氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
本日の「和漢百魅缶」へのアップは、
外を食べちゃう。「ぜんひょうこ」さんです。
漢字で書くと「単豹虎」で
また、もしも単豹が事前にうらないで虎に襲われる運命を知ってたとしたら
――という文脈で、事前にそれを知っていたところで
何をしてもそれを避けられないのであればうらないは無力であるし、
知った上で確実に避けられるんであればうらなった時点で出た結果は妄言になってしまう、
という矛盾を論議するときにも用いられます。
外を食べちゃう。「ぜんひょうこ」さんです。
漢字で書くと「単豹虎」で
山奥で静か暮らし、何も身につけずに五穀を断ち、
不老長寿になってた単豹(ぜんひょう)という隠者を、
アッサリと食べてしまった虎(とら)のこと。
不老長寿になってた単豹(ぜんひょう)という隠者を、
アッサリと食べてしまった虎(とら)のこと。
避けることの出来ない堅強な運命(誰もいない山で、無防備な状態で、
餓えきった虎と遭遇する)の介入の代表例として用いられます。
餓えきった虎と遭遇する)の介入の代表例として用いられます。
単豹が食べられてしまったはなしは
『淮南子』人間訓や『荘子』、『呂氏春秋』に書かれてて、
「内」を養い最高の状態にたかめてたけれども、
「外」を不意の介入で失ってしまった、
内外・天人の調和にかけてしまった出来事(内外虧調)として語られます。
『淮南子』人間訓や『荘子』、『呂氏春秋』に書かれてて、
「内」を養い最高の状態にたかめてたけれども、
「外」を不意の介入で失ってしまった、
内外・天人の調和にかけてしまった出来事(内外虧調)として語られます。
また、もしも単豹が事前にうらないで虎に襲われる運命を知ってたとしたら
――という文脈で、事前にそれを知っていたところで
何をしてもそれを避けられないのであればうらないは無力であるし、
知った上で確実に避けられるんであればうらなった時点で出た結果は妄言になってしまう、
という矛盾を論議するときにも用いられます。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おじゃましません。「こくとうく」さんです。
漢字をあてれば「黒頭狗」で
おじゃましません。「こくとうく」さんです。
漢字をあてれば「黒頭狗」で
年を経て霊力を得た狗(いぬ)が化けたりして
人間をたぶらかしたりするといったもの。
人間をたぶらかしたりするといったもの。
むかし東海郡蘭陵の役所には、夜中になると
黒い頭巾に白い衣服の役人のようなひとが門にやって来て
「ちょっとすみません」と案内を乞うのですが、
応対に出ると忽然とすがたを消してる――ということが何年もつづきました。
黒い頭巾に白い衣服の役人のようなひとが門にやって来て
「ちょっとすみません」と案内を乞うのですが、
応対に出ると忽然とすがたを消してる――ということが何年もつづきました。
あるとき、正体をつかんでやろうと
門の近くにジッと隠れてうかがってみると、
頭の黒くて体の白い老狗がトコトコやって来て、人間に化けて、
このいたずらをしてることがわかったソウナ。
門の近くにジッと隠れてうかがってみると、
頭の黒くて体の白い老狗がトコトコやって来て、人間に化けて、
このいたずらをしてることがわかったソウナ。
『捜神記』(巻18)のはなしに出て来るもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いらんかねーーゴンゴン。「ばいゆらきょう」さんです。
漢字をあてれば「売油鑼響」で
ふしぎに思った人々が調べてみると、お墓のことがわかったので、
娘さんを別の場所に葬り直すと、その夜に
「かなしいゴンゴンかなしいゴンゴン」という声がして、
以後は油売りの声を立てて現われることはなくなったんだソウナ。
いらんかねーーゴンゴン。「ばいゆらきょう」さんです。
漢字をあてれば「売油鑼響」で
油売りの青年の幽霊で、いつも真夜中になると
「油はいりませんかゴンゴン」と鑼(どら・かね)を鳴らしながら、
家々の前を歩く声をさせて、ぶきみがらせてたといいます。
「油はいりませんかゴンゴン」と鑼(どら・かね)を鳴らしながら、
家々の前を歩く声をさせて、ぶきみがらせてたといいます。
同じ時期に、別の家の若い娘さんが病気で亡くなったのですが、
たまたまそのお墓が、この油売りのお墓のすぐとなりでした。
――すると、埋葬からしばらくたった頃の幽霊の売り声は急にニコニコした調子の
「油はいりませんかゴンゴン、かわいいかみさんもらったよゴンゴン」
というものに変わってました。
たまたまそのお墓が、この油売りのお墓のすぐとなりでした。
――すると、埋葬からしばらくたった頃の幽霊の売り声は急にニコニコした調子の
「油はいりませんかゴンゴン、かわいいかみさんもらったよゴンゴン」
というものに変わってました。
ふしぎに思った人々が調べてみると、お墓のことがわかったので、
娘さんを別の場所に葬り直すと、その夜に
「かなしいゴンゴンかなしいゴンゴン」という声がして、
以後は油売りの声を立てて現われることはなくなったんだソウナ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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