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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
魔神さまだぜ。「にしかぜのまじん」さんです。

にしかぜのまじん 西風の魔神

下総の国の流山に大昔いたという魔神。
西風をいつまでも強く吹かせて人々にわざわいをもたらした。



三輪の神あるいは勾玉(まがたま)を奉斎することによって
魔神はしりぞけられたという。




流山の三輪神社(三輪茂侶神社)の由来として語られるなかに登場する魔神だが、特に名前はない。
文書には「風早の災」などとも表現されてる。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おそー、ほーそー、おそー、ほーそー。「おそうばあさん」さんです。

おそうばあさん おそう婆さん

伊豆の国の天城山に「疱瘡(ほうそう)婆さん」として祀られてたおばあさん。
疱瘡に御利益があるとして各地からお参りに来るひとが多かったといいます。




むかし小豆(あずき)で年貢をおさめると言って、このおそう婆さんが
山道を8斗もの小豆をかついで登って来たところ、途中で死んでしまった。
それを埋めてあげお墓を立ててあげていたが、いつの間にか
霊験があったとのことから「疱瘡婆さん」としてあがめられるようになったんだソウナ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
お咳さんかい、「おかめ」さんです。

おかめ 亀女

相模の国の藤沢にまつられてる女のひとで、
咳(せき)の出る病気などのときに願掛けをするとよいといわれてました。



むかし藤沢にいた、とても美しい娘さんで、
17歳のときに百日咳で亡くなってしまったことから、
病気を治してくれるというはなしが出来たソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
むっつでころはた織りそうろ、ななつでは綾かけそうろ。「てんかいちのはたおり」さんです。

てんかいちのはたおり 天下一の機織り

天竺に向かう途中のおやすみどころにある茶店の娘。
とても腕前にすぐれてる機織りの名手で、つぎからつぎへと布を織れます。


「天竺へのぼる道へ つばきを植えて育てて
 日が照れば涼みどころ 雨が降ればあま宿り
 雨やどりの茶屋の娘は 天下一の機織り…」


――といった手鞠唄のうたの文句に登場したりするもの。
ここでの天竺は実際の天竺なのか極楽浄土を意味するのか少しあいまい。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
たぬきさん来訪。「いいだかだんりんのたぬき」さんです。

いいだかだんりんのたぬき 飯高檀林の狸

下総の国、匝瑳郡の飯高檀林(いいだかだんりん)にいた狸たちで、
夜にしっぽでどんどんと戸を叩いて
学僧の名前を呼び出したりするいたずらをつづけてたといいます。



飯高檀林は、妙雲山飯高寺にあった日蓮宗のおおきな学問所。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ちりぢりばらばら御家中。「のこらずちりめんふ」さんです。

のこらずちりめんふ 残らず散りめん麩

ちりぢりばらばらと居なくなってしまう
ヘンな縮緬麩(ちりめんふ)のおりょうり。



戯文などにみられるもので、懐石のおひら見立てなどに出て来たりします。
「散り」と「ちりめん麩」のぬえ合成。
組織や家が終了させられることによって所属者や臣下が
散り散りに去ってゆくことのくすぐりとして用いられたりしています。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
いただきますいただかれます。「なんでもとろろじる」さんです。

なんでもとろろじる 何でも取ろろ汁

なんでもかんでも熊手でかきとるようにいただいておく
ヘンなとろろ汁のおりょうり。



戯文などにみられるもので、懐石のおひら見立てなどに出て来たりします。
「取ろ」と「とろろ汁」のぬえ合成。
まいないの取得などについてのくすぐりとして用いられたりしています。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぶしぶしおとりつぶし。「つぶしたまご」さんです。

つぶしたまご つぶし玉子

どしどしとお取りつぶしをしてくる強いちからのたまごの煮物。



戯文などにみられるもので、懐石のおひら見立てなどに出て来たりします。
対象を「潰す」という部分をかけたもの。
政策の転換によるおとりつぶしなどが起こったときなどに
くすぐりとして用いられたりしてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おとうふパンチ。「くづしどうふ」さんです。

くづしどうふ くづし豆腐

ばしばしとお取り崩しをしてくる強いちからの豆腐の煮物。



戯文などにみられるもので、懐石のおひら見立てなどに出て来たりします。
対象を「崩す」という部分をかけたもの。
政策の転換によるおとりつぶしなどが起こったときなどに
くすぐりとして用いられたりしてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
しめしめしめじ。「よいきみをしめじだけ」さんです。

よいきみをしめじだけ 良気味を占地茸

良い境遇の土地や、それをうらやみわらう土地に生えたりしている
ヘンなしめじの煮物。



戯文などにみられるもので、懐石のおひら見立てなどに出て来たりします。
「良気味をしめ」と「しめじ茸」のぬえ合成。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
平椀にはいる戯文たち。「ひとにてをつくいも」さんです。

ひとにてをつくいも 人に手を捏く芋

ぺこぺことあやまったり、たのみこんだりしている
ヘンな捏芋(つくねいも)の煮物。


戯文などにみられるもので、懐石のおひら見立てなどに出て来たりします。
「手をつく」と「つくね芋」のぬえ合成。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
贈位おさしみ。「かんいをなす」さんです。

かんいをなす 官位を茄子

栄耀のへん転作でにょきにょき生えたりしたカンジの
へんな茄子(なす)のおさしみ。



戯文などにみられるもので、懐石のさしみ見立てなどに出て来たりします。
「為す」と「茄子」のぬえ合成。
お膳のおさしみには野菜や食用花なども存在しました。






プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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