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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
コロン、チャキン、「たからのあしだ」さんです。

たからのあしだ 宝足駄

陸奥の国の西津軽につたわるもの。
あるじいさんの家やって来た汚いなぞのおじさんが
お礼に置いていってくれたもので、
歯が一本の足駄の片っぽ。

これを履いてころんと転ぶと小判が1枚
ちゃきんと出てきたそうで、おじいさんは

「これはイイ」

と何度も転んで小判を山のように出します。

しかし、この足駄で転ぶと
体がだんだん小さくなっていくという副作用があるらしく、
小さくなったおじいさんはやがて
飛び出てきた小判に当たった衝撃で死んじゃったソウナ。

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
よっぱらいフルーツ。「がき」さんです。

がき 柿

むかし、ある酔たんぼうが道で倒れて死んでしまい、
それを見た旅の弘法大師がその男を餓鬼仏として埋めてあげました。

その後も村のひとたちが
餓鬼仏として供養をつづけてあげたところ、
埋めたところから木が生えてきて
それがおいしい実をつけるようになったので

「がき」の実と呼び、
それが「かき」になったんだソウナ。



備中の国などにつたわってるおはなしです。
なんで酔たんぼなひとからニョキニョキしたのかというと熟れた柿が
酔っ払いのにおい(熟柿臭)がしたりするあたりかららしいですぞ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
いわしこっ、いわしこっ、「いわしうり」さんです。

いわしうり 鰯売り

江戸の下谷にあった立花家のお屋敷にでたというもの。
真夜中になると屋敷の中でどこからか
鰯売りの呼び声がきこえてきたんじゃトカ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
あんぶれらー。「うつくしいかさ」さんです。

うつくしいかさ 美しい傘

壱岐につたわるもので、
川の岩の上などにキレイなからかさが
ポツンと落ちてるというもの。

拾おうとして近づいて手をのばしたりすると、
水の中から「かっぱ」が出て来て、
たちまち水底に引っぱられてしまうといいます。



河童たちにはよくある術の一ッで、
キレイなお花や「あかいきんちゃく」など、ほかの土地にも
似たようなものがいくつも見られます。

こんげつの「和漢百魅缶」はじまりのアップは
つよいです。「わにぐち」さんです。

わにぐち 鰐口

鰐口の精。です。
「鰐口」は寺院のお堂の軒先にさげてある鳴り物。
お参りするとき下げられた綱などを使って打ち鳴らします。


むかし、観音様のもとでどういう仕事をするかを
「仁王」と争い、ちからくらべの結果、鰐口が勝利して、
鰐口は観音様のすぐ前の番人、
仁王は境内の門の番人という仕事が決まったんだソウナ。

こんげつの「和漢百魅缶」千穐楽のアップは!
 いまもおりますとんごしとんごし。「とんごしばばあ」さんです。

とんごしばばあ とんごし婆

昨日はたべない、という精霊さんでしたから、
連想攻撃は、たべない→音だけでやっぱり食べられない。に進みました。
連想しばりも無事に満尾して、ほっとひと安心。

日向の国は高鍋の持田にある
「お崎のはな」と呼ばれる場所の水路に出たおばけ。

米や小豆などを「ごしごし」と洗ってる音をさせて来たと言います。

わるぐちなどを言うと、長い白髪をふりみだして
耳までさけた口をひらいておいかけて来たりもしたソウナ。



天草の「あぶらすまし」(油すまし)などと同じく、
「むかしここに出たんじゃ」という話をしてたら
「いまもおります」と現われたというはなしが残されてます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ごはん行方不明ミスト。「ケムラムカムイ」さんです。

ケムラムカムイ

昨日までいくつかたべものがつづいてましたので
連想攻撃はたべない方角へ進めてみました。

アイヌにつたわる飢饉の精霊で、
ひとに霧を吹きかけてくるといいます。

ケムラムカムイの霧をかけられると
たべもの(獲物のこと)が目に見えなくなってしまい、
ごはんを食べることが出来なくなったといいます。


「ケムラム」(ケマン)は「飢饉」という意味。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
あえあえあえもの。「おきく」さんです。

おきく お菊

昨日はこんにゃくなおかたでしたので、今日はそこからの連想攻撃
こんにゃく→(副菜)→あえもの と進めてみました。ちょっとキツイ。

おきくさんはお菊さんでも、お皿がどうこうのお菊さんではなくて、
こちらは道ばたであえものを売ってたお菊という娘さん。

駿河の国の庵原郡高橋村につたわるもので、
あるとき旅の武士にこのお菊さん、斬り殺されてしまい、
その霊が通行人にたたりをなしたソウナ。


かわいそうに思った村のひとたちが
於菊稲荷というのを建てて祀ったところ、たたりは止んだそうで、
それ以後はあえものを、わらつとに包んでお供えすれば
瘧(おこり)を治してくれるとして新しまれてたそうです。




