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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
へびもまむしもどーけどけ、「きたみのいえもん」さんです。

きたみのいえもん 喜多見の伊右衛門

武蔵の国の多摩郡で用いられてた
蛇よけのおまじないやおふだに用いられてた名前。



「へびもまむしもどーけどけ、おいらは喜多見の伊右衛門だ、
槍も刀も持ってるぞ、ちょっきり切られて腹立つな」などの文句を唱えたり、
「伊右衛門だ」という名前を告げておくと、
草むらや山道で蛇に咬まれないといわれてました。





伊右衛門というのは、多摩の喜多見にいた斎藤伊右衛門というひとで、
蛇除伊右衛門(へびよけいえもん)としてよく知られてて、
家伝来の秘法で治療をしてくれたり、
人間を咬む悪さをした蛇を呼び出して叱ったりもしたといいます。
『武蔵名勝図会』や『願懸調宝記』にも、4月8日に伊右衛門の家で
「斎藤伊右衛門」と書いてもらったおふだ・それを写したおふだを
蛇の出て来るところに貼っておけば、蛇がこなくなるといったことなどを記載してます。



「蛇も蝮もどけどけ、○○さまのお通りだ」というかたちの唱えごとは各地にあり、
それぞれ用いられる人名が異なって来ます。






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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
まくらのしたに。「しちにんぼうず」さんです。

しちにんぼうず 七人坊主

紙を折りたたんで切ってつくる紙細工。
冬至の夜に、むすめっ子たちは想い人の名前と共にまくらのしたに敷いて、
7回まくらを叩いてから眠り、その日の夢にそのひとが出て来たら、
将来そのひとと結ばれると言われてました。



信濃の国の伊那郡の新野村などでいわれてたもの。
将来の配偶者をうらなうおまじないに属するものに、紙細工の七人坊主が用いられた例。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
なまぐさノーノー。「ほとけ」さんです。

ほとけ 仏

死んだ者の霊のこと。葬式のすんだ次の日には、
魚を食べたり、魚を混ぜた五目飯を食べないと、
仏がやって来て口を吸われると言われてました。



信濃の国の伊那郡の新野村などでいわれてるもの。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あわただしい。「えぼしのごときをかぶりたるひと」さんです。

えぼしのごときをかぶりたるひと 烏帽子の如きを帽りたる人

烏帽子(えぼし)のようなものをかぶってる、
この世の者にはなんとなく見えないひとびと。
あの世に向かう途中の大きな山のあたりには、こういうひとが
あわただしく大勢、行ったり来たりしてたといいます。

あわただしく行ったり来たりしてますが、
決して言葉を発してなかったといいます。



『甲子夜話』巻67にある、行智が木曽街道の茶店で耳にして来た
「善蔵という老人が一度死んだケドよみがえった」というはなしのなかに出て来るもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ふわわわわ~。「ひきのあぶら」さんです。

ひきのあぶら 蟾の油


ひきがえるから採って煎じ詰めたというあぶらで、
天井にぬりつけておくと、ひきがえるの「ものをひきよせるちから」によって
物を浮かべることが出来たりするといいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おそでのおかね。「しょうづかばあさんにわたすかくしがね」さんです。

しょうづかばあさんにわたすかくしがね 葬頭河婆さんに渡す隠し金

三途の川を渡るときに、川の渡し賃とはまた別に、
こっそりと三途の川の婆さん(葬頭河婆・奪衣婆)にあげるためとして、
しんだひとの着物あるいは棺に入れてあげる小銭のこと。



武蔵の国の埼玉郡などで呼ばれるもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ザッザッザザザ。「おどろぼうき」さんです。

おどろぼうき おどろ箒

おどろ箒をつかって、家のなかの土間(どま)を掃きそうじすると、
家から福が逃げて行ってしまうので、使ってはいけない
といわれてたりしました。



「おどろ箒」は、葉っぱを落とした竹の枝を
荒く束ねてつくった箒(ほうき)を示す普通のことば。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
食べると大熱発。「だいろくてんしゃのくるみ」さんです。

だいろくてんしゃのくるみ 第六天社の胡桃

駿府の城内の第六天のやしろの境内に生えてた胡桃(くるみ)の木は、
実がたくさんなることで知られてましたが、
決して手をつけたり食べたりしてはいけないと言われてたといいます。



もし食べてしまいでもすると、たたりがあって、
その者はたちまちに高熱が出て、うわごとを言い続けて苦しんだんだソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ほんものじゃないなぞのにんげん。「むらさきいろのたびのおんな」さんです。

むらさきいろのたびのおんな 紫色の足袋の女

江戸の三年坂のあたりにあったお屋敷に出たというもの。
部屋のそうじをしてるのが、その日は病気で寝込んでるはずの女だったので、
へんだナと思って確かめにゆくと、その女はたしかに部屋で臥せっており、
もう一度戻ると、そうじをしてた女のほうは消え失せてたといいます。



そういえば、紫色の足袋(たび)をはいてたのが妙だナと思った
と印象に残ってたというハナシ。



『梅翁随筆』などに書かれてるはなしにみられるもので、
このお屋敷ではほかにも、たびたび謎の火が燃え上がったり、
夜仕事をしてると行灯のあかりのなかで顔がのびちぢみしたり、
へんなことがしょっちゅうあったといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ころころころと転がって、「バットのおと」さんです。

バットのおと バットの音

夜になると、廊下をころんころんと音を立てて
バットが転がるような音がしつづけることがあったというもの。



廊下に出て見てみると、本当にバットがひとりでに転がってるので、
ふしぎに思って拾ってみたところ、バットだと見えたのは
1本の骨だった、というハナシ。






昭和9年(1934)ごろに早稲田大学の野球部の合宿所にあったというハナシで、
神門伯次の談によるとこの目撃者だった捕手2人(鵜飼と藤堂)は
その後、練習中のけがや病気で野球を止めざるを得なくなってしまったのだソウナ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ほとけさまののりもの。「べっとう」さんです。

べっとう

ほとけさま(霊)が乗ってる、あるいはそのものだと考えられてる蝶(ちょう)。
白い「べっとう」が家に入って来るのはよくない、
黒い「べっとう」は家にほとけさまが来てしるしなどと言われたりしました。



越後の国の古志郡などでいわれるもの。
「べっとう」は「蝶」のことを示すふつうの呼び名。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
土を掘っちゃダメダメダメ。「どよじろう」さんです。

どよじろう 土用次郎

春や秋の土用(どよう)のあいだに、土をいじったり掘ったりすると
土の中から出て来るという妖怪。



越後の国などに伝わるもの。
刈羽郡法末村などでは、このばけものが出て来てしまうので、
春や秋の土用のあいだに重なってしまった時は、墓への埋葬を避けてたといいます。




どようぼうず」(土用坊主)などと重なって来る存在。
「どよじろう」は土用の日付を示す「土用次郎」から来てると考えられます。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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