氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あっぱれなドリーム。「ばつがん」さんです。

あっぱれなドリーム。「ばつがん」さんです。
眼の玉がするするっと抜け出て、
宙を飛んで行って、やがて失くなってしまうという夢。
宙を飛んで行って、やがて失くなってしまうという夢。
むかし平清盛(たいらのきよもり)が出世を願って
清水(きよみず)の観音さまにおまいりをつづけたあとに
この夢を見たといいます。
清水(きよみず)の観音さまにおまいりをつづけたあとに
この夢を見たといいます。
「これはわしのたましいが抜け出てしまう前兆で、
分につりあわない願掛けをしたからなのでは……」と
清盛は落胆していましたが、あるひとは
「これはそのとおり目出たいことだ。あっぱれな夢だ。
これから振りかかるであろう難の眼をぬいて、
吉事を見るあらたな眼が入るということでしょう」と
判じてくれたソウナ。
分につりあわない願掛けをしたからなのでは……」と
清盛は落胆していましたが、あるひとは
「これはそのとおり目出たいことだ。あっぱれな夢だ。
これから振りかかるであろう難の眼をぬいて、
吉事を見るあらたな眼が入るということでしょう」と
判じてくれたソウナ。
『源平盛衰記』などにみられる平清盛が出世するまえの場面に出て来るはなしで、
これから7日後に内裏でぬえ騒動の解決をすることになります。
これから7日後に内裏でぬえ騒動の解決をすることになります。
明けましておめでとうございます。
本年も「和漢百魅缶」への初日のアップは、
2025年初春連続興行です。
12体、どしどしどしとつづくいろくづ蛇にょろり、と
つらなりつらねてお送り申し上げます。
とざい、とーーーーーーざーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
■ りんじゃ(鱗蛇)
今年の干支であるへびさんを今回は多めに投入しております。
まず2025年いちばんはじめに投入しましたのは
漢語な呼び方での「おろち」や「うわばみ」にあたるものの一ッ。にょろ。
■ へびごしき(蛇茣敷)
「へびこしき」(蛇甑)と呼ばれるものの類で、
こわがらずに特定のことをおこなうと富を得ることの出来ると語られてたもの。
「ごしき」は「こしき」の転訛だとみられるのですが、
漢字があてられてもいたので、それを優先的にあててます。
『日本怪異妖怪事典 関東』でも出しておいたものですネ。
■ りゅうぐうのほや(竜宮の海鞘)
九州の北のほうではお正月に「味噌漬けのほや」を
えんぎものとして食べる地域があるのですが、
どうしてそれを食べるのか――というおはなしが付属されてる例がいくつかあって
これもそのうちのひとつ。神功皇后のおはなしに接続をさせてます。
東北のほうの「ほや」と、西海道での「ほや」は
食べる種類や食べる部位が異なるというのもお勉強になった点。
■ ききめのつつ(功能砲)
おくすりたちと病将たちが闘ってる様子を描いた絵に
出て来たりする、おおづつ。
画面範囲の都合で(というより、つつ先を前に向けてしまったので)
攻撃されてる疫神たちや悪虫たち、描けなかったでスネ。
■ じゃふ(蛇婦)
王摩系統の絵巻物で描かれるタイプの「ぬれおんな」
火を噴いてる「ぬれおんな」もスタンダードな狩野家の絵巻物にいるので
特にデザイン上の相違点もあまりない、本当にただの同体異名な画像妖怪。
■ がいこつのくるま(骸骨の輿車)
河鍋暁斎が錦絵のなかで描いてる鳥居つき・葱花のっかりな、おくるま。
葱花(そうか。擬宝珠のこと)の載ったおみこしみたいな造りが人力車についてる、
――みたいな造りなのでしょう。たぶん。
『新文教歌撰』(明治7年・1874)の組物に含まれる作品は
今のところ、ひょーせんは2種類だけ確認してます。
そのうちの1枚に描かれてるおくるまでした。
■ いきりなみ(いきり波)
ざざざざざぶーん。くらげをつれてくる波です。
「ほや」を描いたので、何か海のものも描きたかったので
描いた、というものなので季節感は何も考えてません。
ただ「くらげ」もおめでたい儀式のお膳には、武家などでは
必ず添えるものでしたので、そういう点で初春に寄せてみてはイカガ。
■ けんとくたいし(見徳太子)
富くじに関する、ことばデザインの存在。
むかしの寺社での富くじ抽籤会のときに使われてた
ばかながい錐(きり)――目隠しをしたひとがこれで番号の書いてある板を
刺して、それを当たり番号にします――をチャント持たせましたゾ。
ほんじつの、つきどめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
