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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
わしゃ、アルコール厳禁。「えだじまのおさん」さんです。

えだじまのおさん 江田島のお三

安芸の国の江田島村にいたきつね。

木谷の万助という男が峠道を通ってたとき
たまたま会話をして、このお三きつねが、

「わしは酒の粕がいちばんキライじゃわい」

と打ち明けたところ、万助に
酒粕を山のように巣穴に入れられ大迷惑。

万助がキライじゃと言ってた小判を
山のように投げ込んでいったといいます。


木谷の万助はその金で大きな船を買って
「稲荷丸」となづけたトサ。

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おトイレあつかい厳禁。「たきぼうず」さんです。

たきぼうず 滝坊主

紀伊の国の花園村につたわるもの。

滝のうえにおしっこやうんこをたれたりすると、
滝坊主が出てくるからしちゃいけない、

と言われてたそうです。


実際、どういうものなのかは「湯坊主」とかみたいに、ふとうめい。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
足音 ヘッダー。「ばばあのばけもの」さんです。

ばばあのばけもの 婆化物

近江の国の浅井郡、七尾村のあたりにつたわるもの。

歩いてるうしろをおばあさんがついて歩いてくるような
気配や音がきこえてくるのですが、

あるていど歩いてから振り返ってみると、
婆の首がうしろにいてびっくりしたトカ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
無脊椎!!「じゅうろくにちのいか」さんです。

じゅうろくにちのいか 十六日烏賊

対馬につたわるもの。

お盆の16日に漁に出たりすると
やたらといかが獲れるんだそうですが、

そのいかは朝になると すべて
お盆の精霊流しで流したものや花活けなどが正体だったといいます。


お盆に漁にでてはいけないという俗信に関連したもの。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
あったかいコン。「きつねのてっぽうぶろ」さんです。

きつねのてっぽうぶろ 狐の鉄砲風呂

大隅の国の姶良郡などにつたわるもので、
狐たちの化け種目の一ッ。

夜道や夕暮れの道を歩いてると突然、
キーーーーーーンと
体が動かせなくなるほど体が冷たくなってしまい、
困り果ててしまってると、

目の前に
ほかほかの鉄砲風呂があるというもの。

もちろん、
まぼろしで見せてるお湯で
実体は肥桶。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぎゃわーん。「うみいぬ」さんです。

うみいぬ 海犬

紀伊の国の熊野灘につたわるもので、
全身が海の水のように青いという子犬。

海辺で子供がひとりっきりで遊んでたりすると
海から出てきて子供にじゃれついてきて誘い出し、
海の中に連れてってしまうと言われてたそうです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
巨大。「おおがね」さんです。

おおがね 大蟹

薩摩の国につたわるもの。
海にすみついてる巨大な蟹。

海で魚や貝を採ってる人間を襲ったりしたと言われてます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充第十五弾。「いしたにやまのおに」さんです。

いしたにやまのおに 石谷山の鬼

肥前の国の養父郡の石谷山にいたすんでた鬼で、
やまももの木を抜いたり、山の岩石を掘り起こして投げたりして
ひとびとを困らせてました。

「池のちかくにある大きな大きな石を持ち上げられたら、
この山にいてもいいが、持ち上がらなかったら出て行け」

という話し合いをした結果、持ち上げることが出来ず、
山を出てどこか別の土地へ行ったといいます。


持ち上げようとして頑張った爪あとが残ってる石が
「鬼の爪跡石」として残されてます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充第十四弾。「うれいのまめ」さんです。

うれいのまめ 憂の豆

肥前の国の小城などにつたわるもの。

田んぼの「あぜ」に
大豆や小豆など豆類を植えたりすると、

その豆は必ずそのひとのお葬式に使う豆(うれいのまめ)に
なるから植えてはいけない、と言い伝えられてました。



そんなことがあるものか、

と言って豆を田んぼのあぜに植えた家の人が、
ぽっくり死んだ、といったようなはなしが
いくつか残されてたようです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充第十三弾。「なわまむし」さんです。

なわまむし 縄蝮

肥前などにつたわるもの。
伊万里あたりなどにはなしがあります。

むかし、弘法大師がみすぼらしいかっこうで
諸国をあるいてまわってたとき、
屋根をふく作業をしてる屋根屋さんたちの近くをさしかかったら、
屋根屋さん達が「ほーれ、坊さん、くちなわじゃーっ」と
縄(なわ)のきれはしを飛ばしてびっくりさせるいたずらを実行。

するとその後、その縄たちが本当のまむしになってしまって、
その村のあたりをうろうろうようよするようになってしまったソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充第十二弾。「つじまきかぜ」さんです。

つじまきかぜ 辻まき風

肥前につたわるもので、これにあたると
狐に憑かれたように行動がおかしくなってしまったり、
病気になってしまったりしてしまうといいます。

つばを3回ぺっぺっぺっと吐くおまじないをすれば
この風を負わないですむトカ。


「かぜ」や「きつねのかぜ」などに行き逢うのとおなじようなもの(魔性の風)
として言い伝えられてました。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
佐賀県補充はちょっぴり休憩、
今月の酉の日しばりの、二の酉、「ちんちんどり」さんです。

ちんちんどり ちんちん鳥

加計呂麻島につたわるもの。
大昔、毎年毎年正月に天から人間たちへ
若水を届ける役目をしてたという鳥。

この若水を正月にのむことで
大昔の人間たちは若返り、無限のいのちをもってたのですが、

ある年、若水を届けるとちゅう、
アハビラの木の上で休憩をしてたところを
からすに襲われたちんちん鳥が
若水をこぼして失くしてしまいました。

それ以後、人間たちには寿命というものが出来、
アハビラの木は不老不死になったといいます。



「アハビラ」というのは「さるすべり」のこと。
毎年樹皮がとれて入れ替わることから、
蛇や蟹の脱皮のように若返りの象徴と考えられてたそうです。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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