さすってもらうとダメージ。「まよう」さんです。
漢字で書くと「摩腰」で、日本っぽくいうと「こしこすり」?「こしさすり」?
むかし、程昌禹平国という武官が鼎州から帰る途中、
紫極宮というところに泊まったところ、
夜中に女性ふたりがいきなり眠ってるところに現われたので、
霊鬼だと感づいた程が「なにものだ」と問いかけますが、
ふたりはニコニコ笑ってるだけ。
そこで「ただ立ってるだけなら、余の腰でもさすれ!」と
強気に命じたところ、霊鬼ふたりはもみもみ。
いつの間にか眠りいってしまった程昌禹平国が
ハッと朝になったのに気づいて起きるとふたりは消えてましたが、
腰のあたりなど、ふたりがさすってたあたりは
みんな青黒く変色してて、じんじん痛くなってたんだソウナ。
『異聞総録』にあるはなしで、青黒くなってしまった箇所は
「累日而後復初」と書かれてて、幾日かたったらモトにもどったそうです。
あけないで。「みせてくれのおとこ」さんです。
安芸の国、山県郡の大朝などにつたわるもの。
むかし、お姫様が機(はた)を織ってると
「ちぃっとでもいいけぇ姿を見せてくれ」
と声をかけてきつづけたという若い男。
あまりにも「見せてくれ」を言いつづけてくるので
お姫様がほんのちょっぴり障子(しょうじ)をあけてあげると、
「きれいな姫さんじゃ、もちっと、もちっと見せてくれ」
とさらに言いつづけてきました。
だんだん、障子の開いてる幅を大きくされてしまって、
ついにはこの男がお姫様の部屋に入ってきてしまいましたが、
ちょうどそのとき屋敷の者がみんな帰ってきてこれを捕縛。
叩き殺して半分にちぎり、
蕎麦(そば)畑と茅(かや)の原に投げ捨てたので
この男の血が染みつき、それ以来、
蕎麦や茅の根元は赤くなったんだソウナ。
「うりこひめ」(瓜子姫)の話にでてくる天邪鬼が転訛したものだと考えられます。
おひさまカムバック。「そがどののたうえ」です。
2010年から、なぜか5月22日は田んぼに関するアップという
暗黙の香盤ルールになってますので、今年も。ライスフィールド。
上総の国につたわるもので、
5月6日には田植えをしてはいけないといわれたもの。
むかし、大友皇子が上総へのがれて来たときに
蘇我大炊(そがおおい)という豪族が美女たちを大量に集めて
田植えをする光景を御覧に入れたのですが、
植え終わらないうちに日が暮れだしてしまったので
扇をつかってお日様を招き戻したところ、
お日様が逆にのぼったのですが突然あたりが暗くなり、
大きな雷がズドン。
蘇我大炊を焼き殺してしまったといいます。
それが5月6日だったので、この日には田植えをしちゃいけない
と言われるようになったんだソウナ。
◆5月22日たんぼシリーズ
2013年 「そがどののたうえ」(蘇我殿の田植)
2012年 「よめがた」(嫁が田)
2011年 「じじいばばあいし」(爺婆石)
2010年 「ちわがいけ」(千把ヶ池)
本狸廿四孝。「みがわりだぬき」さんです。

伊予の国の温泉郡、重信の横河原にあった
二本松にすんでたたぬき。
むかし、病気の母親を看病してた清二郎(せいじろう)という息子がいて、
毎日このたぬきにあぶらあげをお供えするのも日課にしてました。
ある日、いきなり母親の病状がかわって死んでしまい、
清二郎はたいそう気を落としてしまいますが、
たぬきどんにあぶらあげは供えに行かねばと思い、
お供えに行ったところ、松の下でたぬきも死んでたので更にびっくり。
もっと悲しくなって家に帰ったのですが、
帰ってみると母親は元気に生きてたのでさらに増し増してびっくり。
たぬきが身がわりになって死んでたんだソウナ。
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
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