では、ないです。まだあと4体あります。
■ ぬるでのかたな(白膠木の刀)
お便所に置いておくという木でこしらえる魔除け。
蛇が出たとき、これを振るえば蛇がおとなしくなる――という
ちからもあるとの言い伝えですので今年のこういう席にはピッタリ。
■ かゆをたくおと(粥を焚く音)
観音さまが難船して漂流してしまった原因。
船でおかゆはつくるものではない――との習わしにも
つながってるそうですので、他の土地にもこういうのが
あるんでしょうかね(まだ探してない)
■ しし
「よしか」という猟犬をつれた狩人が
山の中にいるものすごくおそろしい魔物を倒す――というおはなしが
広く存在するのですが、この「しし」はその魔物の1例として見られるもの。
ものすごく抽象的な「おそろしいもの」なわけですが
こういうものも基本種としては重要な席の位置ですよネ。
■せきおく(石億)
暦のなかのおかた。「石億の日」に動かした金品は
10倍になる――といった内容が付帯されてるわけですが
他の「倍になる」などの要素がある暦の日たちと
今後、どう競争させてゆくのかも期待される石億さんです。
一粒万倍に負けるな。
――と、にょろにょろくたくた、蛇の胴腹ながながく、
12体をば無事つつがなく打ち終えました。
本年もいろんなおかおをアップしていきますので
いずれもさまにおかれましては、ひきつづきお引き立てのほど
こいねがい、あげたてまつりまする。
とざい、とーーーーーーーーーーーざーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーー。
本年も「和漢百魅缶」への初日のアップは、
2025年初春連続興行です。
12体、どしどしどしとつづくいろくづ蛇にょろり、と
つらなりつらねてお送り申し上げます。
とざい、とーーーーーーざーーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
■ りんじゃ(鱗蛇)
今年の干支であるへびさんを今回は多めに投入しております。
まず2025年いちばんはじめに投入しましたのは
漢語な呼び方での「おろち」や「うわばみ」にあたるものの一ッ。にょろ。
■ へびごしき(蛇茣敷)
「へびこしき」(蛇甑)と呼ばれるものの類で、
こわがらずに特定のことをおこなうと富を得ることの出来ると語られてたもの。
「ごしき」は「こしき」の転訛だとみられるのですが、
漢字があてられてもいたので、それを優先的にあててます。
『日本怪異妖怪事典 関東』でも出しておいたものですネ。
■ りゅうぐうのほや(竜宮の海鞘)
九州の北のほうではお正月に「味噌漬けのほや」を
えんぎものとして食べる地域があるのですが、
どうしてそれを食べるのか――というおはなしが付属されてる例がいくつかあって
これもそのうちのひとつ。神功皇后のおはなしに接続をさせてます。
東北のほうの「ほや」と、西海道での「ほや」は
食べる種類や食べる部位が異なるというのもお勉強になった点。
■ ききめのつつ(功能砲)
おくすりたちと病将たちが闘ってる様子を描いた絵に
出て来たりする、おおづつ。
画面範囲の都合で(というより、つつ先を前に向けてしまったので)
攻撃されてる疫神たちや悪虫たち、描けなかったでスネ。
■ じゃふ(蛇婦)
王摩系統の絵巻物で描かれるタイプの「ぬれおんな」
火を噴いてる「ぬれおんな」もスタンダードな狩野家の絵巻物にいるので
特にデザイン上の相違点もあまりない、本当にただの同体異名な画像妖怪。
■ がいこつのくるま(骸骨の輿車)
河鍋暁斎が錦絵のなかで描いてる鳥居つき・葱花のっかりな、おくるま。
葱花(そうか。擬宝珠のこと)の載ったおみこしみたいな造りが人力車についてる、
――みたいな造りなのでしょう。たぶん。
『新文教歌撰』(明治7年・1874)の組物に含まれる作品は
今のところ、ひょーせんは2種類だけ確認してます。
そのうちの1枚に描かれてるおくるまでした。
■ いきりなみ(いきり波)
ざざざざざぶーん。くらげをつれてくる波です。
「ほや」を描いたので、何か海のものも描きたかったので
描いた、というものなので季節感は何も考えてません。
ただ「くらげ」もおめでたい儀式のお膳には、武家などでは
必ず添えるものでしたので、そういう点で初春に寄せてみてはイカガ。
■ けんとくたいし(見徳太子)
富くじに関する、ことばデザインの存在。
むかしの寺社での富くじ抽籤会のときに使われてた
ばかながい錐(きり)――目隠しをしたひとがこれで番号の書いてある板を
刺して、それを当たり番号にします――をチャント持たせましたゾ。
