氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
本場?の竜宮器具。「とうじんへい」さんです。
本場?の竜宮器具。「とうじんへい」さんです。
竜宮の竜王がもっているというたからもののひとつ。
望みのものを言うと、たちどころに出してくれる瓶。
望みのものを言うと、たちどころに出してくれる瓶。
むかし、兄弟がいたのですが
親が亡くなった時に小さい一番下の弟をがらくたとともに追い出してしまいます。
弟がもう死んでしまおうと悲しんで海辺で唄っていると、
その声が竜宮の竜王の耳に聴こえ、竜王は夜叉たちに
「この唄声のぬしをさっそく呼んで来い、ぜひじっくり聴きたい」と命令。
親が亡くなった時に小さい一番下の弟をがらくたとともに追い出してしまいます。
弟がもう死んでしまおうと悲しんで海辺で唄っていると、
その声が竜宮の竜王の耳に聴こえ、竜王は夜叉たちに
「この唄声のぬしをさっそく呼んで来い、ぜひじっくり聴きたい」と命令。
弟は海辺まで出て来た夜叉につれられて竜宮にいきますが、
そのとき夜叉から
「我が君さまから、何か欲しい物があるかと言われたら、
豆人瓶をください他のものはたとえ宝物であろうが何一つ欲しくはございません
と言いなさいナ、きっと助かりますよ」と助言されたので、唄を披露 したあとに、
早速そのように言上、この瓶を持ち帰りました。
そのとき夜叉から
「我が君さまから、何か欲しい物があるかと言われたら、
豆人瓶をください他のものはたとえ宝物であろうが何一つ欲しくはございません
と言いなさいナ、きっと助かりますよ」と助言されたので、唄を披露 したあとに、
早速そのように言上、この瓶を持ち帰りました。
帰って来たものの、家もない弟が「ああとんでもなく大きい屋敷があればなあ」とつぶやくと、
たちどころに広大な屋敷がズドン! 中に入るといろんな家具やら品物やらももりだくさん。
やがて、弟のうわさをききつけた兄や兄嫁たちがこのひみつを知って
瓶を借りていってしまいますが、欲張ってしまったために家は壊れて
この瓶も壊してしまったソウナ。
たちどころに広大な屋敷がズドン! 中に入るといろんな家具やら品物やらももりだくさん。
やがて、弟のうわさをききつけた兄や兄嫁たちがこのひみつを知って
瓶を借りていってしまいますが、欲張ってしまったために家は壊れて
この瓶も壊してしまったソウナ。
山西省などにつたわる昔話にあるもの。
かわいそうな目にあった状態のひとが竜宮に招かれて宝をもらうかたちは
日本などとも共通性のたかいものです。
かわいそうな目にあった状態のひとが竜宮に招かれて宝をもらうかたちは
日本などとも共通性のたかいものです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
このこどこのこ竜宮のこ。「みい」さんです。
しかし、このねこが死んでしまったのでこれを埋めてあげると
そこからきれいな実をつけるの木が生えてきます。
実を食べてみるととてもおいしかったので
竜宮でもらったときからついてた「みい」という名前から、
その実を「みかん」と名づけ、それが蜜柑のはじまりになったんだソウナ。
このこどこのこ竜宮のこ。「みい」さんです。
正月の松かざりをくれたお礼だと言われて竜宮にまねかれた松売りのじいさんが、
おみやげとしてもらって来たねこ。
小判の糞をしたと言います。
じいさんの家はこの小判で豊かな暮らしが出来るように。
おみやげとしてもらって来たねこ。
小判の糞をしたと言います。
じいさんの家はこの小判で豊かな暮らしが出来るように。
しかし、このねこが死んでしまったのでこれを埋めてあげると
そこからきれいな実をつけるの木が生えてきます。
実を食べてみるととてもおいしかったので
竜宮でもらったときからついてた「みい」という名前から、
その実を「みかん」と名づけ、それが蜜柑のはじまりになったんだソウナ。
対馬に伝わっているもので「さんかん」や、
橘のはじまりの「りゅうぐうのくろねこ」(竜宮の黒猫)、
クガニー(シークワーサーの仲間)のはじまりになった「くがにのいん」は
ほぼ同じ型の柑橘類のはじまりのむかしばなし。
橘のはじまりの「りゅうぐうのくろねこ」(竜宮の黒猫)、
クガニー(シークワーサーの仲間)のはじまりになった「くがにのいん」は
ほぼ同じ型の柑橘類のはじまりのむかしばなし。
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沖の救助っ子。「こんぴらさまのどうじ」さんです。
沖の救助っ子。「こんぴらさまのどうじ」さんです。
こんぴらの使いが童子のすがたになって現われたと見られるもの。
むかし、和泉の国から出発した廻船が嵐によっててんぷくしてしまい
海に投げ出された男が浮いていた板につかまって長時間漂流してると、
夢うつつに
「ただよってるわらくずを食べれば飢えないぞよ」
という声が聴こえたので、そうしてみて飢えを克服。
そのうちに目の前に岩が見えたのでそれによじのぼろうと試みたのですが、
その岩の上にふしぎと童子が現われて
竿をふってこれを阻止しようとしてくるので断念。
仕方なく板につかまって浮かんでいると
航行していたよその船が通りかかり助かります。
海に投げ出された男が浮いていた板につかまって長時間漂流してると、
夢うつつに
「ただよってるわらくずを食べれば飢えないぞよ」
という声が聴こえたので、そうしてみて飢えを克服。
そのうちに目の前に岩が見えたのでそれによじのぼろうと試みたのですが、
その岩の上にふしぎと童子が現われて
竿をふってこれを阻止しようとしてくるので断念。
仕方なく板につかまって浮かんでいると
航行していたよその船が通りかかり助かります。
船の上に助けてもらってから自分のつかまっていた板を見てみたら
金毘羅様の守り札の板であったソウナ。
『甲子夜話』にあるものですが、
わらくず(藁屑)を食せば飢ることなからん、とかいうアドバイスは
なかなかおもしろ展開。
金毘羅様の守り札の板であったソウナ。
『甲子夜話』にあるものですが、
わらくず(藁屑)を食せば飢ることなからん、とかいうアドバイスは
なかなかおもしろ展開。
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ちゃぽちゃぽぼちょぼちょ。「こうあんじのこぼうず」さんです。
ちゃぽちゃぽぼちょぼちょ。「こうあんじのこぼうず」さんです。
武蔵の国の府中にある高安寺にいたというふしぎな小坊主で、
正体は狐だったといいます。
正体は狐だったといいます。
いつも知らない間に風呂からあがっているし、
いつ入ってるのかもわからなかったので、ふしぎに思った和尚が監視してると、
この小坊主はしっぽでお湯をぽちょぽちょとかきまわして
風呂に入ったような音をさせていたということを目撃。
後日「きつねということが知れてしまっては寺にはおれません」と告げて
小坊主はいなくなってしまったソウナ。
いつ入ってるのかもわからなかったので、ふしぎに思った和尚が監視してると、
この小坊主はしっぽでお湯をぽちょぽちょとかきまわして
風呂に入ったような音をさせていたということを目撃。
後日「きつねということが知れてしまっては寺にはおれません」と告げて
小坊主はいなくなってしまったソウナ。
お湯にしっぽをつけて湯を鳴らして風呂にはいってるように見せかけるくだりは、
昔話としてつたわっている葛の葉のはなしの中や、
「はつれん」(初蓮)のはなしなどにも見られるものです。
昔話としてつたわっている葛の葉のはなしの中や、
「はつれん」(初蓮)のはなしなどにも見られるものです。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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