▼本日の妖怪（5525）だいだほうし

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップ は、
寸法でいえばいちばん大きいほう。「だいだほうし」さんです。

めっぽう世界に住んでるという超巨大な存在。
背のたけは十万由旬もあるといいます。

息子に代をゆずって隠居をしてるという点から考えると、
息子さんなどもいるようです。

七珍万宝『五体惣〆是程』に登場するもので、
巨大な魚「こん」（鯀）にのみこまれてしまった船に乗ってた人たちを
たまたま救い出す（食べようと思った魚の中にいた）などのはなしが描かれてます。

「だいだらぼっち」をモチーフに採ってるものですが、
デザインには「みこしにゅうどう」（見越入道）が用いられてます。

▼本日の妖怪（5224）やえうめ

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
鎌なおせー、前へすすめ。「やえうめ」さんです。



石見の国の今田につたわるもので、
かみさまの宿ってる梅の木で「やえうめさん」などと呼ばれてます。




この木の前をとおりすぎる時に、
持ってる鎌（かま）の刃が木の方に向いてたりすると、
その後にケガをしたりすると言われてて、
前を通過する際には鎌の刃の向きを改めてから行ったといいます。

▼本日の妖怪（5223）ヤンメマジムン

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あしたから病欠。「ヤンメマジムン」さんです。



沖縄の民間宗教者などに言われてたりするもので、
ふらふらと人間に悪いことをするマジムンたちは、
つよい良いちからをもってる人間などの近くに寄ると、
人間が病気になっちゃったりするように具合が悪くなって動けなくなったり、
しばらく寝込んじゃったりするんだトカ。

▼本日の妖怪（5222）あるきつづら

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ウォーク。「あるきつづら」さんです。

足の生えてる葛篭（つづら）の妖物。

『付喪神絵巻』に出て来る妖物のひとつ。
呼び名は特に登場してないので付与してます。

▼本日の妖怪（5221）きおうび

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
目が多いので強そう。「きおうび」さんです。

目の玉が三ッあって鼻の寸法の長い妖物。

『付喪神絵巻』に出て来る妖物のひとつ。
呼び名は特に登場してないので付与してます。

▼本日の妖怪（5220）しりしばい

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
きつね屈折テレビジョン。「しりしばい」さんです。



狐（きつね）たちの化け種目の一ッで、
やられてる本人は芝居の舞台をきちんと見て
その内容を観てるつもりですわってるのですが、
ほかのひとたちから見たら
ひとりだけ舞台におしりを向け、反対方向をみて何か反応してる、
という変な状況になってるというもの。

▼本日の妖怪（5219）あつじゅうぞうび

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ぺちゃ。「あつじゅうぞうび」さんです。



漢字で書くと圧住象鼻。
鬼神や仏天などにずどんとおしつぶされてたりするもので、
頭が象（ぞう）の男女が一対で描かれてたりします。

▼本日の妖怪（5218）よこめごろう

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ひとつめおおぼうず。「よこめごろう」さんです。

顔に目がひとつしかない入道すがたの妖怪。

尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』に描かれてるもので、
「横目五神」と翻字されてた時期もあります。

▼本日の妖怪（5217）くろがねのみなるもの

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
もろもろの悪獣の。「くろがねのみなるもの」さんです。



大海にいると考えられるもので、
夜叉たちが人間を襲ったりするために出没するときに
海上に出て来たりするという悪獣です。

▼本日の妖怪（5216）もんかぶり

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
右わるし。左よし。「もんかぶり」さんです。



家の門の脇に松の木をうえるとよいとされてますが、
それを左がわではなく右がわに植えてしまうと
縁起が悪い、家によくないことが起こるなどと言われてるもの。

▼本日の妖怪（5215）いくさがみのおんな

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ひゃくせんれんまをさずけよう。「いくさがみのおんな」さんです。

足利尊氏（あしかがたかうじ）の夢の中にあらわれて
「百戦百勝の術を教えてやろう」と霊夢をつげたふしぎな女。

女のいったとおりに、元（げん）の国から軍神の像を招来して
それを信心した結果として尊氏のたかい武運が発生したと言われます。

▼本日の妖怪（5214）おおぐも

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ホネがあるよ。「おおぐも」さんです。

紀伊の国の貴志の西北にあった山道にいたという
巨大な蜘蛛（くも）で、ひとびとを食べたりしてましたが、
貴志正平（きししょうへい）によって退治されました。

退治されたあとにこの大蜘蛛のほねが何個も残ったといい、
それが山にいくつもある白い大きな石だと伝えられてます。