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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ささらの音はかえるの鳴き声。「あまごいのかえる」さんです。

あまごいのかえる 雨乞の青蛙

獅子舞をおどらすときに打ち鳴らす「ささら」の音は、
かえるたちの鳴き声をあらわしてると語られてて、
それが田畑への恵みの雨を呼んでくれると考えられてたといいます。


安房の国などで獅子舞に関する言い伝えのなかで言及されてた要素です。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴゅーぴゅー米を吹き散らす。「にひゃくとおかのあくふう」さんです。

にひゃくとおかのあくふう 二百十日の悪風

大六天(第六天)の魔王が天上の世界で吹かせる
という悪いかぜで、空から天人たちのために降ってるおこめを
これで吹き飛ばしてしまうとされます。



これを魔王がつかってくるのが「二百十日」であると語られてます。
獅子舞の伝書に書かれてたりする二百十日・覆衾の説に出て来たりするもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
収穫量おおすぎ。「やえのいなほ」さんです。

やえのいなほ 八重の稲穂


8石もおこめが穫れるような
ものすごい稲(いね)のこと。


ことほぎのことばのなかで表現されてたりするもので、福や豊作の象徴。



「ことの稲穂は八重に栄える」や「ことの稲穂は八穂で八石」など、
獅子舞の唄の文句などにみられるもの。「こと」は「今年」の意味。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
頭黒身赤。「とうこくしんせきちゅう」さんです。

とうこくしんせきちゅう 頭黒身赤虫

からだが黒くてからだが真っ赤だという
穀物を荒らしてしまう害虫たち。
文官たちが悪いことをしてると
この色の虫があらわれると考えられてたりしたようです。



ちゅうしょくこくか」(虫食穀稼)の具体例として
『論衡』の文中に挙げられてるもの。
しんこくとうせきちゅう」(身黒赤虫)は対となってる存在。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのア ップは、
身黒頭赤。「しんこくとうせきちゅう」さんです。

しんこくとうせきちゅう 身黒頭赤虫

からだが黒くてあたまが真っ赤だという
穀物を荒らしてしまう害虫たち。
武官たちが悪いことをしてると
この色の虫があらわれると考えられてたりしたようです。


ちゅうしょくこくか」(虫食穀稼)の具体例として
『論衡』の文中に挙げられてるもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もぐもぐするのは姦吏の影響。「ちゅうしょくこくか」さんです。

ちゅうししょくこくか 虫食穀稼

穀物をむさぼり害する虫が発生するのは、
官吏たちに悪事をなすものが存在するためで、
それを罰すれば害虫たちも消える
という考えがむかしあったといいます。



『論衡』の順鼓・商虫などの巻で触れられてるもの。
虫のかたちによってその原因がどういう姦吏であるか
という言い回しも存在してたようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
凶作かもん。「しつめい」さんです。

しつめい 湿螟

漢字で書くと「湿螟」で、
人々のそだてる作物を害する災厄や、
それをもたらす魔の気のこと。
おおきな洪水や虫害をもたらします。


作物の災厄を示す対語には「かんこう」(旱蝗)などがあります。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
麦の根っこ。「とうじのがいちゅう」さんです。

とうじのがいちゅう 冬至の害虫

冬至の日になると動き始めて、
1日に1本ずつ麦(むぎ)の根っこを食べてしまうという虫。



亥(い)の日がやって来ると活動を止めるそうで、
麦にあるとされる12本の根っこが、この虫に何本食べられてしまうかで、
収穫の量の予測がうらなわれてました。




信濃の国の小県郡などでおこなわれてた
暦の上での数を基調としたうらないにみられるもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
凶作のひと、「かんこう」さんです。

かんこう 旱蝗

漢字で書くと「旱蝗」で
人々のそだてる作物を害する災厄や、それをもたらす魔の気のこと。
はげしい日照りや虫害をもたらします。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ながいながいべろ。「ヒラ」さんです。

ヒラ

真夜中に出没しては、天井から長い長い舌をのばして
眠ってる人間を刺してゆくという悪い虫。



南京虫・扁虫のこと。人間を刺したあとに
天井などへ素早い速度で逃げたりすることがハッキリしておらず、
琉球などでは古くはこのような想像がされてたりしたそうです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
害虫イナイイナイ。「たのかみのたわら」さんです。

たのかみのたわら 田の神の俵

田んぼの稲のなかにときどき入ってるという
黄色っポイ小さくてながまるいもの。
田の神の置いてったものだといわれてたりもしたようです。



稲につく螟虫などの害虫に卵をうみつける
寄生蜂(やどりばち)がつくる繭(まゆ)のことをこう呼んでたりしたそうです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
短褐凍寒。「ころおんぼ」さんです。

ころおんぼ 蟋蟀

蟋蟀(こおろぎ)のこと。
むかし、ころおんぼの父は
「この季節は寒くなるからこれを坊に着せてやっておくれ」と
妻にあたたかい着物を渡しましたが、ころおんぼの母は
なまけものだったので与えるのを忘れつづけてるので、
寒い季節になって来ると、ころおんぼは
「てていとしかかにく」(父愛母恨)と鳴きつづけてるんだソウナ。



土佐の国などで蟋蟀の鳴き声について言われてたもの。
ころおんぼは常に薄着のままだと語られてます。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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