あえものを売ってたところという意味で
「あいなんじょ」という呼び名もあったとか。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
製造過程オチ。「こんにゃくさん」さんです。

こんにゃくさん 蒟蒻さん

昨日は煮物がお得意な妖怪さんでしたので
連想攻撃は煮物に入ってるもの、というところからこんにゃくさんをアップです。

こちら、お寺参りに出掛けたいこんにゃくさんで、
瞽女さんたちのうたってた口説節(くどきぶし)などに中の
ストーリー仕立てじゃない、面白みを主とした歌の文句に出て来るもの。


うたの文句はこうじゃ。

これこれもうし蒟蒻さん
 あなたどちらへ行かしゃんす
わたしゃこれから寺参り
 お寺参りは止めなされ
あくで固めた身であれば
 浄土参りは出来やせぬ


2番(どっちが1番だか2番だかは知りませんが、同調の文句)には
お豆腐もいて、「これこれもうし豆腐さん」とはじまりますが
そっちは、また別の機会にアップしませう。ぺんぺこぺん。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぴちぴちじょわー。「こいにょうぼう」さんです。

こいにょうぼう 鯉女房

昨日は海のおさかなさんでしたので
連想攻撃は淡水へと進みました。

と、いうことで。こちら、鯉女房さんです
。鯉(こい)が人間の姿になって恩返しのために女房になってたというもの。

むかし、病気の母親が「鯉がたべたい」と言って苦しんでたので、
何とか魚屋から鯉をわけてもらったものの、家に帰る途中で
鯉が死にそうにぴくぴく動いてるのを見て池に放してやった男のもとに
見知らぬ旅の女がやって来て女房になりました。

その女房はとても煮物が得意でしたが、
ある日、男が煮物を作ってる様子をこっそり見てみると
女房が煮物の鍋におしっこをしてたのでびっくり。

見られたことを察した女房は
恩返しのために人間に変じてたことと、
自分の体の油を鍋に出しておいしくしてたことを明かし、
池に帰っていってしまいましたソウナ。


他にも鮒(ふな)とか鱸(すずき)とか鯛(たい)とかいろいろいますが
魚介なお嫁さんもののひとつで、はなしの流れはおなじですが
導入部の「鯉がたべたい」とおっかさんがいうあたりは、ちょっと唐土二十四孝な展開。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
シップ・ストップ。「こんぴらさまのさかな」さんです。

こんぴらさまのさかな 金毘羅様の魚

昨日はおじいさんふたりのはなしでしたので、そこからの
今日の連想攻撃はおばあさんふたりのおはなしから
らこんぴら様のおつかいだという大きな魚。

むかし、欲深い婆さんと心やさしい婆さんが
船でこんぴら様へお参りにゆく一行に加わって旅をしたとき、
船が突然海の上で全く進まなくなってしまいました。

この魚が船を押さえてたのが原因で、船頭が

「この船の中に心の汚いおひとがおるからだ」

と客の荷物を投げさせると、
欲深い婆さんのお金が山ほど入った胴巻を
パクリと食べて魚はどこかに泳いでいきました。



お参りから帰ってからしばらくして、
心やさしい婆さんが外で魚の料理をご馳走になると、
その魚がお参りのときに来てたこの魚で、
婆さんの皿に乗った魚の腹から出てきたお金を
貧しいひとたちに恵んで歩いたトサ。




船が魚によってあとにもさきにも動けなくなるのは、
「ふか」などに魅入られる話とおなじ展開のもの。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
パート2「すいつこうすいつこう」さんです。

すいつこうすいつこう 吸いつこう吸いつこう

昨日のなべのふたは森の中でいきなり出て来るのでしょうが
森の中での連想攻撃から、本日は声をかけてから来るかた。

森の中の道を歩いてると、どこからともなく
「吸いつこう吸いつこう」と声をかけてくるというもの。

あるおじいさんが、この声をきいて

「吸いつきるなら吸いつけ」

と言い返したところ、たからものやお菓子が
たくさん体に吸い寄って来ました。


そのはなしをきいた別のおじいさんが、同じ道へいってみると、


何も声がしません。


そこで「吸いつこう吸いつこう言わんか」と呶鳴ると

「吸いつこう吸いつこう」の声がしてきたので
返事をしてみると、ガサッと蛇や蛭や蜈蚣や蜂や
「みつめにゅうどう」が吸いついて来て
おじいさんをぷちゅぶちゅと喰ってしまったソウナ。




豊後臼杵などにつたわるもので「とっつこうひっつこう」などの仲間です。
対馬でも「すいつこうすいつこう」の声で登場してますが、
こっちの「すいつこうすいつこう」は、最後に悪いほうのおじいさんが
食べられちゃうのがポイント。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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