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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
鬼たちへのウエポン。「やまとほうろくやまとまめ」さんです。

やまとほうろくやまとまめ 大和焙烙大和豆

焙烙(ほうろく)でからからと煎(い)られたまめのことで、
「厄払い」の歌でうたわれる「鬼」たちの眼に向かって投げられてるもの。


節分に鬼を払う豆のことを唄い込んでる「厄払い」の歌のなかで
「大和焙烙大和豆 ちんやからりと いったる豆が 鬼の眼(まなこ)へぱっしとあたり」
などとうたわれます。




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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
須賀王子。「すがおのたきのぬし」さんです。

すがおのたきのぬし 菅王の滝の主

豊前の国の菅王(菅生)の滝の淵のなかにいるとされてたぬし。
蟹(かに)であると考えられてて、ここで蟹のすがたをみるのは
悪いことだともいわれてたソウナ。



菅生の滝は、須賀王子・菅王という表記が
古いものにはみられるようです。





ほんじつの「和漢百魅缶」への アップは、
ぴかぴかするやつ。「たいようのごときひのたま」さんです。

たいようのごときひのたま 太陽の如き火玉

山などから飛び出して
夜空を飛んで行ったりするというふしぎなひかり。



嘉元3年(1305)3月30日には、
阿蘇山の池中から申の刻ごろにこのような光が3つ飛び出して
空に舞い上がり、坤(南西)の方角に飛んでったといいます。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
疳の虫退治味。「はとぶえ」さんです。

はとぶえ 鳩笛

子供に土をなめさせると「虫封じ」になるので、
土で出来た笛を与えるとすこやかに育つといわれてたりしました。



土で造られたおもちゃの笛について、
なぜ子供に与えるのかという部分を語った内容。
「かんのむし」(疳の虫)を退治する文脈が付与されてます。


鳩笛は各地で郷土玩具として土でつくられてたおもちゃの笛で、
鳩(はと)のかたちを模したもの。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぱかぱかコーン。「うまのりぎつね」さんです。

うまのりぎつね 馬乗狐

馬(うま)のうえに狐(きつね)がのってるすがたのもので、
福を増す・勝負ごとに良い、「えんぎもの」として造られたりします。



郷土玩具として造られる土人形などにある題材で、
「狐を馬にのせたよう」という慣用句などから結びつけられて
描かれたり造られたりするようになったのだろうかとも考えられてます。
大津絵にも「狐馬」が画題として存在してます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いなりずし・なまぐさもの茶説「いなりというさかな」さんです。

いなりというさかな 稲荷という魚

川に採れるさかなで、
いなりずしはこの身から製造されます。



戯文や小噺などのなかに発生する
この世に存在しないさかなで、「いなりずし」はこれのおさしみから製造されてる
というくすぐりやこじつけに用いられます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
小正月ごろのふぶき。「しょうじさすり」さんです。

しょうじさすり 障子さすり

吹雪の夜に家の外障子が突然大きく揺すられて
音をたてたりする風を言ったというもので、
おそくまで起きてると雪女がこれをやりに来るから早く寝ろ、
と子供たちは言われたりもしてたトカ。



羽前の国の最上郡あたりでいわれてたもので、
小正月あたりに吹き来る雪をこう呼んでたそうです。



ほんじつの「和漢百魅缶」への アップは、
邪神をあがめると(本来のほう)「じゃ」さんです。

じゃ 蛇

邪神をあがめたりする者は、これになってしまうとされます。
『庭訓往来抄』など『庭訓往来』の古註空間で、
実社(じつしゃ)の神についてのくだりで言われてるもの。

 

『庭訓往来抄』巻下には「すなはち蛇になる」とあり、
せんじゃ」(千蛇)は「則チ」(すなわち)の「チ」を「千」と誤読したもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
蜂に化けたやつ。「からくにのおおばち」さんです。

からくにのおおばち 辛国の大蜂

辛国行者の霊がへんげしたとされる大きな蜂(はち)たち。
東大寺の僧侶たちを襲ってたびたび螫(さ)し殺してたとされます。



弘法大師によって封じられたといいます。


良弁と対抗して負けたとされる辛国行者のはなしの一ッで、
『東大寺要録』に記されてるとされてるもの。
蜂を用いた術を用いてた点からの発展。







ほんじつの「和漢百魅缶」への アップは、
ばけもの・ようかいの親玉キャラ。「みつめにゅうどう」さんです。

みつめにゅうどう 三ッ目入道

おおきな大入道な図体の妖怪で、顔には目の玉が三ッあります。
ばけものたちのおやだまな妖怪と設定されてます。




山東京伝『悪七変目景清』の箱根の関所の場面に登場してるもの。
箱根に出て来るのは「野暮と化物は箱根から先」という
慣用句を踏まえたもの。
牢破りの型が描かれてるのは主題が悪七兵衛景清であることから、
景清の牢破りを模倣してます。