ほんじつの、つきどめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
では、ないです。まだあと4体あります。
■ ぬるでのかたな(白膠木の刀)
お便所に置いておくという木でこしらえる魔除け。
蛇が出たとき、これを振るえば蛇がおとなしくなる――という
ちからもあるとの言い伝えですので今年のこういう席にはピッタリ。
■ かゆをたくおと(粥を焚く音)
観音さまが難船して漂流してしまった原因。
船でおかゆはつくるものではない――との習わしにも
つながってるそうですので、他の土地にもこういうのが
あるんでしょうかね(まだ探してない)
■ しし
「よしか」という猟犬をつれた狩人が
山の中にいるものすごくおそろしい魔物を倒す――というおはなしが
広く存在するのですが、この「しし」はその魔物の1例として見られるもの。
ものすごく抽象的な「おそろしいもの」なわけですが
こういうものも基本種としては重要な席の位置ですよネ。
■せきおく(石億)
暦のなかのおかた。「石億の日」に動かした金品は
10倍になる――といった内容が付帯されてるわけですが
他の「倍になる」などの要素がある暦の日たちと
今後、どう競争させてゆくのかも期待される石億さんです。
一粒万倍に負けるな。
――と、にょろにょろくたくた、蛇の胴腹ながながく、
12体をば無事つつがなく打ち終えました。
本年もいろんなおかおをアップしていきますので
いずれもさまにおかれましては、ひきつづきお引き立てのほど
こいねがい、あげたてまつりまする。
とざい、とーーーーーーーーーーーざーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーー。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いよいよ本年2024年もおしつまっての舞い納め、
千穐楽連続アップ興行です。
例のごとく、12体の連続アップで参ります。
とざいーーーーーーーーーとーーーーーざーーーーーーいーーーーーーーーーーーー。
■ やまのかみのきんたま(山の神の睾玉)
昨日のアップも「山の神の……」な呼び方をされてる例でしたので
千穐楽のいちばんめも「山の神の……」でつづけましょうということで
阿波の国をはじめ、「かまきりのたまご」などのような
山の木の枝にくっついてるふわふわしたものを示す呼び方から
おとどけはじめ。(みなさん、やたらとお気に入りのご様子でしたね……)
■ すいていせいたい(水底青苔)
以前アップした「すいさいせいてん」と水際と水底で対になってもいる
五行の兆し――な例からアップ致しました。
最近の天下はとかく乱れがちですが、なるべく変災は起こらずにいて欲しいもの。
■ いぼおろし(疣卸し)
疣を治す際のおまじないの例のひとつから。
「おろしがね」や「おにおろし」みたいな大根をおろすための器具や
その絵をお供えするという形式は、まだあんまり数としては確認してないのですが
どのぐらいあるんでしょうかね。キニナリマス。
■ はすのかご(蓮駕篭)
洞郁せんせい――河鍋暁斎の描いてる絵のなかに
出て来るデザイン表現のなかから。
あの世を代表するお花ですので、いろんな小道具大道具に
蓮の花や蓮の葉は大活躍しがち。
■ にこあおげ(和青毛)
千穐楽には『妖界東西新聞』であたらしく出て来た
新手のデザイン妖怪からも出て来ていただくことがありますが
今年も、いくさやら人身にとってアブナイことやらが
やっぱり多かったせいもあって、
そちら方面の顔が多く出て来る結果にもなりましたネ。
(これは、それ以前の年からも打ち続いてることですが)
そんな中でのバイオなひとつです。
もっと能天気な面々も多く出て来てもらいたいものですが、
(そっちも、居はするのですが)果たしてドンナモンでしょう。
■ ちゅうう(中有)
王摩系統の「ごく普通な」「総称的な」単語のデザインが描かれてるタイプの
一例からです。このあたりは『広益体 妖怪普及史』では悪魔や魔物
(蓮っ耳な特徴のあるもの)を掲出しておきましたが
幽霊ちゃんたちもわりといるわけですネ。もともと狩野家の絵巻物には
「幽霊」がいたり、それを受けて石燕もさらに「生霊」「死霊」なども
足してるわけですが、そのへんの流れは構成が異なっても
それぞれに描かれつづけてることは知れますネ。
■ おかずのくいさし(おかずの喰いさし)
厄病神たちの嫌いなもの。
近寄ってきそうな気もしますが、意外なことに「イヤ」なんですね。
鬼神や悪魔たちは、きれい好き、くさいものが嫌い
――とかに近い考えなんですかね?
