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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」への アップは、
またいじゃだめだよ!「かまいたち」さんです。

かまいたち 鎌いたち

信濃の国の更級郡などでいわれるもの。
鎌(かま)みたいな刃物をまたいだりすると、
「鎌いたちになる」といわれてて、そのひとは
何かものにさわったりあたったりしたダケで、
予想以上の大きなきずぐちがひらいてしまったりするといいます。



そのため、「鎌などの刃物をまたいで歩いてはいけない」と語られてました。



きずぐちがものすごく大きく出るものの、
血は出ず、大きな痛みも無いとのハナシ。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
西の国の銭金。「にしのくにのあかうし」さんです。

にしのくにのあかうし 西の国の赤牛

豊かな富を運んでもたらしてくれる牛たちで、
金や銭をいっぱい背負って西の国からやって来ます。



大和の国などでは、山の神さまに豊かさを祈るために
木にかざりをつける行事のとき唄われる「うちの倉へざっくりこぉ」
という歌の文句のなかでうたわれてたりします。
ひがしのくにのあかうし」(東の国の赤牛)が対として登場もします。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
東の国の糸綿。「ひがしのくにのあかうし」さんです。

ひがしのくにのあかうし 東の国の赤牛

豊かな富を運んでもたらしてくれる牛たちで、
糸や綿をいっぱい背負って東の国からやって来ます。



大和の国などでは、山の神さまに豊かさを祈るために
木にかざりをつける行事のとき唄われる「うちの倉へざっくりこぉ」 という歌の文句のなかでうたわれてたりします。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
東浜へ乗り出せ東浜は波が荒い。「なごどの」さんです。

なごどの 螽殿

なご(いなご)のことで、作物を荒らす存在として、
祓われたりします。



常陸の国の田植え歌などにみられるもの。
葦の葉の舟にのって、東西北南の浜から海へ出て行け
という内容が唄われたりします。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
年年に四十雀の捕る。「にじゅうまんのむし」さんです。

にじゅうまんのむし 二十万の虫

作物をはじめとした植物に悪さをしたりする虫たち。
四十雀(しじゅうから)たちは一年を通じて
これをついばんでたべてくれると語られたりしてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
日日に燕の喰らう。「ごひゃくしじゅうのむし」さんです。

ごひゃくしじゅうのむし 五百四十の虫

作物をはじめとした植物に悪さをしたりする虫たち。
燕(つばめ)たちはこれをついばんでたべてくれるので
良い鳥であると語られたりしてます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
木々のおうさま。「あかたのき」さんです。

あかたのき あかたの木

山に生えてる「あかたの木」の精で、
山の木々の王さまだともいわれてます。



日向の国などで言われるもの。
「あかたのき」は「さるすべり」のことだともいいます。
昔話のなかで、生まれるこどもの寿命について語ってる存在
として出て来たりします。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
11月の酉の日ですから例年の「お酉さまの日」は鳥しばりのテーマということで
木の枝喰い折り道を示す。「はっしゃくのれいう」さんです。

はっしゃくのれいう 八尺の霊烏

熊野の山のなかで、
山王院の大師の道案内をしたという巨大なからす。



『役行者絵巻』に出て来るもの。
八尺の長頭襟(ながときん)はこれのかたちを模したものである
との由来解説に結びつけられてたりします。



ほんじつの「和漢百魅缶」への アップは、
みるにものうし。「ろじびゃくご」さんです。

ろじびゃくご 露地白牛

煩悩の一切ない、清浄で真っ白でうつくしい牛(うし)で、
自分自身のこころの極地のありさまがかたちになったもの。



禅語にあるもので、こんなことを求めるようなことは
禅を求める者のすることでは無いというのが本来の意味あい。
「地蔵種田」に「我衲僧家慵看露地白牛」などと用いられてたりもします。
俗語や戯文で用いられると、これらを下敷きに
「無価値だが高級思想あつかい」や「理想だけの存在」との揶揄として用いられたりも。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
べんかの玉に「しみょうにとう」さんです。

しみょうにとう 死猫児頭

あたいが実体に無いのにも関わらず、
貴重なあつかいを受けてる貴いもののこと。




曹山の「人価を著くる無し」という禅語にあるもので、
金銭の介在の発生しないものはいちばん価値がある
という本来の意味あい。
「達摩廓然」にも「差珍異宝用不著 死猫児頭拍出看」
などと用いられてたりもします。


俗語や戯文で用いられると、これらを下敷きに意味合いを逆転させて
「無価値だが高級至宝あつかい」などとの揶揄として用いられたりも。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
佚なれば荒るる。「らくいつか」さんです。

らくいつか 楽佚禍

漢字で書けば「楽佚禍」
ひとびとが楽佚に走るのをただただ放置する政治をしている国土にあらわれて
作物や地勢を荒廃させるというわざわいや魔物たち。



「楽佚」(いつをたのしむ)は楽をして生きることをむさぼること、
「悪労」(はたらくをにくむ)と同義。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
兵よわく地あるる。「ちこうか」さんです。

ちこうか 地荒禍

漢字で書けば「地荒禍」
士官や賢者をしりぞけた政治をしている国土にあらわれて
作物や地勢を荒廃させるというわざわいや魔物たち。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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