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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おぼっこがおおきくおもくなるで。「おぼめ」さんです。

おぼめ 産女

小正月の夜にお便所のなかに出現するという
白い服を着た女のすがたの妖怪。


おぼこ(赤ちゃん)を抱っこしており、それを
人間にしばらく替わってくれ――と頼んで消えてしまいます。
その赤ちゃんは、しばらくたつと巨大になったり、
とんでもなく重くなったりするので、驚いて投げ捨ててしまうと
「おぼめ」がすがたをあらわして、きびしく叱って来るといいます。




機転を利かしたり、がんばって重さに耐えたりして、
うまく赤ちゃんを抱きつづけてると、「おぼめ」は勇気に感心して、
その人間の望んだ物をくれたり、すごいちからを授けてくれたりもします。



羽前の国などで語られてた昔話に見られるもので、
「うぶめ」のことだと言えます。



このようなちからを授けてくれるものな仲間には
ちからのいじん」(力の異人)や「なつのゆきぎれ」(夏の雪片)などのような
展開のはなしもあります。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もりもりパワーのつめたいたべもの。「なつのゆきぎれ」さんです。

なつのゆきぎれ 夏の雪片
むかし、又地三十郎という山菜を採って来て売ってた男が
夏の暑い日に山で仕事をしてるときに、
川に流れて来たという雪のかたまり。



冷たくておいしそうだってので、拾い上げて食べたところ、
すごいちからが身に宿りました。
それからは、大量の山菜を持ち運べるようになり大変な利益を得たソウナ。




陸奥の国の津軽郡などで語られてた昔話に見られるもの。
力持ちの名前が「三十郎」なのは「ちからのいじん」(力の異人)から
ちからを授かったはなしとも重なってる要素です。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
むきむきパワーを授けよう。「ちからのいじん」さんです。

ちからのいじん 力の異人
むかし、仙台の伊達家に仕えてた砂三十郎という武士に、
大事な宝物を拾ってくれたお礼として、
すごいちからを授けてくれたというふしぎなひと。



地上に落として紛失してしまってた宝物というのは、
きらきらひかる美しい玉で、
たまたま庭の松の木の下に落ちてるのをみつけた三十郎は、
箱に入れて大事にしまって保管していました。




夢に出て来た異人に宝物を正直に返してあげる約束をしたところ、
翌朝には箱は空になっており、巨大な岩石も軽々と動かせるほどの
とんでもない腕力が体にそなわってたソウナ。





宮負定雄『奇談雑史』巻2にあるはなしで、
砂三十郎は宝暦ごろの人物だと記されてます。




すごいちからを授かる展開は「うぶめ」などと同様なものですが、
導入がぜんぜん異なるところが特徴あるはなしです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ばたばたばたっ。「しえん」さんです。

しえん 士寃

漢字で書けば「士寃」で
いくさで討死した兵士たちの血がなるという
大量の蝗(ばったなどのような虫たち)のこと。


『鶴林玉露』に「蝗災 毎見於大兵之後 或言乃戦士之士寃魂所化」
――などとあるように、蝗災は大兵のあとに起こりやすいと考えられてました。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
パッと撃ってピタッと鵠てる。「がぞうのゆみや」さんです。

がぞうのゆみや 画像の弓矢


絵のなかに描かれてる童子が弓矢を瞬時に放って、
離れた場所にある的となった品物に
絵のなかの寸法とおなじぐらいの小さな矢をあてるといった、ふしぎなもの。



幻術などに見られるもので、隠した仕掛けや早変わりを用いて
演じられることの多かったものです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
喉の病気、ぽこぽこ。「くちなしのこづち」さんです。

くちなしのこづち 梔子の小槌

梔子(くちなし)の木でつくった小さなこづちで、
病魔をさけるためのおまもりとして
子供たちの腰にさげさせたりしたというもの。



百日咳や馬脾風(馬痺風)にかからないようにするためのものだ
とも、しばしば語られてたようです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
めちゃつよおじさん。「てんぐおやじ」さんです。

