿へゆくはなしで、
落語の「月宮殿」を素材としたもの)に登場してる概念。
落語の「月宮殿」を素材としたもの)に登場してる概念。
「月宮殿」では、「下界の人では生きていられない」とか、
「はちおくのましょう」、「ひゃくまんのましょう」がいるなどと語られており、
それを改編したもの。
今月は山田野理夫の生誕100周年月間として、
「山田の歴史を語る会」の式水下流さんと共にいろいろ押し上げて参ります
ということで和漢百魅缶でも、7月はNORIO作品からの妖怪たちを
まるごとひとつきドシドシおとどけ致します。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
わるいこ。「あまねじゃく」さんです。
さて、本日は6月30日で1年間のおりかえし
ということて半期区切りの押戻しキャラも登場です。
「たけやききもちのすけ」(竹谷岐胆智之助)さんです。
ずしんずしん。
わるいこ。「あまねじゃく」さんです。
人間に悪さをするもの。夜になると
人家のえんのしたに入って来たりもするといいます。
人家のえんのしたに入って来たりもするといいます。
信濃の国などでいわれるもので、
「あまのじゃく」(天邪鬼)のこと。
「あまのじゃく」(天邪鬼)のこと。
さて、本日は6月30日で1年間のおりかえし
ということて半期区切りの押戻しキャラも登場です。
「たけやききもちのすけ」(竹谷岐胆智之助)さんです。
ずしんずしん。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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