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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
相馬のがとうまど。「がまのまど」さんです。

がまのまど 蟇の窓

御殿にある花頭窓(かとうまど・がとうまど)で、
蟇(がま)の顔が浮かび上がって来たりして、
ぎょろぎょろにらみつけて来たりします。



相馬の古御所を描いた錦絵に
芳虎や芳艶などがひんぱんに描いてたもので、
のちには見世物でそれらが造り物として出る際には、
背景や仕掛けとして多用されてました。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアッ プは、
やまぶしの霊。「けいげん」さんです。

けいげん 慶元

口之島に伝わるもので、むかし大隅の国から島にやって来た山伏。
乱暴だったために人々によって討たれたといいます。
島の人たちは7月16日に施餓鬼をおこなって慶元の霊を供養してましたが、
しばしば災難がつづいたりすることがあったりすると、
この慶元の霊のせいなのではないかと、大きな法要をしたりもしたといいます。



慶元の墓とされる峠道にある石塔の近くをとおると
「おこれ」(瘧・病気)になるひとがいたと、むかしはいわれてたソウナ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
波おときけばたちてしりぞく。「しょげのかみ」さんです。

しょげのかみ 諸外神

ひとびとにわざわい・悪いもの・病気などを
もたらして来ると考えられてる存在。



疫神や悪魔ばらいをするさいに用いられる
おまじないの歌などにみられるもの。「諸外」は「障礙」のあて字。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
のべぞおのれが「やおきつね」さんです。

やおきつね 八百狐

狐憑きから「きつね」たちを祓ったりするときに用いる
おまじないの和歌の文句のなかにみられるもの。




おまじないの文句は
「八百狐野辺ぞおのれが住み家なれ人の屋敷になぜ迷い来て」、
「八百狐野辺ぞおのれが住み家なれ人の屋妻になで迷い来て」などといったもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
へんげ十種。「やざいもんぎつね」さんです。

やざいもんぎつね 弥左衛門狐

出雲の国の仁多にいる古狐で、
そのあたりのきつねたちのなかでは名高い元締。



「変化十番うらおもて」と称して
さまざまなものに化けることの出来る
へんげの妖通力を持ってます。



昔話で語られてるもので、仁右衛門という男にうまく乗せられて、
本物の大名行列に近付いてしまい
(仁右衛門が化けたものと思い込んでしまう)無礼者として
行列の供まわりたちに斬られてしんでしまいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
あまびえなんかより有名。「しかさま」さんです。

しかさま 鹿様

「鹿大明神」などと称されてもいる石のほこらなどで、
むかしは疱瘡のかみさまとして拝まれてたソウナ。



肥後の国の天草などでいわれるかみさま。
疱瘡が流行った時代に天草各地に志賀明神をまつった過程で生じたようで、
「志賀」が転じたものらしい。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こんこんきのこのおやしろ。「おはまじょろう」さんです。

おはまじょろう おはま女郎

下総の国、印旛郡の太田村と木野子村のあいだの
道や森に出たという化け狐で、きれいな女に化けては人々を化かしたり、
持ってるたべものを奪ったりしたといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うまの胤取り。「こうしんさま」さんです。

こうしんさま 庚申様

馬を育ててる家では、馬があかちゃんをお腹に宿したときは、
庚申様にお祈りをして、ていねいにまつれば、
願ったとおりの毛並み・性別の仔馬が生まれるなどともいわれてたソウナ。



信濃の国の宗賀などでいわれてる庚申についての考え方の一ッ。
信州では馬のまもりがみ・馬のたねとりのかみとして
庚申が語られてる箇所も多くあります。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
のみづらウォーター。「しぶみず」さんです。

しぶみず 渋水

味や香りが悪くて、のむことが出来ないというわるい水。
旅のみすぼらしいすがたに身をやつした弘法大師などが、
水を乞うたが断られた結果として、
里の水がこれになってしまったなどのはなしのなかに
登場したりする水の呼び方の一ッ。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ひょー。「やまのあらし」さんです。

やまのあらし 山のあらし

山のなかにすんでおり、氷をこまかく欠きくだいて
それを人々の畑に雹(ひょう)として降らせるという存在。



下野の国の益子などで
畑に立てる雹嵐よけの幣束の由来として語られてるもの。
山に木を採りに行ったひとがこれにたまたま出遭い、
「どうかおれげの畑には降らせねぇようにしてくれろ」と頼むと、
山のあらしは「畑にしるしをつけておいたら、そこには降らせない」
と告げたソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おそうじ鬼。「かためのおに」さんです。

かためのおに 片目鬼

岩手山にいるという「おに」(鬼)で、片目だとされます。
むかし、岩手山が「鬼ヶ城」と呼ばれてたときにいた鬼のうち、
田村将軍による征伐後に山にひとりだけ残った者で、
「山の権現様のおつかい」として仕えることで生きながらえてるソウナ。
山をきれいにする仕事を任されてるといいます。











ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
けっぱつぎょうのえきじん」さんです。

けっぱつぎょうのえきじん 結髪形の疫神

ひとびとに疫病をもたらすとされる疫神で、
番帳(ばんちょう)を持っており、そこに名前がある者には
疫病をもたらさなかったといいます。


『融通念仏縁起絵巻』などに描かれてるデザインの一ッ。
ひはつぎょうのえきじん」(被髪形の疫神)は
別デザインのおなじ役割の存在。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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