てんぐおやじ 天狗親仁

むかし、各地の力士が厳島にあつまってお相撲をしたとき、
日本一の大関に対して挑戦した
年取った青ざめた顔色の年取ったおじさん。



大関は、ばからしいといった気分で相手をすることになりましたが、
投げ飛ばしても宙返りしてスッと立つし、逆に関取は
持ち上げられて投げ飛ばされて気絶するしで大変な騒ぎになりました。



「あの親仁は何者だ」と東西にひかえた他の力士たちも
なだれこんでつかまえようとしましたが、またたく間にどこかに行ってしまい、
あれは傍若無人なふるまいをした関取に対して
てんぐ」(天狗)が人間に化けて出て来たのダ、と語られたソウナ。




『太平百物語』(巻1)にある
「天狗すまふを取りし事」というはなしに登場するもの。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
宇治の名物な虫。「よりまさのぼうこん」さんです。

よりまさのぼうこん 頼政の亡魂

山城の国の宇治川に限って棲息してる
大きい蛍(ほたる)たちのことを言ったもので、宇治川の合戦に敗軍して
切腹した源頼政の霊(亡魂)がこれになったと俗に語られてました。




蛍たちの群れが乱れ飛ぶ様子は、「蛍合戦」と称されます。






7月はじまりの「和漢百魅缶」へのアップは、
湿気と反応するひかり。「ちのけ」さんです。

ちのけ 血の気

燐火(りんか)は、地面のなかに残った「血」に含まれてるものが
陰の気や湿気を受けて燃えてる「火」だと考えられてました。



燐火に対する、陰陽の理屈にもとづく真面目な考え方として大陸から移入されて、
近世初期から語られてたもの。




西村遠理『天学指学』に「人血 牛馬豬鹿等の血は膏膩稍重し
其燐火の光 遂に転[うたた]大にして黏膏す」――とあるように
膏膩(あぶら)の多い種類の生物の血であるほど、発生する燐火は大きいとされます。



時間がたって血の持ってる「気」そのものが減衰してゆけば、
だんだんと勢いがなくなり、「気」を持たず土に同化して「気」が失せてしまえば
「火」を生じさせることも出来なくなります。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いしだいこん」さんです。

いしだいこん 石大根

山城の国の三鈷寺に伝わる、土のなかから
よく掘り出されるというもの。
むかし、弘法大師が石にしてしまった大根だと語られてます。


物質としては「どいんけつ」(土殷孽)や
「たかしこぞう」(高師小僧)などとおなじような出来方で土中に生じたもの。



さて、6月の末の大祓いですので
いちねんかんの折り返し、押戻しキャラも更新です。
どしんどしん。



たけがかじみょうびょうえ 竹賀海時妙兵衛



たけがかじみょうびょうえ(竹賀海時妙兵衛)です。
きぃぃえてなくなぁぁれぇぇぇぇ。どしんどしん。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もちもち。「せきずい」さんです。

せきずい 石髄

漢字で書くと「石髄」で、よめばそのままな存在です。
霊山神山のなかに含まれてる青い石のなかにつまってる
もちもちどろどろしたもの。


これを飲むと寿命は天地のように長久になると言われてます。




500年にいちどぐらいの確率で、そういう山は
突然大きな音と共に割れてひらくことがあり、そのときのほんの少しの間にダケ、
これを採ることの出来る機会があるんだソウナ。




『神仙伝』(巻6)では、王烈がたまたま太行山でこれをみつけて、
触ってみたところおもちのような感触で、しばらく手でまるめてたら、
石のようにかたくなったと書かれています。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
はなしばどうぞ。「しろさま」さんです。

しろさま 死霊様

肥前の国の大島などでいわれるもの。
「しろ」は「死霊」の語義だそうで、「しろうさま」とも。



横死・変死をしてしまったひとや海岸にうちあげられた無縁仏などの霊のことで、
たたりをよくするものとしてキチンとした供養をしてあげたといいます。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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