■ ちょう

漢字で書くとこういう文字です。雌ばっかりがいて、雄がいないので
人間の男性をさらってきて……という部分は
野女やゴリラ女房みたいなはなしと
普通に共通してる設定の存在。
『和漢三才図会』にもごくふつーに載ってるので
情報レベルとしては平凡な部類なんですが、逆に
キチンとピックアップして描かれる機会はありふれてない
――という、このライン(妖怪妖怪したあつかいを受けない普通のもの)の存在
にはよくある世間でのおみかけ頻度でもありますネ。
■ うみのもや(海の靄)
節分のときの豆は、いろんなおまじないに利用されます。
落雷にもいいですし、山での魔除けにもなったりするわけです。
つよいなァ。
■ ばけかくしつ(化鶴虱)
生薬のデザイン妖怪シリーズです。また「やげんむぐら」(絵巻物に出て来る薬研の妖怪)に
搭乗させてあげられるメンバーを増やしました。
この手のデザインも進められるように今年は和漢薬に使われる
生薬類の図鑑とかも入庫しましたヨ。(また汗牛充棟している)
■ としとりねっこ(年取根っこ)
大晦日からお正月にかけてぼうぼうと大きな火を焚いて
魔物や貧乏を追い払う習俗自体は、全国に広範囲で存在して来たものなので
まだまだいっぱい、います。みなさんも市町村誌の年中行事のページをひらいてみれば
大抵みつけることが出来ると思いますので、どんどん気軽に調べたり
地元のひととかに聴いてみたりしましょう。
■ ひとつめいおり(一ッ目蝸屋)
高井鴻山の描いてる画像妖怪からのシリーズ。
今回は、山水画のなかに描かれてることのある
こういう妖怪をチョイスしてみました。かわいい。
さて、これで無事、12体連続アップ
つつがなく打ち揃いました。
本年も舞い納めですので、押戻し役のキャラも登場します、
「たけばそくにほし」(竹婆粟国星)さんです。どしんどしん。

これにて本年も完成、また新春からも
いずれもさまにおきましてはご贔屓ご鞭撻のほど
ひとえにこい願い、あげたてまつりまする。
とざいーーーとーーーーざいーーーーーーーーーーーー。
いよいよ本年2024年もおしつまっての舞い納め、
千穐楽連続アップ興行です。
例のごとく、12体の連続アップで参ります。
とざいーーーーーーーーーとーーーーーざーーーーーーいーーーーーーーーーーーー。
■ やまのかみのきんたま(山の神の睾玉)
昨日のアップも「山の神の……」な呼び方をされてる例でしたので
千穐楽のいちばんめも「山の神の……」でつづけましょうということで
阿波の国をはじめ、「かまきりのたまご」などのような
山の木の枝にくっついてるふわふわしたものを示す呼び方から
おとどけはじめ。(みなさん、やたらとお気に入りのご様子でしたね……)
■ すいていせいたい(水底青苔)
以前アップした「すいさいせいてん」と水際と水底で対になってもいる
五行の兆し――な例からアップ致しました。
最近の天下はとかく乱れがちですが、なるべく変災は起こらずにいて欲しいもの。
■ いぼおろし(疣卸し)
疣を治す際のおまじないの例のひとつから。
「おろしがね」や「おにおろし」みたいな大根をおろすための器具や
その絵をお供えするという形式は、まだあんまり数としては確認してないのですが
どのぐらいあるんでしょうかね。キニナリマス。
■ はすのかご(蓮駕篭)
洞郁せんせい――河鍋暁斎の描いてる絵のなかに
出て来るデザイン表現のなかから。
あの世を代表するお花ですので、いろんな小道具大道具に
蓮の花や蓮の葉は大活躍しがち。
■ にこあおげ(和青毛)
千穐楽には『妖界東西新聞』であたらしく出て来た
新手のデザイン妖怪からも出て来ていただくことがありますが
今年も、いくさやら人身にとってアブナイことやらが
やっぱり多かったせいもあって、
そちら方面の顔が多く出て来る結果にもなりましたネ。
(これは、それ以前の年からも打ち続いてることですが)
そんな中でのバイオなひとつです。
