忍者ブログ
氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  
[80]  [81]  [82]  [83]  [84]  [85]  [86]  [87]  [88]  [89]  [90
ほんじつの「和漢百魅缶」への アップは、
ぐるっとななまわり。「かいりゅう」さんです。

かいりゅう 海竜

竹生島にいると語られてる大きな竜。
竹生島が生じたのちにやってきて、その島のまわりを
七めぐりに守護してるといいます。



『竹生島縁起』にみられるもの。
この「海竜」は後にはやがて縁起物語のなかで別々の内容だった
「大鯰」とはなしがくっつけられてる場合もあります。





PR
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
べんてんさま。「いろあさやかひめ」さんです。

いろあさやかひめ 伊路阿佐邪賀姫

弁財天のたましいのひとつ。
『岩金山太神宮寺儀軌』に「伊路阿佐邪賀姫之第二の分魂」との記述がみられます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
聖域防護の兵具くんたち。「かためのたて」さんです。

かためのたて 固の盾

あの世に向かうたましいを邪霊や悪魔からまもるために、
いくつも描かれたりするらしい盾(たて)の絵。
埴輪として造られて墳墓のまわりに立てられたりもします。



古墳に置かれた埴輪や壁に描かれてたりするものについての仮説・解釈。
まもりのゆき」(守の靫)は近しいものと考えられてます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
まもりのゆき」さんです。

まもりのゆき 守の靫

あの世に向かうたましいを邪霊や悪魔からまもるために、
いくつも描かれたりするらしい靫(ゆき)の絵。



「ゆき」は矢を入れておくための道具。うつぼ・やなぐいも同様のもの。
古墳の壁に描かれてたりするものについての仮説・解釈で、
実際にそういう意味なのかどうかはハッキリしません。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もじゃもじゃ混濁の現世。「じょくせのとうまちくい」さんです。

じょくせのとうまちくい 濁世の稲麻竹葦

みだりに法を説いて人々のこころをまどわす、
悪いうじゃうじゃした言葉たちをたとえたもの。


「稲麻竹葦」自体はもじゃもじゃうじゃうじゃいる存在を示す熟語。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
邪心の気、呼気よりいでて、「こうきょうたるうんき」さんです。

こうきょうたるうんき 荒狂たる運気

人間たちのからだから発せられた
妄欲や邪慮で構成される「邪心の気」たちが
天地の運気(おおきなちからみたいなもの)に作用すると
神々が激怒した結果、あらわれるというよくない状態の運気。



これが起こることによって、不測の難災や作物の不登などが
世にあらわれるといった考えを
安藤昌益は『統道真伝』で示してます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
つつがのおや。「どちゅうのじゃどくのき」さんです。

どちゅうのじゃどくのき 土中の邪毒の気

地面のなかから発生するとされる邪悪な気で、
これから人間を害する「つつがむし」(恙虫)が発生する
と考えられてたりもしたようです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴかぴかスター。「ほしくだりのまつ」さんです。

ほしくだりのまつ 星降松

葛飾の小岩不動(善養寺)につたわるもので、
賢融か(けんゆう)上人のころに天から星が降って来て、
枝の上で夜ごとにひかりを放ったいいます。



その後、星は枝から落ちて石になったといいます。



「星」は「星の精霊」(『東京府史蹟名勝天然記念物調査報告書』)と
記載されてたりもします。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うまそくのわいたん」さんです。

うまそくのわいたん 馬足のわ異炭

黒びかりしてそうなからだの妖怪。
目や腕が半身に2つ、半身に1つずつあって、足は馬のひづめ状。




中村青庭館(夢のなかに出て来ただけで実際に現世には存在しない)な事例。
なぜだか「わふんばり」・「五体面」みたいなものと同列に登場してたので、
絵巻物の画像妖怪という前提で登場してたものといえるかしらん。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
家々からバイバイ。「あおおにあかおに」さんです。

あおおにあかおに 青鬼赤鬼

人間たちの家々に宿りこんで、
疫病をもたらす鬼たち。




延喜のころ、一条帝の夢のなかに天童が出て来て、
瑠璃(るり)の壺から榊(さかき)の枝をつかって
水を病に苦しむ人々に灑(そそ)ぎまわると、
家々から青鬼赤鬼がいっぱい出て来て逃げ去っていった、というはなしが
『源平盛衰記』巻4に引かれてたりします。




ほんじつの「和漢百魅缶」への アップは、
動き出して娘を襲う。「じぞうどうのこおに」さんです。

じぞうどうのこおに 地蔵堂の小鬼

近江の国の芹谷の地蔵堂に置かれてたという
栢(かや)の木で出来た鬼の像で、夜な夜な動きだして
里の娘のもとに現われては、その娘を孕ませてたといいます。



院賢(いんけん)法橋という仏師の造った像で、
出来がよいために動き出してたそうで、
鎖でうごかないようにして以後は出歩けなくなったといいます。



『源平盛衰記』巻2では、絵画や彫刻がうごきだすことがある
というはなしの一例として、このはなしが引かれてたりします。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
さらに別パターン解釈。「じんめんじゅう」さんです。

じんめんじゅう 人面獣

人面で獣の体をしてる存在かしら――と、みられるもので、
弥生時代にこしらえられた土器の文様。




吉備の足守川加茂遺跡の竪穴式住居から出土した
土器に確認されてる線刻にみられるもの。




太古のひとが何を描いたかの明確な伝承は存在しないので、
解釈によっては「じんめんだ」(人面蛇)「じんめんりゅう」(人面竜)などもあります。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
妖界東西新聞

妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
妖怪マガジンYOMIMANDARA
月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA

文車堂版社妖改革宣言

新・妖怪党 部署一覧


 Logo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党




 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党

最新トラックバック
フリーエリア
© 2007-2024 Koorintei Hyousen

本ブログの内容、画像の無断転載、無断転用を禁じます。

忍者ブログ   [PR]