衣裳のもようは童子格子でもあり、絵本での見越入道とほぼ同義なようです。



本文では「化物の親玉」と書かれてるいっぽう
「妖怪の事なれば」などとも書かれてて、
「ばけもの」と「ようかい」は版本では画像妖怪たちに同様に用いられてます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おかみさんはタイガー。「えんそうふ」さんです。

えんそうふ 袁双婦

とらが人間の姿になって生活してたというもの。



晋のころに袁双(えんそう)というひとが出会ってお嫁にしたという
美しい女のひと。実は正体は虎(とら)で、ちかくに新仏が埋葬されると
虎のすがたになって、それを掘り起こして食べてたといいます。



家からぬけだして「解衣脱釧」してはだかになると、
虎のすがたに戻ったといいます。









あけましておめでとうございます。
本日から「和漢百魅缶」へのアップ開始でございます、ということで
2022年、あらたまの舞いはじめ、恒例の連続アップ興行でございます。


とざい、とーーーーーーざーーーーいーーーーーーーーーーーーーーー。


うまとら(馬化虎)
いちばんはじめは馬が虎。
『白石英雄記』などに登場する講釈のなかでの豪傑のひとり
高木虎之助(高木虎之介)の出生に関するはなしに出て来る夢の中の存在。
きょうの妖界東西新聞での連続アップのおしらせイラストでも、
高木虎之助は登場してます。寅どしのお正月らしさの部分ですナー。

てて
津軽あたりの山仕事をするひとたちのなかでの「鬼」の忌詞での言い方。
「つの」は「もえ」って忌詞で呼ぶってあたりが「山の神」というキーワードで
連結してる(山の神はつのがある、山の神は鬼である)あたりが、たのしいところ。

かっぱのたびらき(河童の開田)
河童が田んぼを開墾したという内容が入ってる言い伝え。
米づくりの河童サラ!!

きつねいぬ(狐首狗)
狐がどうして出て来るのか!! 「とらのいをかるきつね」という
ことわざからの連結発想ですネ。

たちやかね(立ちや兼ね)
大正時代の『武侠世界』の齣絵に描かれてるなぞの存在。
名前とかがないし、本文とも何も関係なく描かれてるものだったので
佐渡あたりにつたわる歌の文句「池の小鮒に心をくれりゃ立ちや兼ねたり白鷺は」
――という、鳥と魚が出て来るやつから採ってみました。



モトのデザインはこういうやつ。


さんのうのじしゃ(山王の侍者)
蜂さんです。でも、これが山王さまのおつかわしめだという設定は
あんまりほかのものには出て来ないみたいです。

じごくのかまのゆ(地獄の釜湯)
温泉の水源は奈落の底の、あの亡者たちを煮たりして苦しめてる
釜です、という俗解設定です。

ひゃくじゃあくどく (百邪悪毒)
人間によくないことをもたらす邪気たちシリーズ。
はっきょじゃき」(八虚邪気)とかとデザインのラインは並べてます。

おばのそそのけ(おばの開毛)
ながーーーーーーーーーーーーーーーーーーい毛の類。
長いものを描くとえんぎが善い。

きつねのきば(狐の牙)
狐憑きは狼の牙に弱く、犬神憑きは狐の牙に弱い。

ゆきころばし(雪ころばし)
2022年の「本年の試筆」でも描いた、山田野理夫キャラです。
今年は野理夫せんせいの生誕100周年記念ですゾ。ということで
山田の歴史を語る会のサイトもじょじょに活性状態に入りつつあります。

とらどうじ(寅童子)
明治にはいってからの『三河後風土記』の絵本の冒頭口絵とかに
しばしば描かれてる秋葉山のお薬師さまのおつかい。
寅どしらしさでうまいこと、はじめと主任をサンドイッチした次第ですナ。




と、以上無事に12体、つつがなく連続アップさせていただきました。
それではいずれもさまにおかれましては、また本年もまるまる1年
よろしくお引き立てのほど、おんねがい、あげたてまつりまする。









とざい、とーーーーーーーーざーーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーーー。




プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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