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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
くもくも。「つちぐも」さんです。

つちぐも 土蜘蛛

つのの生えた顔をした、蜘蛛(くも)のような妖怪。


尾田郷澄による『百鬼夜行絵巻』に描かれているもので、
おにぐも」(鬼蛛)と同様に「うしおに」(牛鬼)の同体異名とみられるもの。






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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
バイオ!バイオ!バイオ!「バイオうしおに」さんです。

バイオうしおに バイオ牛鬼

つのや脚とかの本数とかがかなり
ちゃちゃめちゃくちゃくでバイオ生命体な牛鬼。



狩野の妖怪絵巻物に見られる「うしおに」(牛鬼)のデザインが
崩れて描かれたもの。
脚は不揃い、つのは片一方、口も変型しています。
実際描かれた絵巻物での本来の呼び名表記は普通に「うしおに」










ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
地面の中にムクムクムックックー。「おにつちねずみ」さんです。

おにつちねずみ 鬼土鼠

むかし筑後に出たという、地面の中にすんでるというおばけ。
うめき声のようなものがするので
掘り起こしてみたらこれがいた、といいます。






狩野の妖怪絵巻に出て来る妖怪たちに対して
はなしと呼び名を付した形式の『化物づくし絵巻』にあるもので、
うしおに」(牛鬼)のデザインがとられています。
筑後の松崎山で掘り起こされたとあります。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
うしおにの画像妖怪 No.3。「みっつめうしおに」さんです。

みっつめうしおに 三ッ目牛鬼

うしおに」(牛鬼)の目の玉が三ッあるもの。


狩野の系統の妖怪絵巻物に見られるもので、
同じような構成の妖怪絵巻物の別の作品に「つちぐも」とされる似た形状の
別のデザインの画像妖怪があることから、
(そちらの絵巻物だと、べつに通常の「牛鬼」も描かれてます)
その土蜘蛛と牛鬼がたまたま混じった例であるようです。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
昨日うしおにをアップしたら6時間もたたないうちに目にしました。「おにぐも」さんです。


おにぐも 鬼蛛



つのの生えた顔をした、蜘蛛(くも)のような妖怪。


絵巻物に描かれてるもので、狩野の妖怪絵巻物に描かれている
うしおに」(牛鬼)の同体異名であると見られます。
『化物草子』と題された上下2巻組みの絵巻物では「をにぐも」とあります。
色は黒い。





こういう呼び名のものもいるってあたり、
やはり「鬼」と「蜘蛛」のベースみたいなものに
ツノからの連想で「牛」が入って来てこういうかたちのものを
「牛鬼」と名前を添えてデザインに呼び名をつけるようになったのかな?
と、見える感じもしてきますな。

通算4444体目の「和漢百魅缶」へのアップは 
じゃーーんとビーフ。「うしおに」さんです。

うしおに 牛鬼

牛のようなあたまをした妖怪。
脚は蜘蛛(くも)のようなかんじになってるのが特徴。



狩野の妖怪を描いた絵巻物などに見られる
代表な画像妖怪のデザインの一ッ。










蜘蛛のような感じに描かれるのは、
源頼光ら主従の牛鬼退治の物語が土蜘蛛と関連しているものであるところからの
合成なのかも知れません。(『土蜘蛛草紙』の大きな土蜘蛛が虎のような顔をしてるように)
各地の昔話や伝説にある「うしおに」や「ぎゅうき」が
このような形で想像されたか
牛頭鬼のように想像されたかの明確な違いなどはハッキリしません。



宇和島の「うしょうにん」などはお祭りなどで形づくられた一ッの形態。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
ねこばけパワー。「きりのみち」さんです。

きりのみち 霧の道

山道や野道などを歩いているときに
霧が出ているようなところを進んでいくと、
知っている道のはずなのに何度も何度もまた同じところに戻って来てしまい、
進む方角に出られなくなってしまったというもの。





隠岐につたわるもの。
猫が化かしてるのだといわれたそうです。
隠岐では猫がひとを化かす動物としてよく語られていました。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
とうとうたらりとうたらり。「ひかせ」さんです。

ひかせ 火かせ

肥後の国の飽田郡城山村に伝わるもので、
むかし、おばあさんが川でせんたくをしていたら
「婆ひかせ」(婆さんひっぱらせろ)と言ってきたという「かわのとん」。
「ひかせ」を「火かせ」と思っておばあさんが
「かわんとん火貸そ火かそ」と返したら「ほんか、ほんか」と言ってきたソウナ。




ひくれろ」(火くれろ)と同様のもの。
烏帽子をつけて出て来たという描写もあり
三番叟を意識していることがはっきりと見て取れます。
ひをかせ」(火を貸せ)などとは近いもののようです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 
地蔵の像はよく化ける。「くびなしじぞう」さんです。

くびなしじぞう 首無し地蔵

下野の国の芳賀郡芳志戸につたわるもので、
むかし大どろぼうの芳志戸左門の目の前に
巨大な金棒を持った大入道のすがたになって現われたことのあった
という地蔵の石像。




左門によって斬りつけられ、
それ以来首が無いんだソウナ。




芳志戸左門(芳志戸沙門)は、
日光東照宮の東照権現と書かれた神額を盗んだことがあるとも言い伝えれている盗賊。







ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ホワイトスプリング。「しろいゆ」さんです。

しろいゆ 白い湯

伊豆の国の土肥神社にわいてる温泉で
ときどき誰もいないのに誰かがお湯に入っているような音がしたりして、
次の日になるとお湯が真っ白になってたりしたというもの。



かみさまが入ってらしたのだ
などと言われてたといいます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
みつけたら唐桟一反さしあげそろ。「おせなかをながしましょう」さんです。

おせなかをながしましょう お背中を流しましょう

東京の山の手にあったある温泉に出たというもので、
お湯をあびてると「だんな、お背中を流しましょうか」という声が
どこからともなくするのですが、
まわりを見ても誰もいないというもの。





あの温泉はばけものが出る
という噂がたかまってしまいましたが、温泉の持ち主は
「化物を見とめて番台へお知らせくださった方には唐桟を一反お礼として差し上げます」
という貼り紙を工夫。するとお客がどんどん増えてややもうけ。
ついにはお客全員に景物や菓子を渡す日までもつくって
さらにおおもうけしたソウナ。





明治18年ころあったはなし。
けっきょく何が正体だったのかはわからずじまいな感じ。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
かねがゴンと鳴りゃね、の、山の中そぼくバージョン。「ほねむすめ」さんです。


ほねむすめ 骨娘

山の中で放置されてた骨が、ていねいにとむらってもらった木こりのもとに
娘の姿になってやってきて仕事の手伝いを
何年もしてくれたりしたというもの。


磐城の国(いわきのあたり)につたわる昔話などに出て来るもので、
3年たったころ、「あのときの骨です」といって礼をしていなくなってしまったソウナ。





プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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