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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
台風は……検知するんですか? 「ふうぎょ」さんです。

ふうぎょ 風魚

西の海でとれるという魚で、風が吹いてくる方角を教えてくれるというもの。
乾し魚にしてぶらさげて置くと、風が吹いてくる方角に顔を向けて
こっちでっせ、と示してくれたんだトカ。

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
あー、キコエマスカ。「きくつう」さんです。

きくつう 鞠通

漢字で書くと「鞠通」という文字でありやす。

耳の近くにこれを置いておくと
聴こえない耳も聴こえるようになっちゃうという緑色のふしぎな虫。

桐や墨を食べるのが好きなんだそうで、
桐が材木につかわれてるからなのか、お琴の中から
この虫がぽろっと出て来た、みたいな話が残ってます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
こっそりシンガー。「きしょう」さんです。

きしょう 鬼唱

漢字で書くと「鬼唱」で、「鬼笑」は、またべつのものです。

ひとりで楽器などをひいてると、霊鬼がそれにあわせて
歌をうたって来たりするというもの。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
モーモーエンジンぢゃぞ。「せいぎゅうおう」さんです。

せいぎゅうおう 青牛嫗

漢字で書くと「青牛嫗」という字で、
大陸につたわる土地をまもってくれるめがみさま。
牛車などに乗ってるといいます。


むかし、あるひとが歩いてると
むこうから青牛のひっぱる牛車がゴロゴロゴロときたので
「おっと」と、脇にひかえてよけたのですが、
振り返ってみると、もうそこに牛車がかげもかたちもなかったので
「なんだったんだろう」と思ってほかの人に話してみたら
「それは、地祗が遊歩してたんじゃよ」といわれたよ
みたいなはなしがあるんだトサ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
むしくい無用にてそうろう。「ぎょせきし」さんです。

ぎょせきし 魚石子

隴州で採れることがあるというめずらしい石で、
これをはさんでおくと、本を食べちゃう害虫が
ふしぎと近寄らないちからがあると言われてました。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
スピードマックス音速です。「ひょうじょう」さんです。

ひょうじょう 剽堯

ものすごく素早い動きをして、ひとを害するという鬼。

漢字で書くと「剽堯」という感じなのですが、
「堯」の字は正しくは「鬼」偏がつきます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
びゅーんとぴょん。「ひと」さんです。

ひと 飛兎

飛んでるうさぎで、書いて字のごとし、「飛兎」さんです。
『山海経』の「飛鼠」(ひそ)の異伝として『初学記』に記されてるものです。

ぴゅーっとしっぽを使って空をとぶふしぎな兎。
天池山などにいると言われてました。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
お彼岸っぽく。「かんちゅうふじん」さんです。

かんちゅうふじん 棺中婦人

漢字で書くと「棺中婦人」、塚にうまってる死体が美女の姿になって、
生きてる人間のもとにやって来るというもので、
牡丹灯篭とかとは、またちょっと別のタイプのおはなしだす。

ある男が近頃遅刻が多し様子もおかしいので、
それを気にかけた同僚が理由をきいたところ、
ものすごい美女が毎晩やって来るのを語ったので、

「もしかして、それは妖怪かも知れない、たたっ斬るべきだ」

と言ったのですが、どうしても斬り殺すまではふんぎりがつかなかったので、
美女の肌に傷をつけて、次の朝その血のあとをたどったところ、

古い塚があって、その中の棺には、美女とおなじ服の遺体。
その後はパタリと美女はやって来なくなったソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
キレイなおべべがキラッキラ。「いちゅうかこう」さんです。

いちゅうかこう 衣中火光

漢字でかくと「衣中火光」、よんでそのまま見てそのごとし
着ている衣服が内側からぴかぴかっとふしぎなひかりを放ち出すというもの。

よくないことの前兆だといいます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
水の精たち監視するヨ。「せきさい」さんです。

せきさい 石犀

成都のちかくにある川の中に沈められてるという
五つの石で出来た犀(さい)で、水の怪をこれで封じてるんだトカ。

杜甫に「石犀行」って詩があったりもしますぜ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
うっかり食べちゃいけません。「けつだ」さんです。

けつだ 蕨蛇

漢字で書くと「蕨蛇」でありますこちらさんは、
山に生えてる蕨(わらび)をパキッと折って「ああ新鮮だ」と食べたら、
それがいつの間にか体の中でへびになっちゃって、
病気になってしまったというもの。

それが体の中から出てったら病気は治ったといいます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
はしる。はやいアルヨ。「ふうきゃくだ」さんです。

ふうきゃくだ 風脚駝

漢字でかくと「風脚駝」
西域(于闐国のあたり)にいるというふしぎな駱駝(らくだ)です。

鹿と駱駝のあいだに生まれるんだそうで、
風のように走ることが出来て、一日にシパパパパパパパ、と
700里も駈けることが出来るといいます。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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