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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ビッグなおかお。「せっちんのおおきなかお」さんです。

せっちんのおおきなかお 雪隠の大きな顔

お便所の戸をあけてみたら、そこいっぱいに
巨大な顔があったというもの。
ひとをびっくりさせます。




鈴木嘉助『おばけおどけ』(1912)に描かれているもので、
そこでは明治7年に小谷草原の雪隠に出たというはなしが書かれてます。







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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おめめごろごろ。「むかいのやま」さんです。

むかいのやま 向かいの山

よくわからない仏さまと猿と獅子の団体。


目の中にごみが入ったときに唱えるといいといわれることば
「向かいの山に獅子がとおる猿がとおる仏がとおって だんの目」に出て来る存在。


「向かいの山」は「向こうの山」などとも。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おしっこきのこ。「てんぐたけ」さんです。

てんぐたけ 天狗茸

天狗(てんぐ)がおしっこをたれていったところに
生えるというきのこ。食べられなかったりするようです。



石見の国の邑智郡などでいわれるものです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
チュラニシをだます。「バキウワー」さんです。

バキウワー

琉球につたわるもので、ウワー(豚)が
若くて美しい娘に化けて出て来たりするというもの。
美しくても、豚臭さが目立つときがあったといいます。




うたを唄うときのふしに特徴があったそうで
「シーグーグー メータグーグー」という節まわしをするといいます。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
切腹の鬼。「なりたのさぶろう」さんです。

なりたのさぶろう 成田三郎

成田三郎慶昌の霊。
むかし、曽我兄弟の仇討ちに関わって切腹をした武士でしたが、
その後、まつられていた天念寺が荒れ果ててしまい、
夜な夜な鬼のような妖怪のすがたになって現れたりしてました。





慶長のころ、存鯨という僧侶が
荒れ果てた寺にたちよった時にこれに遭遇。
鬼形にたじろがなかった存鯨をみると、
三郎は本来の武士姿になって事情を語って消え去ったので、
寺をきれいに再建してやったのだソウナ。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
将門の軍勢。「こせんじょうのもうき」さんです。

こせんじょうのもうき 古戦場猛気


平将門の乱のときに、武蔵の国の中野のあたりで討ち死にした者たちの
猛気がとどまったもので、ひとびとに害をもたらしたりしてました。




真教坊という僧侶がこれをまつって供養したところ、
わざわいは起こらなくなったといいます。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぼーぼーファイア。「おおひのたま」さんです。

おおひのたま 大火玉

ものすごく大きな真っ赤な火の玉で、
樹木や家屋などをどしどし燃やしてしまいます。



むかし、宮古島の狩俣にいた小真良波按司(こまらはあず)に
神通力での勝負を挑んで負けてしまった倭人の術つかいが
魔術で出して来たもののひとつ。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
仏幡ふわふわ。「ばけぶつばん」さんです。

ばけぶつばん 化仏幡
幡の化けたもの。目の玉とかが生えてたりします。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
これは竈神のはじまりだよ。「めぐせえおおおとこ」さんです。

めぐせえおおおとこ 醜え大男

みにくい顔をした6尺以上も背丈がある大男。
何もせずにすわってばかりいたりしますが、
巨大な純金のうんこをします。





売れなかった門松をおじいさんが川の中に
「竜宮にさしあげます」と捨てたところ、
そのお礼として家にやってきます。





かまどの神のはじまりとして陸前の国の栗原郡などで語られてる昔話で、
ひょうとく」などの仲間。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
どでかいうし」さんです。

どでかいうし どでかい牛

夜道の脇にとんでもない大きさの図体をした牛が
出て来てひとをびっくりさせるというもの。




美濃の国の池田郡などでは「かわそ」が
ひとをばかして見せてたなどと言われてたともいいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おおーいおーい。「ばけおやじ」さんです。

ばけおやじ 化親仁

とぼとぼと夜道を杖をたよりに歩いてる老父のすがたの妖怪。
ひとに長い舌を見せたりしておどかすようです。



写し絵やそれを素材にした錦絵などに見えるもので、
与市兵衛をアレンジしたものとかんがえられます。
与市兵衛は『仮名手本忠臣蔵』の登場人物。
山崎街道での場面は「おーいおーい親仁どの」と大津絵節などにも唄われてます。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
むかしばなしユーザー。「たぬきのこぞう」さんです。

たぬきのこぞう 狸の小僧

狸の化け種目のひとつで、男の子に化けた狸が山小屋や家にやって来て
「むかしばなし聞かせてくれ」などと居座ったりするというもの。
すきを見計らって人間を襲うという魂胆。




昔話に出て来るもので、だいたいは人間の側が
「こいつは少しあやしいぞ」と思い始めて、結果、狸ということがわかり、
睾玉に炭火や火箸で攻撃をされて退治されちゃいます。






プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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