もっと能天気な面々も多く出て来てもらいたいものですが、
(そっちも、居はするのですが)果たしてドンナモンでしょう。
■ ちゅうう(中有)
王摩系統の「ごく普通な」「総称的な」単語のデザインが描かれてるタイプの
一例からです。このあたりは『広益体 妖怪普及史』では悪魔や魔物
(蓮っ耳な特徴のあるもの)を掲出しておきましたが
幽霊ちゃんたちもわりといるわけですネ。もともと狩野家の絵巻物には
「幽霊」がいたり、それを受けて石燕もさらに「生霊」「死霊」なども
足してるわけですが、そのへんの流れは構成が異なっても
それぞれに描かれつづけてることは知れますネ。
■ おかずのくいさし(おかずの喰いさし)
厄病神たちの嫌いなもの。
近寄ってきそうな気もしますが、意外なことに「イヤ」なんですね。
鬼神や悪魔たちは、きれい好き、くさいものが嫌い
――とかに近い考えなんですかね?
■ ちょう
漢字で書くとこういう文字です。雌ばっかりがいて、雄がいないので
人間の男性をさらってきて……という部分は
野女やゴリラ女房みたいなはなしと
普通に共通してる設定の存在。
『和漢三才図会』にもごくふつーに載ってるので
情報レベルとしては平凡な部類なんですが、逆に
キチンとピックアップして描かれる機会はありふれてない
――という、このライン(妖怪妖怪したあつかいを受けない普通のもの)の存在
にはよくある世間でのおみかけ頻度でもありますネ。
■ うみのもや(海の靄)
節分のときの豆は、いろんなおまじないに利用されます。
落雷にもいいですし、山での魔除けにもなったりするわけです。
つよいなァ。
■ ばけかくしつ(化鶴虱)
生薬のデザイン妖怪シリーズです。また「やげんむぐら」(絵巻物に出て来る薬研の妖怪)に
搭乗させてあげられるメンバーを増やしました。
この手のデザインも進められるように今年は和漢薬に使われる
生薬類の図鑑とかも入庫しましたヨ。(また汗牛充棟している)
■ としとりねっこ(年取根っこ)
大晦日からお正月にかけてぼうぼうと大きな火を焚いて
魔物や貧乏を追い払う習俗自体は、全国に広範囲で存在して来たものなので
まだまだいっぱい、います。みなさんも市町村誌の年中行事のページをひらいてみれば
大抵みつけることが出来ると思いますので、どんどん気軽に調べたり
地元のひととかに聴いてみたりしましょう。
■ ひとつめいおり(一ッ目蝸屋)
高井鴻山の描いてる画像妖怪からのシリーズ。
今回は、山水画のなかに描かれてることのある
こういう妖怪をチョイスしてみました。かわいい。
さて、これで無事、12体連続アップ
つつがなく打ち揃いました。
本年も舞い納めですので、押戻し役のキャラも登場します、
「たけばそくにほし」(竹婆粟国星)さんです。どしんどしん。
これにて本年も完成、また新春からも
いずれもさまにおきましてはご贔屓ご鞭撻のほど
ひとえにこい願い、あげたてまつりまする。
とざいーーーとーーーーざいーーーーーーーーーーーー。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
どしんと言わない。「やまのかみのきだおし」さんです。

どしんと言わない。「やまのかみのきだおし」さんです。
大隅や周防・越後の国など各地に伝わるもので、
山のなかで斧をつかう音や、伐られた木が倒れる音が響いて来ます。
しかし、倒れた木が地面にどしんッとあたる音はせず、
音のした方角に行っても何もないんだトカ。
山のなかで斧をつかう音や、伐られた木が倒れる音が響いて来ます。
しかし、倒れた木が地面にどしんッとあたる音はせず、
音のした方角に行っても何もないんだトカ。
各地の「からきがえし」(空木返し)などと同様のもの。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
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