忍者ブログ
氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  
[331]  [332]  [333]  [334]  [335]  [336]  [337]  [338]  [339]  [340]  [341

きょうの「和漢百魅缶」へのアップは
実際にあった判例なのかは不明。「てんせいらふく」さんです。

てんせいらふく 転生蘿蔔

漢字でかくと「転生蘿蔔」
輪廻転生して蘿蔔(だいこん)になってしまったひと。

畜生道や地獄道に転生したくないので、
生前に殺生をひとつもせずに
だいこんばっかりを食べてたあるひとが、

「禽獣を喰いすぎた」とおなじような判決で
「だいこんを喰いすぎた」という審断を受けて
こんな姿になってしまったというたとえばなし。


毎日まっくらい土の中にしかおれず、
日々肥料をぶちかけられます。

PR
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
疫癘おさらば。「きんこうてんし」さんです。

きんこうてんし 金甲天使

漢字で書くと「金甲天使」です。ぴかぴか

金色のよろいかぶとに身を包んだ天帝のつかいで、
病気をまんえんさせる邪鬼たちをこらしめて、
特定の村で発生したりしてる流行りやまいを止めてくれたりします。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
 みみず界の吟ちゃん。「きゅういんぎん」さんです。

きゅういんぎん 蚯蚓吟

漢字で書けば「蚯蚓吟」

蚯蚓(みみず)にグサっと刺されたあと、
その傷が悪くなってしまうというもの。

傷のあとが腫れたり熱をもったりして、
やがて何百もの蚯蚓が鳴いてるかすかな音のようなもの
がして来るようになると重態になり、
死んでしまうといいます。


みみずが刺すってスタート時点がちょっと怖い。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
尽黒色。「こじゅきょじん」さんです。

こじゅきょじん 枯樹巨人

漢字で書くと「枯樹巨人」

むかし、江夏にあった官舎に
夜ごと夜ごとに現われたという巨大な巨人の妖怪。

これを見るとあまりの恐ろしさに
病気になって死んでしまうなどと言われてました。

これを退治しようと、現われた巨人を殴りつけたところ、
どさっと腕が枯れた枝になって落ちてたので、
官舎の北隅に生えてる大きな樹木が化けてたのだと知れ、
これを伐って燃やしたところ、もう妖怪は出なくなったソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ちょうかはんか。「とうしかい」さんです。

とうしかい 骰子怪

漢字で書くと「骰子怪」で
「骰子」は「さいころ」で、「長行局」(すごろく)にはなくてはならないもの。

むかし、東都にあったある空き家に出たという妖怪で、
目が21個あってそのうちの4つがひかってるという姿で
ちょうぎょうしかい」(長行子怪)のあいだ走り回ったりして
家の中に入ってきたりしたといいます。

この家を借りた張秀才が、その正体とたしかめようと
家の中を探したところ、壁の中にあったぼろいふくろから
古い骰子を見つけ、これが正体であったと知ったそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
たくさんのおなじかお。「ちょうぎょうしかい」さんです。

ちょうぎょうしかい 長行子怪

漢字で書けば「長行子怪」です。
「長行子」は「長行局」(すごろく…昔の盤すごろくのほう)に使う「こま」で、
黒と黄それぞれ15個ずつあります。

むかし、東都にあったある空き家に出たという妖怪。

身の丈も顔かたちもほとんど同じな
15人の道士と15人の僧侶の姿
でぞろぞろと「さいしかい」と共に家の中に入ってきたりしたといいます。

この家を借りた張秀才が、
その正体とたしかめようと家の中を探したところ、
壁の中にあったぼろいふくろから古い長行子を見つけ、
これが正体であったと知ったそうです。


「とうしかい」はどんなものか、
多分想像がついちゃうかも知れませんが……
そちらはみょうにち。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
あたまあたまあたま。「じょろく」さんです。

じょろく 如鹿

漢字で書けば「如鹿」、しかみたいなやつデス。
晋のころ、東陽の西寺に出たというふしぎなもの。
鹿のあたまだけのようなものだったといいます。

頭があるのですが、別にどこかしらかに穴があって
そこから頭がのぞいてるというわけではなく、
頭がポンとあったらしいです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
お城には爬虫類がつきもの。「きかじょう」さんです。

きかじょう 亀化城

秦の恵王のとき、成都城を建てようとしたのですが、
何度も何度も城が崩壊して完成できず困り果ててたところ、
大きな大きなかめが揚子江から上がってきて、
城のなわばりの東南隅でバタッと死んでしまったんだトカ。

さっそくうらないをさせてみると

「その大きな大きなかめの上に土を盛れ」

と出たので、さっそくそのとおりにしてみると、
成都城はこんどは無事に完成したので、
この大きな大きなかめのおかげだとなり、
別名を「亀化城」と呼ぶようになったソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
はしれはしれ乙女。「しゅんめふじん」さんです。

しゅんめふじん 駿馬婦人

ものすごく脚力のある質のいい駿馬ですが、
実はもともと人間の女性だったというもの。

むかし、燕の国にいたある女性は馬を見るのがとても好きで、
ずっと毎日馬を眺めてたらいつの間にか自身も馬になってしまっていて、
完全に馬になってしまった、というはなしがあります。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
どのお味が好きでッか。「しみぼく」さんです。

しみぼく 四味木

漢字で書くと「四味木」で、
祁連山に生えてるというふしぎな木。

この木の実は、ふしぎな実で切るときにつかう刃の素材によって
さまざまに味がかわるといわれてました。

竹の刃で切れば甘く、
鉄の刃で切れば苦く、
木の刃で切ればすっぱく、
芦の刃で切れば辛く、

そのフレーバーは増したそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
みずをよくのむ。「しんぎゅう」さんです。

しんぎゅう 神牛

牧牛山にすんでるという神牛。
山のてっぺんに住んでて、山のふもとにある99個の泉の水を
のみにおりてくるといいます。

『水経』によると
この牛がいるので山の名前を牧牛山、
泉を神牛泉とよんでたそうですが、
かなり昔に泉は地殻変動か何かで無くなって、
川にかわってしまったらしいです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぐるぐるコイン。「かいふうかんせん」さんです。

かいふうかんせん 回風巻銭

漢字で書くと「回風巻銭」となりやす。

銅銭がぐるぐるつむじ風のようなものに
巻かれながら空を飛んでくというもで、
地面に空いた穴などにしゅるーっと入っていってしまうといいます。

ある男が、これを見て穴に手を入れてみたところ、
何枚かの銅銭が拾えたりしたソウナ。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
妖界東西新聞

妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
妖怪マガジンYOMIMANDARA
月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA

文車堂版社妖改革宣言

新・妖怪党 部署一覧


 Logo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党




 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党

最新トラックバック
フリーエリア
© 2007-2024 Koorintei Hyousen

本ブログの内容、画像の無断転載、無断転用を禁じます。

忍者ブログ   [PR]